Facebook広告の広告フォーマット

松葉駿平

facebook広告では多種類のフォーマットが用意されています。作成する際、配信する広告内容やターゲットに適したフォーマットを選択できれば、アプローチ効果の上昇が期待できます。

フォーマットは10種類です。多種多様な情報を効果的に配信できるよう、いずれも考えられた形に整えられています。ターゲティング効果が高いfacebook広告配信プラットフォームだからこそ、最大限の効果を得るために適切な選択が推奨されます。

facebook広告の種類

10種類あるフォーマットは、配信する情報の内容やアプローチしたいファネル、ターゲティングしたオーディエンスによって使い分けると効果的です。

画像(バナー)

Facebook広告の中でも使用率が高いタイプのフォーマットです。1枚の画像の中にテキストを配置したデザインになっています。準備をするものが画像(カード)とテキストだけで良いという、比較的手軽な種類です。デバイスを用いたほぼすべてのプラットフォームで問題なく表示できるため、多くの企業が選択するフォーマットでもあります。

動画広告

文字通り、動画でアプローチするタイプのフォーマットです。ユーザーに対して動的なアプローチができるため、画像フォーマットよりも印象に残りやすいというメリットがあります。

また、動画はフィードだけではなく、インストリームやストーリーズでも表示が可能です。目にする機会が多くなることもメリットでしょう。

スライドショー

複数のカードをスライドショーとして表示し、アプローチするタイプのフォーマットです。動画同様、動的なアプローチが期待できます。使われるカードは3枚~10枚程度が一般的です。動画を作成するよりも手がかからないため、動画制作のハードルが高いときに向いているフォーマットです。

また、動画と比較すると、データ量を節約できるというメリットがあります。ユーザーによって異なる通信事情をカバーしやすく、再生時にストレスを与えずにアプローチすることが可能です。

カルーセル

カルーセルは、1つの広告エリアの中に複数の情報を表示するタイプのフォーマットです。表示される情報はカード、動画です。使用するカードや動画に、それぞれ異なったリンクへ遷移するボタンやコールトゥアクションボタンを設定できるため、複数の商品・サービスを同時に紹介したいときに適しています。

また、カルーセルのフォーマットには、高パフォーマンスのボタンを自動的に先頭位置に配置してくれる機能があります。パフォーマンスをより高くする可能性も提供してくれます。

キャンバス

キャンバスは、ユーザーのクリックアクションで効果を発揮するフォーマットです。モバイルでしか利用できないタイプのフォーマットのため、その他のデバイスに対しては注意が必要です。

ユーザーがカードや動画をクリックすると、フルスクリーンで別画面が立ち上がります。別画面にはアプローチしたい商品・サービスの情報をセットすることができます。

遷移後の別画面にある情報の豊富さに加え、キャンバスは読み込みが速く、画面遷移時にユーザーがストレスを感じにくいというメリットがあります。画面遷移時に時間がかかるとユーザーがその場で離脱することも数多いため、読み込みの速さは重要なポイントです。

コレクション

コレクションは、メインとなるビジュアルの下に商品カードを並べるタイプのフォーマットです。facebookなら4枚の商品カード、Instagramなら3枚を並べることができます。ユーザーが実際に画像を見て詳細な情報を受け取ることができるため、アプローチ力が高く、興味を持ってもらえる効果が期待できます。

コレクションのフォーマットは商品情報を4つ(Instagramなら3つ)用意する必要があります。商品やサービスの種類が多い会社に向いているフォーマットです。

ダイナミック

ダイナミックは、いわゆるカスタムオーディエンスに向けられたタイプのフォーマットです。カスタムオーディエンスが過去に広告出稿主のwebサイトを訪問したときのアクション情報が基になっています。

訪問時に興味を持ってクリックした商品やサービスの情報と類似性の高い情報を表示することにより、より関心を引く効果が期待できます。

コレクションのフォーマットと同様、事前に複数の商品情報をセットする必要があります。同時に、Facebookピクセルも設定しなくてはならないため、他のフォーマットよりも多少手間がかかることは理解しておくべきでしょう。

リード獲得

リード情報をユーザーから獲得するタイプのフォーマットです。facebookやInstagramのプラットフォームから外部に遷移せずに情報入力や送信が可能であることや、登録してある個人情報(氏名、住所など)を自動的に入力できるため、ユーザーの負担が少ないというメリットがあります。

ユーザーの負担が少なければ、情報からの離脱が少ないということに繋がります。効率的な集客に繋がる可能性を持っていると言えるでしょう。

また、リード獲得のフォーマットを利用して収集したリード情報は、CSVでダウンロードすることができます。カスタムオーディエンスのセグメント化のときに大いに役立つでしょう。

クーポン

販売促進で役に立つのがこのクーポンのフォーマットです。自社のクーポンをfacebook上で発行することができるタイプです。来店、通販問わず、来客効果が期待できます。

イベント

イベントのフォーマットは、文字通り、イベントの集客で効果を発揮するタイプのフォーマットです。イベントの認知度アップや参加者増加を目指したいときに向いています。

クリエイティブ時にイベント管理ページと広告の管理画面(ビジネスマネージャなど)で「この広告における成果目標」を選択します。この選択に基づいて、効果的な広告配置が自動的に行われます。

クリエイティブ時に気を付けること~画像やサイズに注意!

それぞれのフォーマットでは、クリエイティブのときに意識するべき注意点や規格があります。もともとデバイスによって表示環境が異なるため、規格外の表示がどうなるか分からないものです。情報配信の効果を上げるためには、注意点や規格をしっかりと守るべきでしょう。

画像(バナー)タイプ

まず、画像(バナー)内に表示するテキストについて意識します。テキストの分量は「画像内の20%以内におさめる」と覚えておくと良いでしょう。それ以上の分量になると、配信効果が下がってしまう傾向にあります。

画像外に表示されるテキスト、カードサイズにも注意が必要です。タイトルは25文字、説明文は90文字、カードサイズは1200×628が推奨されています。

動画タイプ

動画タイプのフォーマットで気を付けたいことは、動画サイズや再生時間、表示時のアスペクト比です。とくに、フィードとストーリーズでの推奨アスペクト比が異なっているため、出稿時には必ず確認しておくべきでしょう。

動画サイズは最大4GB、再生時間は最大240分が可能です。しかし、再生時間に関しては、Facebook側が「15秒以内が望ましい」という指針を出しているため、従っておいたほうが良いでしょう。

アスペクト比はストーリーズが9:16、フィードが16:9です。正方形や縦長で出稿することもできます。その際、正方形のアスペクト比は1:1、縦長は4:5です。

スライドショータイプ

スライドショータイプのフォーマットは、動画と比較するとそこまで難しい条件ではないと言えます。フォードとストーリーズも共通です。

動画ファイルの形式は「.mov」または「.mp4」に指定されています。画像アスペクト比は正方形が1:1、長方形が16:9、縦長は4:5です。

カルーセルタイプ

カルーセルタイプのフォーマットは、利用するカードが多い分、クリエイティブ時に気を付けるポイントがやや増えています。また、テキストの分量についても意識する必要があるでしょう。

カード数は1枚~10枚です。ストーリーズに表示する場合は3枚までとなります。アスペクト比は1:1、ストーリーズは9:16です。

カードのフォーマットはjpg、またはpngです。gifは推奨外とされているため、注意が必要です。また、カードの最大サイズは30MBとなっています。

動画の長さはフィードが最大60秒、ストーリーズは最大15秒です。その他の場所に表示する場合には最大で240分以内とされていますが、節度を持ったサイズを選択すると良いでしょう。

テキストは見出しが40文字、推奨が25文字です。説明文は90文字、推奨が30文字となっています。40文字、90文字でも構わないのですが、折り畳みになって「…もっと読む」が表示されます。

この時点で離脱するユーザーもいるため、折り畳みを前提とするのであれば、推奨の文字数に収めるか、アピールポイントを文頭に持って来るほうが良いでしょう。

キャンバスタイプ

キャンバスタイプはやや特殊です。フォーマットの構成が画像(バナー)タイプ、動画タイプ、カルーセルタイプの複合式になっていること、モバイルタイプでの表示のみとなることは意識しておきましょう。

クリエイティブ時に推奨されている項目は、用意するカードの最小幅についてです。横幅は400ピクセル、縦幅は150ピクセルです。このカードをアクションポイントとして画面の遷移が行われるため、魅力的な素材を用意すると良いでしょう。

コレクションタイプ

コレクションタイプもフォーマット構成が複合式になっています。画像、動画、スライドショーが組み合わせになったフォーマットです。注意点はそれぞれの項目で参照できます。

ダイナミックタイプ

ダイナミックタイプではカード、登録言語がポイントです。

カードサイズは500 ×500ピクセル以上が推奨されています。最低でも400×400ピクセルが必要です。アスペクト比は表示したいフォーマット形式によって異なっていますので、クリエイティブの都度、確認を行います。

また、ダイナミックタイプでは商品の登録が必要です。このとき、属性名が英語になっているため、まだ慣れていない人は戸惑うでしょう。時間がかかっても、1つ1つ正確に理解してから入力することをおすすめします。

リード獲得

リード獲得タイプは「インスタントフォーム」を作成します。このインスタントフォームを設置することにより、画面をfacebookの外へ遷移することなく、ユーザーリードを獲得できるようになります。

その際には、画像、動画、ダイナミックと様々なタイプのフォーマットを利用した画面表示が可能です。推奨される条件はそれぞれのタイプと同様となっていますので、都度の確認となります。

クーポン、イベントタイプ

いずれもカードや動画のクリックアクションを呼ぶ構成のフォーマットです。カード、動画のサイズは画像タイプ、動画タイプを参考にすると良いでしょう。

動画タイプ、スライドショータイプのときに必要な配慮

動画タイプ、スライドショータイプのクリエイティブで楽曲を使用するときには、必ず著作権を確認します。既存の曲のなかでも著作権があるもの、著作権フリーのものに分かれています。

著作権が必要な楽曲を無断で利用した場合、法的なペナルティーが発生します。また、Facebook側も確認次第、広告の削除を行います。

著作権は複雑な部分が多いため、大丈夫だと思っていても、意外なところで違反の判断を下されることがあります。最近では著作権フリー、商用利用が可能な音源を有料・無料で配布しているクリエイターも増えていますので、著作権に理解が浅いうちは、そのような楽曲を利用するのも賢い手段だと言えるでしょう。

目的に応じたフォーマットを選択する

目的に応じたフォーマットを使用することにより、オーディエンス設定やその他の細かいターゲティングを最大限に活かせるようになります。自社の商品やサービスがどのフォーマットでアピールするべきか、熟考の上で選択すると、成果の上昇に繋がるでしょう。

facebook広告配信プラットフォームは手軽に使えることが魅力の1つですが、最大限の効果を上げるためにはやはりクリエイティブの内容がものを言います。フォーマットを有効活用し、ぜひとも大きな成果を上げられるように努力したいものです。

事業会社でSaaSのWebマーケティングに1年間携わったのち、デジマールに入社。Tableau勉強中。趣味は料理。

松葉駿平

事業会社でSaaSのWebマーケティングに1年間携わったのち、デジマールに入社。Tableau勉強中。趣味は料理。

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