品質スコア
品質スコアとは、リスティング広告の品質を示す指標のことです。Yahoo!広告では、「品質インデックス」と呼ばれています。Google広告のヘルプには、
品質スコアは、広告やキーワード、ランディングページの品質を表す指標です。品質スコアが高くなるほど、入札単価を低くおさえつつ、広告掲載順位を上げることができます。
という記述があります。広告の掲載順位を決める、広告ランク(Yahoo!広告では、「オークションランク」)は、キーワードの入札単価と、広告の品質に基づいて決定されるので、広告の品質を確かめることができる「品質スコア」は、費用対効果を高めるために確認する必要があります。品質スコアは、登録しているキーワードごとに、1~10の10段階で評価されます。
Google広告ヘルプにもあったように、品質スコアは、広告やキーワード、ランディングページの品質によって決まります。
広告、キーワード、ランディングページの品質は、それぞれ、「推定クリック率」「広告の関連性」「ランディングページの利便性」という指標によって確認することができます。これらの指標は「平均より上」「平均的」「平均より下」の3段階で把握することができます。
推定クリック率
推定クリック率は、簡単に言えば、「登録したキーワードが検索されたときの、入稿している広告のクリックのされやすさ」を表します。単純な例でいえば、「スニーカー 通販」というキーワードを登録しているときに、広告文A「靴の通販|送料無料」よりも、広告文B「スニーカーの通販|送料無料」の方がクリックされやすく、推定クリック率が高まると考えられます。
推定クリック率が「平均より下」のステータスになっている場合、先ほど取り上げた例のように、広告文に登録しているキーワードを入れ込むことで、キーワードと広告文の親和性を高めることが考えられます。
広告の関連性
広告の関連性は、端的に言えば、登録しているキーワードと、入稿している広告との関連性です。キーワードが、広告で訴求している内容と乖離していると、広告の関連性は低くなります。例えば、「靴 通販」「スニーカー 通販」「パンプス 通販」というキーワードを登録しており、「スニーカーの通販|送料無料」という広告を入稿していた場合、靴やパンプスといった、スニーカーを探しているユーザーとは異なるユーザーが検索しそうな語句については、広告の関連性が低くなる可能性があります。
広告の関連性が「平均より下」のステータスになっている場合には、登録しているキーワードの見直しが必要です。具体的には、広告グループで訴求する内容を限定することで、専門性の高い広告グループを作成します。
先ほどの例でいえば、靴、スニーカー、パンプスの広告グループを分けることにより、各広告グループで訴求する商品カテゴリーを限定します。
ランディングページの利便性
ランディングページの利便性は、その名の通り、ランディングページがユーザーにとってどれだけ利便性が高いものかを示す指標です。Google広告のヘルプでは、ランディングページの利便性を決定する要素がいくつか紹介されています。
- 関連性が高く、有用で独創的なコンテンツを提供する
- ビジネスの透明性を確保し、サイトの信頼性を高める
- モバイルデバイスやパソコンで簡単に操作できるようにする
- ランディングページの読み込み時間を短縮する
- サイトを高速にする
ランディングページの内容においても、操作性や読み込み速度においても、ユーザーにとって使いやすいページを作ることが推奨されています。
詳細な改善方法や、確認すべき項目は、Google広告ヘルプに掲載されています。