広告ランク
広告ランクは、端的に言えば、「広告の掲載順位を決めるために用いる指標」のことです。広告ランクはGoogle広告における呼び名で、Yahoo!広告では、「オークションランク」と呼ばれています。Google広告では、広告ランク、Yahoo!広告では、オークションランクを用いたオークション形式によって掲載順位が決定します。
Google広告の広告ランクについては、その決定方法が以下のように記述されています。
広告ランクは入札単価、オークション時の広告の品質(推定クリック率、広告の関連性、ランディングページの利便性など)、広告ランクの下限値、オークションにおける競争力、ユーザーが検索に至った背景(ユーザーの所在地、デバイス、検索時間、検索語句の性質、ページに表示されるその他の広告と検索結果、その他のユーザーシグナルと属性)、および広告表示オプションなどの広告フォーマットの見込み効果を使って算出します。
Yahoo!広告のオークションランクについては、その決定方法が以下のように記述されています。
- 広告グループやキーワードに設定した入札価格
- 「広告の品質」
- 推定クリック率
当該広告(タイトル・説明文)がどれだけクリックされうるかという推定の値です。広告の過去のクリック数やインプレッション数の影響を受けます。- 表示URLの過去のクリック率
その表示URLがどれだけクリックされたかという実績値です。- 広告文と検索クエリーの関連性
- 広告が掲載された地域別の掲載実績(アカウント全体)
- インターネットユーザーの検索クエリー
- 各種デバイス(PC、スマートフォン、タブレット)での広告の掲載実績 など
Google広告、Yahoo!広告、どちらにおいても、キーワードの入札単価と、広告の品質が広告ランクないしオークションランクに影響を与えていることが分かります。
リスティング広告では、世間一般の「オークション」のように、入札単価を上げることで掲載順位の向上を見込めます。一方で、広告の品質を向上させることでむやみに入札単価を上げることなく広告ランクを向上させ、オークションを有利に進めることが可能になります。
Google広告では、その広告の品質を測る指標として「品質スコア」、Yahoo!広告では、「品質インデックス」が準備されています。