フリークエンシー
フリークエンシーは、直訳すると、「頻度」という意味です。デジタルマーケティングにおいては、「広告が1ユーザーに対して表示された回数」という意味で用いられています。商品やサービスの浸透を目標とする場合、フリークエンシーがどれだけ高いかが重要な指標となります。
一方で、広告表示回数があまりにも多いと広告そのものに嫌悪感を持たれる可能性もあるため、同一の広告が同じユーザーに表示されすぎていないかを確かめる指標でもあります。
フリークエンシーは以下の式で計算が可能です。
フリークエンシー=広告の総表示回数÷広告が表示されたユーザー数
Google広告の場合、フリークエンシーの設定で用いる「広告が表示されたユーザー数」は、データの入手可能性の問題のために、広告が表示された「ユニークユーザー数」ではなく、広告が表示された「Cookie数」で計算されます。
異なるデバイスを1人のユーザーが用いて、デバイスごとにCookie、すなわちブラウザが異なる場合に、Cookie数>ユニークユーザー数となるため、確実なユニークユーザーの数値からは乖離します。また、Cookieを使用していないユーザーもいるため、Googleは、そのようなユーザーを統計的に推計し、広告が表示されたユーザー数に加算しています。
改めてGoogle広告におけるフリークエンシーを式で表すと、
フリークエンシー=広告の総表示回数÷(広告が表示されたCookie数+広告が表示されたCookieを利用していないブラウザの推定数)
ということになります。Google広告のディスプレイキャンペーンにおいては、
- 広告
- 広告グループ
- キャンペーン
のいずれかの単位で、1日、1週間、1か月単位のフリークエンシーの上限、「フリークエンシーキャップ」を設定することができます。デフォルトでは、Google広告推奨の表示頻度で最適化されます。