プロファイリングとは?
プロファイリングとは、断片的な情報から、対象の全体像や特徴を推測することを指します。
犯罪捜査では、犯人像を絞り込み効率的に捜査を行うために、犯罪現場の状況、犯行の手口、被害者の特徴といった客観的な事実やデータをもとに、犯人の年齢、性別、職業、性格、住んでいる場所などを推測します。
プロファイリングは犯罪捜査等でよく耳にする言葉ですが、マーケティングにおいてもしばしば用いられています。「消費者プロファイリング」や「カスタマープロファイリング」などのような使われ方をすることが多いです。
マーケティングにおいて使用される場合、消費者や顧客の行動や特徴などの特性を明らかにするために用いられます。
また、自社の商品やサービスの潜在的な顧客に関する仮説を立てる際にも有用です。今後売れそうな商品を予想するのにも用いられます。
実際にプロファイリングを行う際は、ターゲットとなるユーザーについて、消費者調査などの他の指標と併せて分析を行います。たとえば、どんなテレビ番組をよく見ているのか、好んで読む雑誌や本は何か、また、生活スタイルからどんな消費行動が予想できるか、などといった分析です。
プロファイリングとは、もともとは犯罪捜査において、限られた人材や資金を有効に活用するために用いられてきた手法です。同様に、マーケティングでも限られたリソースを有効活用するために用いられます。
プロファイリングによってターゲットとなるユーザーの特性が明らかになれば、広告を運用するにしても、どのような媒体でどんなメッセージを投げかけるかといったことが具体的になります。プロモーションやマーケティング戦略等を効果的に構築することができるため、費用対効果の面でも有用です。
プロファイリングの活用事例
マーケティングでプロファイリングを活用して大きな成果を上げた事例に、レンタルビデオ・DVDで有名なT社の例があります。同社では、顧客アンケートの結果から、顧客を8つに区分しました。
その8つの区分とは、ハリウッドの大作が好きな層、アクションを好む層、何でも幅広く見る層、ラブストーリーやドラマを好む層、ホラーが好きな層、ミニシアター系を好む層に加え、世間や流行に追従する層と映画に関心を示さない層です。
これらの区分に分類される各ユーザーは、当然ながら、求める作品もそれぞれ異なります。そこで、それぞれに応じて適切なメッセージを送ることで、同社はマーケティングの効果を高めたのでした。
まとめ
犯罪捜査と同じく、マーケティングにおいてもターゲットを正確に特定し、その特性をきっちり押さえた上で戦略を練ることが大切です。プロファイリングはそういう場合に活用される手法で、ユーザーの動向を把握するだけでなく、今後売れそうな商品を予測する際などにも利用されています。
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