マンダラチャートとは
マンダラチャートの概要
マンダラチャートとは、マス目で構成されている目標達成のフレームワークです。
(「マンダラチャート」は一般社団法人マンダラチャート協会の登録商標です。)
目標を達成するために、必要な要素やアイデアを書き出すことで思考を整理することが出来ます。
マンダラチャートには2種類あり、3×3のマスで構成されるシンプルなA型チャートと、上のような9×9の81マスで構成される複雑なB型チャートが存在します。
A型チャートは9マスしかないため、「オフィスをを綺麗にする」というような簡単なテーマが適切であり、
B型チャートではA型チャートからもう一段階関連したアイデアを出せるためじっくりと説明・分析を行うのに最適です。
そして、マンダラチャートのメリットとして作り方がとてもシンプルで誰でもすぐに作成して実践できるという点があります。
部署や企業全体で利用することもできますし、個人として行うこともできるのが特徴です。
また、ビジネスだけに留まらず、勉強や日常生活での課題解決・目標達成などにも使えるので覚えておいて損はありません。
81マスのマンダラチャートの作成方法
A型マンダラチャートは容易に作成できるので、複雑なB型マンダラチャートについて解説します。
(1)まず、縦9つ、横9つの合計81つのマスを作ります。
(2)そして、フレームの中心に最終的に成し遂げたい目標を書き込みます。
(3)そこで、それを取り囲むように周囲の8つのマスに、関連する要素や目標達成のために行わなければならない行動などを記載していきます。
(4)その8個のマスを取り囲む、1行離れた8個の離れたマスに掘り下げた目標を書きます
(5)他のマスに掘り下げた要素を記入し完成です。
こうしてマンダラチャートを作ることで、
「最終的なゴールは何かがはっきりとなり、それに到達するためにしなければならない要素を理解すること」
が可能になります。
(補足)マンダラチャートの由来
マンダラチャートと呼ばれる理由は、仏教の曼荼羅(まんだら)に似ているからです。
密教(仏教の中の一部)の世界を表したものが曼荼羅です。
この曼荼羅の細かい絵のようにマス目を埋めていくところから、マンダラチャートという名前が用いられています・
写真元:Discoverjapan|おさえておきたい曼荼羅の基本
マンダラチャートの活用事例【MLBの大谷翔平選手】
大谷翔平選手はメジャーリーガーとして新人王を獲得するなど、野球界において大活躍されていますが、高校1年生のときにこのマンダラチャートを作成したとされています。
高校の野球部の監督からこのシートについて教えてもらい、「8球団でドラフト1位」という目標をマンダラチャートの真ん中に目標として設定されました。
- 大谷翔平選手の実際のマンダラチャート
まとめ
マンダラチャートは、目標を成し遂げるために必要な項目を可視化するフレームワークのことです。
このように、とてもシンプルですぐにできますので、実行しやすいのがメリットです。ビジネスにおける事業計画・課題解決だけでなく、勉強や日常生活での目標達成にも用いてみましょう。
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