アトリビューションモデルとは?
アトリビューションモデルは「間接効果」と呼ばれるもので、どのようなルートで成果まで結びついているかを分析するための手法です。オンラインマーケティングでは、ネット広告やSEO、相互リンク、SNSなど多様な流入チャンネルがあります。また、中にはチラシや名刺、雑誌などから直接アクセスしてくるケースもあります。アトリビューションモデルでは、成果が出たアクセスが、どの施策から来ているのかを判定します。
この分析をすることによって、それぞれの広告や施策の貢献度がどのくらいあるかを知ることができます。貢献度が分かると、より注力すべき媒体や逆に切ってしまった方が良いルートなどを見極めることができます。具体的には、それぞれの媒体でどのくらいの成果があがっているか、そしてそれぞれの媒体にかかっているコストを比較します。その後、どのようなバランスで広告費を投入していくかを決めていくことになります。その際には、特定の媒体に集中的にコストを投入するのか、様々な媒体に平均的に投入するのかなどなど、それぞれの企業で戦略を立てていくことになります。
アトリビューションモデルの活用事例
アトリビューションモデルを有効に活用している例としては、Googleのネット広告があります。Googleには様々な分析機能があって、特にGoogleアナリティクスではアトリビューション分析ができるようになっています。そのため、Googleでは、複数出稿されているネット広告のそれぞれの成果や費用、アクセス数などを一目で確認できるようにしています。しかも、SNSや検索エンジンなど、広告以外の媒体からの流入についても、全体的な分析ができるというのもメリットとなっています。
こうした機能を使って、アフィリエイターが活用している事例が多いです。それぞれのネット広告の内容によって費用の差を見極め、成果率が低いものをカットしていきます。そして、効果が出ている広告にさらに資金を投入して効率を高めていっています。こうすることで、利益率が上がって効率の良いマーケティングができるようになっています。
まとめ
アトリビューションモデルは、現在使用している広告の媒体やマーケティング施策を、費用対効果によって分類していくものです。その後、マーケティング戦略によって費用をどのようなバランスで投入しているかを決めていくことができます。