ペンギンアップデートとパンダアップデートとは?

Webマーケティング、とりわけSEO対策を担当している方にとって必ず知っておかなければならない用語といえるのが「ペンギンアップデート」と「パンダアップデート」です。なにやらかわいい印象がつきまとうネーミングですが、検索エンジンの上位表示対策などSEOにおけるペナルティとかかわってくる非常に重要な用語です。

SEO対策においては、いかに特定のキーワードで検索されたときに上位表示されるかが重要なポイントとなってきます。そのためキーワードの選定はもちろん、サイトやページ内に使用するキーワードの数、あるいは使用する画像などでいろいろな工夫を施すことになります。しかしそのやり方に問題がある場合、検索エンジンからふさわしくないサイトとしてペナルティが課せられてしまうことになります。そしてこのペナルティをもたらす検索エンジンのアップデートの代表格がペンギンアップデートとパンダアップデートなのです。

この2つのアップデートはどちらもGoogleのガイドラインで定められている項目に提唱することでサイトに対してペナルティを科すためのものです。SEO対策では、ページの背景にキーワードを多数ちりばめるといったユーザーの利便性を無視した手法に対して、スパムと判断されて検索エンジンから外されるといったペナルティが科せられることがあります。こうしたふさわしくない対策が施されたサイト・ページを排除することでGoogleは検索エンジンとしての質を保っているわけです。

ペンギンアップデートとパンダアップデートの違い

ペンギンアップデートの方は先述したようにスパムと判断されるようなふさわしくないSEO対策を施しているサイトや、品質の低い被リンクを抱えているサイト・ページを、ペナルティの対象とするためのアップデートです。

それに対してパンダアップデートは、他者のコンテンツを流用したページなど、利用者にとって価値の低いウェブサイトの順位を下げ、専門性が高く、独自性のあるウェブサイトの順位を上げるよう改善を図るアップデートです。つまりパンダアップデートの場合、正しい形でSEO対策を行っていても、検索エンジンの表示順位にふさわしいサイトのクオリティを備えていないとペナルティの対象になってしまうわけです。

まとめ

小手先だけのSEOではかえってサイトや企業の評価が下がってしまうだけでなく、ペナルティを科されてしまう恐れがあります。あくまで読み手の視点に立ったWebマーケティングが求められていることをこの2つのアップデートは物語っています。