1.SNS広告とは?

SNS広告とは、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(Social Networking Service)を使ったマーケティング戦略です。SNSにおいては、ユーザーはそれぞれ年齢や趣味などのプロフィールを作成するため、そうしたプロフィールを使って特定のターゲット層を絞り込んだマーケティング事業展開が可能です。

SNS広告とよく似たものに、Web広告があります。Web広告では、SNS広告のように特定のユーザー層を絞り込んだり、プロフィールに合わせて広告を出すことができません。Webサイトの管理者がどの広告を掲載するかを自由に選ぶことができるので、必ずしもユーザーのニーズに合っているとは限りません。

しかし、SNS広告ではそうしたリスクを軽減できるため、より自社の商品を見てもらえるユーザーに対してマーケティング活動ができます。

2.SNS広告の種類

SNSにはたくさんのアプリがあり、それぞれに複数種類の広告タイプがあります。そのため、まずはどのSNSに広告を出すのかを決めることから始めましょう。SNSによって、それぞれ利用しているユーザーの数や層が異なります。

アプリごとにユーザーのどんな情報がプロフィールとして管理されているかも異なるため、SNS広告を付ける際には、各アプリの特徴や広告の種類を理解することがとても大切です。

複数のSNSに対して同じ広告を掲載することも可能で、クロスマーケティングを行うことによって、よりたくさんのユーザーに視聴してもらえます。同じユーザーが別のSNSでも同じ広告を見ることで、刷り込み効果も期待できます。

SNS広告の種類をいくつかご紹介しましょう。例えば、動画系サイトの場合には、動画の途中に挿入される広告が多いです。

こうした広告には、興味がなければユーザーが途中でスキップできるインストリームタイプ、スキップできないけれどもともと短くまとめられているバンパータイプ、またSNSのトップページに表示されるタイプなどがあります。

各ユーザーがプロフィールを作成して動画や画像などを共有するタイプのSNSでは、広告のスタイルが若干異なります。表示する広告は、ユーザーがアップロードする画像や動画と関連付けるのではなく、各ユーザーのプロフィールに合わせて選出します。

また、画像や動画の他には、一つの広告内に画像や動画をコラボさせるカルーセルタイプ、スライドショーを作成してストーリー性を出せるタイプなどがあります。

3.SNS広告のメリット

SNS広告には、たくさんのメリットがあります。1つ目は、宣伝したい商品やサービスの対象ターゲット層をピンポイントで見つけることができるため、訴求効果が高いという点があります。ユーザーのプロフィールやユーザー自身が興味を持って視聴している動画などに対して広告をつけるため、宣伝効果や費用対効果は高くなります。

2つ目は、リアルタイムな広告によって視聴率が上がるという点があります。一般ユーザーがリアルタイムに投稿するタイムラインに広告を掲載できるため、ユーザーへの露出度は高く、視聴される可能性もアップします。ユーザーがSNSを楽しんでいるタイミングで広告が出ると、より視聴してもらえる可能性は高くなります。

3つ目は、「いいね」とか「フォロー」などは必要なく、プロフィールの条件に合うユーザーに対して、広く広告活動ができるという点です。SNS広告というマーケティング活用は、SNSを運用するという行為とは異なるため、視聴者のリアクションを気にする必要がありません。

4.SNS広告のデメリット

SNS広告のデメリットは、こまめな運用と戦略が必要だという点があります。SNS広告は、投稿した時の訴求率は高いのですが、時間が経過してもそのままだとユーザーは見に来てはくれませんし、出しっぱなしの放置広告となってしまうでしょう。集客率が低いだけでなく、費用がかさむ結果になりかねません。

効率的にユーザーに広告を視聴してもらうためには、広告チューニング戦略を行い、これからどのように改善するのかを常に考える必要があります。これはPDCAサイクルと呼ばれるもので、改善しながら常に新鮮な広告を出すという作業です。

慣れないうちは上手くいかずに、費用対効果が良くない結果になるかもしれません。自社で上手くできない場合には、PDCAサイクルを回してもらえるサービスがあるので利用するのも良いでしょう。

5.SNS広告の注意点

SNS広告においては、それぞれのSNSアプリごとに、出す広告の種類や特長、メリットやデメリットなどが異なります。そのため、広告を出す商品やサービスのターゲット層を細かく絞り込み、どのSNSのどんなタイプの広告が最も効果的なのかを見極めた上で、マーケティングを行うことが大切です。目的に合わせて、複数のSNSを使い分けることも検討すると良いでしょう。

また、PDCAサイクル管理を業者に依頼する際には、業者の強みや得意な業種・分野を調べた上で、依頼することが必要です。


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