1:SNS広告とは?

ソーシャルネットワーキングサービスを利用して商品やサービスを宣伝することをSNS広告といいます。SNSは拡散性が強いという特性を持っているので、マーケティング戦略の一手として広く使われており、その方法は様々でやり方もそれぞれです。

効果的なSNS広告を用意するには目的やメリット、方法についてよく理解して使う必要があるでしょう。

2:SNS広告の目的

SNS広告は、登録されているユーザー情報に合わせて広告を配信することが可能です。自社サービスや製品を利用してもらい、顧客としたいユーザーに対してピンポイントで広告を届けることができます。

つまり、明確になっている対象に適したタイミングで確実にアプローチすることが、SNS広告の目的といえるでしょう。

3:SNS広告のメリット

精度の高いターゲティングを実現できることは大きなメリットでしょう。他の方法と比較すると、SNS広告は狙ったターゲットに自社の広告を効率よく届けることができるのです。

例えば、自社サービスのターゲットが30代独身の男性会社員であるとします。すると、ターゲット条件に該当する人のSNSアカウントのみに広告を表示するといったやり方を実現できます。

拡散力が高いというSNSの特徴を利用して、よりたくさんのユーザーにリーチするきっかけが作れるのもSNS広告ならではのメリットです。製品やサービスを広く宣伝するという戦略を掲げているのであれば、SNSは大変効果的な媒体となるでしょう。

Facebook広告

Facebookは2006年に公開されたSNSで、24億人を超える世界中のユーザーに利用されています。日本では2,500万人以上のアクティブユーザーが存在します。つまりFacebook広告を使えば、何十億単位のユーザーに対して製品やサービスを宣伝することができるのです。

Facebook広告のターゲティング精度の高さには定評があるので、対象としたいユーザーに効率よく広告を届けることができます。

Instagram広告

Instagram広告はFacebook広告を介して、Instagram上に広告を出すという仕組みになっています。Instagramは20代女性のユーザーを中心に人気のあるSNSなので、このユーザー層にアプローチしたいのであれば利用する価値は大いにあるでしょう。

Instagram広告はユーザーのフィード、ストーリーズと発見タブに掲載されます。この広告の課金体系は4種類で、1,000回表示されるごとに課金されるCPM、クリック毎に課金されるCPC、広告を経由してアプリがダウンロードされると課金されるCPI、動画広告のみに適用され視聴される度に課金が生じるCPVがあります。

Twitter広告

Twitterは日本国内に4,000万人以上のユーザーがいます。このユーザー数は世界的に見ると、アメリカに次いで2番目に多い規模です。そのためTwitterに広告を出すことは、国内でのマーケティング戦略を立てる上で重要な要素となります。

Twitterユーザーは10~20代の若者が多く、Twitterユーザー間で興味のある情報や自分が気に入ったツイートを他ユーザーとシェアすることによって、情報の拡散が起こりやすくなるという特徴を持っています。

この2次拡散の特徴を活用してTwitter広告を出すことによって、ターゲット層のさらなる潜在顧客に低コストでアプローチできるのです。

LINE広告

数多くあるSNSの中でも、身近なコミュニケーションツールとして多くの人から支持されているのがLINEです。2019年7月に実施された調査によると、LINE利用者のうち、約40%がSNSの利用はLINEのみと回答しました。つまりLINE広告では、他のSNS広告でリーチできないユーザーに対してアプローチができるというわけです。

また、少額からスタートできる手軽さも魅力になっています。費用は2種類の課金タイプで構成されており、一つは、ユーザーによって広告がクリックされ、ページがリンク先に遷移すると行金が発生するクリック課金タイプで、もう一つはインプレッション課金タイプです。

これはスマホの画面で広告動画が100%表示されるごとに料金が発生する課金システムになります。申込から掲載までをオンラインで完結できるシンプルなやり方も近年人気を集めている理由のひとつでしょう。

4:SNS広告の注意点

低コストで世界中にいる非常に多くのユーザーにアプローチできるのがSNS広告の特徴です。しかしながら、的確なアプローチと広告運用のノウハウを持ち合わせていないと、この特徴がデメリットになることもあり、漠然とした内容の効果の薄い広告となる可能性があります。

だからこそアプローチしたいユーザー層を明確にして、そのユーザー層の中でもより多くの人に広告を見てもらえそうなSNSを見定める必要があります。広告の提供方法はSNSサービスごとに異なり、課金システムも様々です。SNS広告を専門にする代理店もあるので、専門業者に依頼するのも失敗しないための一つのやり方でしょう。

5:SNS広告の成功事例

大型アウトレットモールの「マリノアシティ福岡」は、一年の中の特定の月にSNS広告の一つであるLINE広告を活用しました。目的はLINE公式アカウントの友だち獲得でした。新規の友だち追加をしたうえで来館すると、お買物券500円分プレゼントという内容の広告を出したのです。

すると、約3,500人の新規友だちを獲得でき、お買物券の引き換えは約1,000件という結果で、大きな集客効果を上げることができました。

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