バリューチェーンとは?

宮平凌和

バリューチェーンとは?

バリューチェーンは、経営学者のマイケル・ポーター氏が提唱したもので、「競争優位の戦略」のことを指します。

企業が原材料を調達してから開発製造を行い、最終的に商品やサービスが消費者に届くまでの企業活動を、一連の価値が連鎖すると考えるフレームワークとして確立されています。

バリューチェーンを分析することは、コストのかかり方を分析することにもつながります。その結果、利益を高めるための戦略方法が見えやすくなるというメリットが期待できます。

また、どんな価値がどこで生み出されるかという点を分析することで、競争力を高める着眼点を得ることにもつながります。さらに、どの企業の商品・サービスにもバリューチェーンは存在するため、他社と比較することによって、自社製品の強みや弱みを把握できるというメリットも期待できます。

バリューチェーンの活用事例

バリューチェーンは、コスト分析の際によく用いられます。

例えばペットボトルの飲料水では、ボトル1本の販売価格が100円程度でなければいけず、その中でも利益が出る必要があります。コスト分析では、販売価格のうち原料費が約20円程度、PET容器が17円程度、人件費や物流費が40円、リサイクル費用が1円、そして小売り利益が18円程度となります。

バリューチェーンのコスト分析を行い、どこでどのぐらいのコストがかかるのかを把握すれば、利益がどのぐらい出るかが分かりますし、コスト削減を含めた調整が可能となります。

競争力を高める目的でバリューチェーンを活用する事例もあります。

例えばスターバックスでは、他ブランドよりも高品質の原料を仕入れることによって他店との差別化を図っています。しかし、それだけでは十分な競争力とはいけません。店舗の雰囲気やイメージ、居心地なども高めたほうが、競争力強化につながります。

そうした競争力を強化するためにかかるコストを商品に少し上乗せすることで、「スターバックスは居心地が最高で最高のコーヒーを楽しめる店」というイメージを定着させられるのです。

まとめ

バリューチェーンとは、自社製品の製造過程を詳しく分析することによって、コストを分析したり、競争力を高めるための戦略方法を見いだそうという考え方です。

分析するだけで対策方法が分かるわけではありませんが、自社製品の強みと弱みを知ることで、競合他社との競争方法を見極めるヒントを得られるでしょう。

慶應義塾大学経済学部在籍。Webマーケティングのインターンを経て、デジマールに入社。I am grateful for all peole to whom I am related. I wouldn't be here were it not for them.

宮平凌和

慶應義塾大学経済学部在籍。Webマーケティングのインターンを経て、デジマールに入社。I am grateful for all peole to whom I am related. I wouldn't be here were it not for them.

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