ソーシャルマーケティングとは?マーケティングの基礎知識

1.ソーシャルマーケティングとは?

ソーシャルマーケティングとは、社会的な問題の解決を目的とした、マーケティングの考え方を活用するスタイルです。アメリカの経営学者であるコトラーが提唱した概念です。1960年代にアメリカで起きた消費者運動をきっかけにして、1980年代に提唱されました。

従来のマーケティングは顧客志向でした。一方ソーシャルマーケティングは、社会志向であるところが大きな違いです。

具体的には、企業が社会貢献を示すための広報活動を行う行政機関やNGOが活動するにあたって、従来のマーケティング手法を用いることです。顧客志向では顧客のニーズを見極めてそれに合った商品やサービスを購入するためのマーケティングでした。

一方ソーシャルマーケティングは、社会の求める考え方や理念、行動指針の認知度を高めて、一般に広く浸透させることを目的にしたマーケティングといえます。自分だけが幸せになるのではなく、社会全体が幸せになるにはどうすればいいか、それをベースにしたマーケティング活動です。

2.ソーシャルマーケティングのメリット

ソーシャルマーケティングを展開することで、競争力の強化につなげられるのはメリットといえます。CSR活動に積極的なことが認知されれば企業価値が高まり、その優位性が競争力の強化につながります。

特にこの手の活動をしていると、消費者に好感される傾向が見られます。特にB to Cビジネスを展開している企業にとっては大きなプラスになるでしょう。

消費者だけでなく、投資家に対する競争力強化につなげられるのもメリットです。株主総会ではCSRに関する質問や提案がよく出るようになったといわれています。CSR活動に積極的であれば、株主の理解を得られ、安定株主の確保につなげられます。株価や経営環境の安定にもつなげられるわけです。

またあまり知られていないことかもしれませんが、保険効果のあるのもソーシャルマーケティングのメリットの一つです。以前アメリカで大規模な暴動が起こりましたが、とあるファストフード店はその被害には遭いませんでした。

なぜならこのファストフード店は当時から社会貢献活動に積極的で、市民から高く評価されていたためです。因果応報の効果が見込めるのも隠れたメリットといえます。

3.ソーシャルマーケティングの注意点

ソーシャルマーケティングの注意点として、実際に導入したことで目に見える効果がなかなか出てこない点が挙げられます。ソーシャルマーケティングは社会貢献という意味合いがありますが、どの程度個別の企業が貢献しているかなかなか見えません。

また社会的貢献活動は、ビジネスに直接の利益をもたらさないところも課題といえます。ソーシャルマーケティングと4Pに代表されるような企業の収益や、CSVなどとのバランスをどうとるかも問題になってくるでしょう。

ソーシャルマーケティングと一言で言いますが、その範囲は多岐にわたります。例えば3Rと言いますがReuse・Reduce・Recycleに配慮した研究開発、社内で取り扱われる化学物質のマネジメント、CO2排出量削減、環境会計の導入、収益の一部をNGOに寄付するなど多岐にわたります。

ソーシャルマーケティングを導入するのなら、具体的にどの部分にターゲットを絞って運営していくか、手順をどうするか、慎重に検討する必要があります。

4.ソーシャルマーケティングの成功事例

ソーシャルマーケティングを導入した企業も見られます。例えば日本の大手写真メーカーでは、環境保全に積極的に取り組んでいます。写真のフィルムを製造するにあたって、正常な水と空気が大量に必要になります。

そこできれいな水と空気を維持するために、環境対策に積極的な姿勢を見せています。そのほかにもスマホ時代の写真店を運営するなど、新しい写真の楽しみ方を消費者に提供しています。

またとあるタイヤメーカーでは、交通安全プロジェクトを海外で行うことでソーシャルマーケティングを展開しています。自動車があると利便性は高まりますが、一方で交通事故リスクはどうしても高まります。そこで子供たちに交通安全教育を施すことで、安心安全な生活環境の整備に貢献しています。

通信メーカーでは、タブレット体験教室を開催することでソーシャルマーケティングを進めています。東日本大震災で甚大な被害の出た東北地方の復興支援として、体験教室を立ち上げました。体験教室を通じて、コミュニティづくりを進めています。

この活動ですが、新型コロナウイルスの流行によってますます重視されるとみられています。新型コロナの影響で、できるだけ外出しないようにという流れが出来上がりました。

テレワークや学校もオンライン授業に移行するところが目立ってきています。このような中で、タブレットによる体験教室を普及させることは今後の大きな課題になってくるでしょう。

大手メーカーだけでなく中小企業の中にも、ソーシャルマーケティングを導入する動きが見られています。ソーシャルマーケティングを導入することで、企業価値を高めるのも新たなビジネススタイルになってくるでしょう。


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