エキスパンド広告とは

エキスパンド広告とはマウスカーソルを合わせたり、クリックしたりした時にバナーが拡大して大きく表示される広のことです。

エキスパンド広告の場合、興味を惹かれたユーザーが自らの意思で広告を表示させるため、単なるバナーよりも印象が残りやすいでしょう。

エキスパンド広告は、音楽や動画を使ったリッチメディアと一緒に用いられることが多いです。エキスパンド広告とリッチメディア広告の組み合わせはインパクトが大きいため、ビジュアルに訴求したい場合にはもってこいの手法です。

一方、ユーザーのアクションを阻害することがあり、マイナスのイメージを与えることもあることが懸念材料です。

そのため、商品購入や会員登録を促す目的やブランディング目的よりも、エキスパンド広告は認知拡大を目的とすべきと考えられます。

類似|全画面広告とは

他にも、画面上に大きく拡大される広告と言えば、全画面広告という種類もあります。

 

スマートフォンのアプリを使っている時に、ゲームの広告が全画面で表示された経験はありませんか?

こちらはユーザーの行動にかかわらず、それが埋め込まれたページにアクセスすると、自動的に拡大表示される仕組みです。FacebookのAudience Networkに掲載できる、「Audience Networkインタースティシャル広告」が有名です。

確かに、通常のバナー広告よりも訴求力は高いのですが、ユーザーが意図しないのに勝手に画面いっぱいに広告が表示されるため、表示しすぎるとユーザーに嫌悪感を持たれやすいというデメリットがあります。

活用事例

不特定多数に向けてバナー広告を配信したいけれど視認性をより上げたい場合にはエキスパンド広告を用いることが出来ます。

また、従来の広告の配信も続けつつ、エキスパンド広告を織り交ぜることによってより印象を与えられるでしょう。

そして、さまざまなコンテンツをユーザーに見てもらいたい企業にとっても、エキスパンド広告は有効です。従来のバナー広告よりも、多数のコンテンツを一度に無理なく見せることができます。

まとめ

エキスパンド広告や全画面広告はインパクトの大きな広告手法で、上手に活用すれば多大な効果を得ることが可能でしょう。

一方で、”全画面広告 消し方”といった検索候補が出てくるように、閲覧を邪魔する為ユーザーに嫌われているのも事実となっています。