戦略BASiCSを解剖!〜概要から実用例までを網羅〜

宮平凌和

戦略BASiCSとは?

戦略BASiCSとは自社の強みを最大限に活かしながら、焦点を顧客に当てていくことでビジネスを展開していくマーケティングのフレームワークです。個人がキャリア構築などを考える時にも活用できるため、社会人なら知っておいて損はない理論と言えるでしょう。

なぜ自社の強みと顧客に焦点を当てていく必要があるのでしょうか。この現代においては、科学技術が向上し、医療が向上し、より暮らしが豊かになっています。それに伴い様々な製品・サービスが溢れています。我々顧客側にとって物が飽和している時代は決して悪いものでは無いでしょう。情報リテラシーを身につけているユーザーは自分で多くの選択肢の中から商品・サービスの良し悪しを判断することができます。

だだ物が飽和している時代は同一・類似商品がありふれているということになります。自分の武器がある商品と何の特徴もない商品の2つを比較したとして、一体どちらが売れ残るでしょう。それは言わずもがな前者です。人間は我々が思っている以上に飽きっぽい生き物です。業界の進化についていけない企業は淘汰されていきます。

フレームワーク

戦略BASiCSはこういった状況に対して生き残りをかけた生存戦略の分析になるのです。
フレームワーク(framework)は物事を倫理的に思考するための枠組みという意味で使われています。状況や情報を的確に分析し、会社ごとに浮き彫りになった課題や方針へアプローチしていく手助けとなるものがフレームワークです。

戦略BASiCSの構成

戦略BASiCSは5つの要素から構成されています。順に見ていきましょう。
戦略BASiCSは、「Battlefield(競合)」「Asset(資源)」「Strength(差別化できる要素)」「Customer(顧客)「Selling Message(売り文句)」の5要素に分類できます。iは意味がないので小文字です。例えば、
Battlefield(競合)は、市場やマーケットを分析し、どの市場で戦うかを計画する際に役立ちます。
Asset(資源)は、他社よりも優れていて差別化できる資源を抽出します。他社に勝てる優位的な要素がない場合には、優先して独自資産を作ることが必要です。
Strength(差別化要素)は、資産とは異なり、サービスや商品の品質が該当します。他社に負けない資産から生み出される強みを作ることが、市場競争に勝つためには必要です。
Customer(顧客)は、ターゲット層を特定するというものです。具体的なペルソナを設定し、属性やライフスタイルごとに絞り込むと良いでしょう。
Selling Message(売り文句)は、ターゲット層にいかに商品をアピールするかというものです。シンプルで分かりやすいメッセージが有利です。

戦略BASiCSの活用事例

戦略BASiCSをどのように活用するのか、ライザップ(RIZAP)を例に挙げましょう。

「短期間で魅力的なボディを作る」で知られているライザップのBattlefieldは、ジムやパーソナルトレーナー市場となります。ライザップのプログラムには食事管理もあるため、ダイエット食品やエステ業界なども競合となります。

Assetは運営会社で、もともと健康食品の通信販売をしていたという背景があります。社長自身がトレーニングと食事管理で10kg以上のダイエットに成功した実績があり、ノウハウの面でも他社との差別化でした。それが、Strengthとなる「確実に痩せるためのノウハウ」となったのです。

ライザップのCustomerは、ジムやパーソナルトレーナーを利用する男性で、年齢はメタボが気になり始める30代から40代としました。しかし昨今では、女性や50代以降もターゲット層にするなど、微調整を行っています。

これらのノウハウから生まれたSelling Messageが「結果にコミット」です。そして具体的に成功者をCMなどに起用することで、顧客獲得に成功しました。

まとめ

戦略BASiCSは企業の生存競争に重大な影響を与えるフレームワークです。自分を知り、顧客を知ることでより良いもの作りにつかながるはずです。

慶應義塾大学経済学部在籍。Webマーケティングのインターンを経て、デジマールに入社。

宮平凌和

慶應義塾大学経済学部在籍。Webマーケティングのインターンを経て、デジマールに入社。

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