LINE広告を活用して効果的に集客を行いたいと考えている方の中には、「LINE広告とLINE公式アカウントを連携する方法が分からない」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、LINE広告のアカウント作成時に必要なLINE公式アカウントの連携手順を画像付きでわかりやすく解説します。また、ビジネスマネージャーとの連携方法や、よくある疑問についても詳しく説明します。執筆は、豊富な広告運用の実績を持つデジマールの社員が担当。
この記事を読むことで、LINE広告とLINE公式アカウントの連携方法が明確になり、スムーズに広告配信を進めることができるようになるはずです。
LINE広告アカウントの作成にはLINE公式アカウントが必要
LINE広告を配信するにあたって、LINE公式アカウントの連携は必須の作業です。
LINE広告の配信までの流れは、大きく分けて以下の5ステップです。
STEP2では、LINE公式アカウントの登録が必要になります。
・STEP1:LINEビジネスIDの発行
・STEP2:広告アカウントの開設(LINE公式アカウントの登録)
・STEP3:クレジットカードの登録
・STEP4:LINE Tagの設置
・STEP5:キャンペーンの作成
*配信方法の詳細については、「【画像付き】LINE広告の配信方法|始め方・出し方を徹底ガイド」をご覧ください。
LINE広告とLINE公式アカウントの連携手順
LINE広告と公式アカウントの連携は、LINE広告アカウントを作成する際に行います。ここでは、具体的な連携手順を解説します。
連携には、大きく分けて、「1.LINE公式アカウントの登録」と「2.LINE公式アカウントの利用承認」という2つの作業があります。
作業ごとに、具体的な手順を説明します。
1.LINE広告アカウント作成時にLINE公式アカウントを登録
1.LINE公式アカウントの管理画面にログインし、連携したいLINE公式アカウントを選択
まず、LINE公式アカウントの管理画面内で、公式アカウントのベーシックID(またはプレミアムID)を確認します。
2.右上の[設定]をクリック
3.[アカウント情報]の箇所でベーシックID(またはプレミアムID)をコピーする
4.LINE広告管理画面にログインし、[+新しい広告アカウントを作成]をクリック
5.商材情報の該当箇所に、LINE公式アカウントのベーシックID(またはプレミアムID)を入力し、[適用]をクリック
6.他の全ての項目を入力し、作成を完了する
2.LINE公式アカウントの利用承認
1.承認用のURLをコピーし、そのURLにアクセスする
広告アカウントを作成すると、広告マネージャー上に以下のような画面が表示されます。
[リンクをコピー」をクリックし、そのリンク先にアクセスしてください。
(LINE広告の運用担当者とLINE公式アカウントの管理者が異なる場合は、広告運用担当者がコピーしたリンクをLINE公式アカウント管理者に共有する必要があります。例えば、広告代理店が広告アカウント作成を行っている場合は、代理店が承認用URLを広告主に送付し、広告主が利用承認を行います。)
2.LINE公式アカウントの管理画面にログインする際のIDを用いてログイン
3.該当LINE公式アカウントに紐づいているLINE広告アカウントの一覧から、承認したい広告アカウントを探し[承認]を選択
(参考:※1)
LINE広告とLINE公式アカウントを紐づける際によくある疑問
ここでは、LINE広告とLINE公式アカウントを連携する際に、よくある疑問を整理し、それぞれに対する具体的な回答と解決策を記載します。
Q1. LINE広告とLINE公式アカウントの役割の違いは?
A1. LINE広告は広告配信プラットフォームとして、ターゲットユーザーに向けた広告表示を担当します。
一方、LINE公式アカウントは、ブランドや企業の情報発信、ユーザーとのコミュニケーション、そしてカスタマーサポートなどを行うためのツールです。
つまり、LINE広告は潜在顧客へのリーチや認知度向上に向いており、LINE公式アカウントは顧客との関係構築に向いています。
このように、両者は目的が異なりながらも相互補完的な関係にあり、連携することでより大きなシナジー効果を発揮します。
デジマールは、LINE広告、LINE公式アカウント、両方に対して運用代行サービスを提供しております。 お悩みやご興味がある方は、ぜひお問い合わせ下さい。
LINE広告運用代行サービスはこちら> LINE公式アカウント運用代行サービスはこちら>
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Q2. LINE広告アカウントと連携したLINE公式アカウントは、LINE広告配信時にどのように使用されるのか?
A2. 広告掲載時、LINE公式アカウントに設定されている「アカウント名」が広告とともに表示されます。
また、配信面によってはアイコンも表示される場合があります。
Q3. 広告アカウントに連携したLINE公式アカウントの変更は可能か?
A3. LINE公式アカウントのベーシックID/プレミアムIDの変更は、広告アカウントが否認された場合にのみ可能です。
具体的には、以下のとおりです。
・広告アカウントが審査中の場合
審査中は広告アカウントの情報を変更することはできません。
・ 広告アカウントが否認された場合
「LINE公式アカウントのベーシックID/プレミアムID」が原因で否認になった場合は、別のIDに変更することができます。
・ 広告アカウントが承認済みの場合
「LINE公式アカウントのベーシックID/プレミアムID」を変更することはできません。
他のLINE公式アカウントを紐づけて広告配信を行いたい場合は、広告アカウントを新しく作成する必要があります。
(参考:※2)
Q4. 承認用のページにLINE公式アカウントが表示されない場合は?
A4. 稀に、承認用のページで登録済みのLINE公式アカウントが表示されないという問題が発生する場合があります。
考えられる2つの原因と、それに対する解決策を説明します。
原因①広告アカウントの作成(保存)前に承認画面へアクセスしている
広告アカウントの作成(保存)してから承認画面へアクセスしてください。
原因②承認画面へのログインに利用したLINE Business IDに誤りがある
広告アカウントに紐づけたLINE公式アカウントの管理者権限をもっているLINE Business IDで、承認画面へログインしてください
把握しているLINE Business IDがLINE公式アカウントの管理者権限をもっているかを確認する手順は以下の通りです。
1.ブラウザをシークレットモードで開きます
2.LINE公式アカウントの管理画面 を開きます
3.LINE Business IDでログインします
4.「アカウントリスト」に広告アカウントに紐づけたLINE公式アカウントが表示され、権限が「管理者」になっていれば、そのLINE Business IDは管理者権限がついています
(参考:※3)
ビジネスマネージャーとの連携方法
ここまでは、LINE広告とLINE公式アカウントの連携について説明しましたが、ここでは、LINE広告やLINE公式アカウントでより高度な運用をするために利用するビジネスマネージャーと、LINE広告・LINE公式アカウントを連携する方法を説明します。
*LINE広告のビジネスマネージャーの詳細については、「LINEビジネスマネージャーでできることとは?活用事例や設定方法も紹介」をご覧ください。
LINE広告とビジネスマネージャーの連携方法
LINE広告とビジネスマネージャーの連携は、LINE広告の管理画面でビジネスマネージャーの組織IDを入力し、ビジネスマネージャー側で承認することで完了します。
(広告アカウント審査前でも接続可能ですが、接続認証は審査完了後になります。)
具体的な連携手順は以下のとおりです。
1.LINE広告の管理画面にログインし、ビジネスマネージャーと連携したい広告アカウントを選択
2.画面右上の[≡(MENU)]>[広告アカウントの設定]>[編集]をクリック
3.詳細設定の[組織ID]の項目に、連携したいビジネスマネージャーの組織IDを入力し、適用をクリック
(組織IDはビジネスマネージャーの管理画面で確認できます。)
4.生成された接続リクエスト用URLを、ビジネスマネージャーの管理者に共有
5.ビジネスマネージャー管理者が共有された接続リクエスト用URLにアクセスし、[承認する]をクリックすれば、連携完了
(利用しているLINE Business IDに、該当の広告アカウントの管理者権限と組織の管理者権限の両方がついている場合、4,5の承認作業は不要です。)
LINE公式アカウントとビジネスマネージャーの連携方法
LINE公式アカウントの管理画面でビジネスマネージャーの組織IDを入力し、ビジネスマネージャー側で承認することで接続が完了します。
(未認証アカウントはビジネスマネージャーと連携することができません。)
具体的な連携手順は以下のとおりです。
1.LINE公式アカウントの管理画面にログイン
2.[設定]をクリック
3.最下部の組織(ビジネスマネージャー)欄で[接続する]をクリック
4.連携したいビジネスマネージャーの組織IDを入力し[URLを発行]をクリック
(組織IDはビジネスマネージャーの管理画面で確認できます。)
5.生成された接続リクエスト用URLを、ビジネスマネージャーの管理者に共有
6.ビジネスマネージャー管理者が共有された接続リクエスト用URLにアクセスし、[承認する]をクリックすれば、連携完了
(LINE広告との連携の際とは異なり、LINE公式アカウントの管理者権限と組織の管理者権限の両方を持っていたとしても、承認作業を行う必要がある。)
LINE広告とLINE公式アカウントが相互に共有できるオーディエンス
LINE広告とLINE公式アカウントがビジネスマネージャーを通して連携することで、双方の強みを活かしながらターゲットオーディエンスの共有が可能となります。ここでは、LINE広告とLINE公式アカウントが相互に共有できるオーディエンスを紹介します。
LINE広告からビジネスマネージャー経由でLINE公式アカウントに共有できるオーディエンス
LINE広告からLINE公式アカウントに共有できるオーディエンスは下記の表の通りです。
データタイプ |
内容 |
IDFA/AAID アップード |
アップロードしたIDFAリスト |
電話番号 アップロード |
アップロードした電話番号リスト |
Email Address アップロード |
アップロードしたEmailアドレスリスト |
ウェブトラフィック |
LINE Tagのトラッキング情報を 基にしたリスト |
画像クリック |
画像をクリックしたユーザー |
動画視聴 |
LINE広告で動画に接触したユーザー |
LINE公式アカウントからビジネスマネージャー経由でLINE広告に共有できるオーディエンス
LINE公式アカウントからLINE広告に共有できるオーディエンスは下記の表の通りです。
データタイプ |
内容 |
メッセージインプレッション |
メッセージを開封したユーザー |
メッセージクリック |
メッセージのリンクをクリックしたユーザー |
ユーザーIDアップロード |
アップロードしたユーザーIDリスト |
チャットタグ |
Chat tagを利用したオーディエンスリスト |
友だち追加経路 |
友だち追加経路別のリスト |
予約 |
LINEで予約経由で予約したユーザー ※連携済みの予約データがある場合に選択が可能 |
ウェブトラフィック |
LINE Tagのトラッキング情報を基にしたリスト |
リッチメニューインプレッション |
リッチメニューを表示したユーザー |
リッチメニュークリック |
リッチメニューをクリックしたユーザー |
(参考:※4、※5)
LINE広告とLINE公式アカウントの連携に困った場合
LINE広告とLINE公式アカウントの連携には、正しい手順と設定が求められます。もし、設定ミスがあると、広告アカウント審査が通らず、スケジュール通りに広告配信が行えない可能性があります。そのような問題を回避する方法の1つが、専門の広告代理店に依頼することです。豊富な実績を持つ代理店であれば、迅速にミスのない設定を行ってもらえるでしょう。
LINE広告運用・LINE公式アカウント運用はデジマールにお任せ下さい
デジマールでは、LINE広告とLINE公式アカウントの連携を含め、LINE施策を総合的にサポートしています。LINE施策に関するご相談は、ぜひデジマールにお任せください。
デジマールの強みの1つは、徹底した事業理解です。
ヒアリングや独自調査により、お客様の事業を徹底的に理解し、ターゲティングからクリエイティブ制作まで一貫して対応いたします。一貫したサポートにより、効果的なLINE広告・LINE公式アカウント運用を実現します。
デジマールのその他の強みやサービスの詳細については、以下からご覧ください。
※1:LINEヤフー for business 広告アカウントを作成する
※2:LINEヤフー for business 広告アカウントに設定している「LINE公式アカウントのベーシックID/プレミアムID」を変更することはできますか?
※4:LINE DATA SOLUTION 03. 組織へのアカウント接続
※5:LINE プロダクト 媒体資料 LINE DATA SOLUTION