LINEアプリを利用している方なら一度は耳にしたことがある「LINE VOOM」。動画を中心としたコンテンツの投稿や閲覧が可能で、個人や企業が簡単に情報発信できる場として注目されています。

本記事では、LINE VOOMの基本的な特徴や使い方に加え、企業が実際に活用している事例を交えながら、その魅力を詳しく解説していきます。マーケティング担当者や企業アカウントを運用している方にとって、必見の内容です。

1. LINE VOOMとは?

近年耳にすることが増えてきている「LINE VOOM」とは一体どんな機能なのでしょうか。

ここでは、「 LINE VOOMがどういった機能か」を解説したいと思います。

1.1 「タイムライン」がリニューアルされた機能

LINE VOOMは、2021年11月25日に「タイムライン」からリニューアルされた機能で、動画コンテンツを中心に投稿・閲覧が可能です。一般ユーザーと企業・店舗などのLINE公式アカウントの双方が利用でき、動画や情報の共有が容易に行えます。

従来のタイムラインと同様、投稿された内容はプッシュ通知されず、閲覧者が自由にアクセス可能な形式です。この特性により、気軽に情報発信ができるほか、特に動画形式の投稿がユーザーの注目を集める傾向があります。

1.2 LINEアプリ上での表示のされ方

LINE VOOM画面には、「おすすめ」と「フォロー中」の2つのタブが用意されており、LINE VOOMの動画コンテンツは、LINEアプリ内で次のように表示されます。

  • フォロー中タブ:ユーザーがフォローしたアカウントの投稿のみが表示されます。
  • おすすめタブ:フォローしていないアカウントの投稿を含む、さまざまなコンテンツが表示されます。

さらに、「おすすめタブ」には広告動画も掲載されるため、LINE VOOMはプロモーションの場としても活用可能です。これにより、ユーザーが興味を持つ新しいコンテンツに出会える仕組みが整っています。

2. LINE VOOMの特徴4選

LINE VOOMには独自の特徴がいくつか存在します。ここでは、LINE VOOMの5つの主な特徴を順に解説します。

2.1 友だちではなくフォローで繋がれる

LINE VOOMの大きな特徴の1つは、「友だち」ではなく「フォロー」でつながる形式を採用している点です。「フォロー」することで、ユーザーは相手の投稿をLINE VOOM内で閲覧できます。

ただし、フォローされたからといって、自動的に「友だち」に追加されるわけではありません。そのため、相互フォローでない限り、トークや通話といった直接的なやり取りはできない仕組みになっています。

  • 友だち: LINE公式アカウントからのメッセージを受け取ることが可能。
  • フォロー: LINE VOOMでの投稿が「フォロー中」タブに表示される。

以下は、それぞれの状態をまとめた表です。

LINE公式ページ

参考URL:https://manager.line.biz/announce/100008419?country=JP

2.2 投稿できるフォーマットが豊富

LINE VOOMはショート動画をメインとしながらも、以下のように多様なフォーマットで投稿が可能です。

  • テキスト
  • 写真
  • 動画
  • スタンプ
  • 位置情報
  • クーポン
  • リサーチ

Instagramのように、さまざまな形式でフォロワーとコミュニケーションが取れるため、活用の幅が広がります。

2.3 LINE公式アカウントから無料で投稿できる

通常、LINE公式アカウントでは、メッセージを送付する際にお金がかかってしまいますが、LINE VOOMは無料で投稿が可能です

たとえば、LINE公式アカウントでのメッセージ配信には制限がありますが、LINE VOOMの投稿はそのカウントに含まれません。このため、有料プランを利用していないアカウントでも、無制限で投稿を行うことができます。

2.4 収益化ができる

LINE VOOMでは、一定の条件を満たすことで収益化が可能です。収益化のための条件には以下の基準があります。

  • フォロワー数が500人以上
  • 投稿した動画の直近1カ月間の再生時間が50時間以上

これらの基準をクリアすると、アカウントや投稿コンテンツの審査を経て、収益化の申請が可能となります。

3. LINE VOOMの投稿・設定方法

ここではLINE VOOMの投稿・設定方法について解説します。

3.1 動画を投稿する方法

LINE公式ページ

1.LINE公式アカウントの管理画面を開き「LINE VOOM」をクリックします。

LINE公式ページ

2.「投稿を作成」を選択します。

LINE公式ページ

3.「動画」をクリックし、アップロードしたい動画を選択します。

投稿できる動画の推奨形式や条件は以下の通りです。

  • ファイル形式:MP4、M4V、MOV、AVI、WMV
  • サイズ:500MB以下
  • 再生時間:60秒以内
  • 比率:縦長または1:1

LINE公式ページ

4.テキストやハッシュタグを入力し、投稿のカテゴリを選びます。

LINE公式ページ

5.投稿日時やダウンロードの許可を設定します。

LINE公式ページ

6.投稿する日時を設定し、「下書き保存」または「投稿」を選んで完了です。

3.2 写真やテキストを投稿する方法

LINE公式ページ

1.「写真・テキスト」を選択します。

LINE公式ページ

2.アップロードする画像を選択し、必要に応じてテキストを入力します。

    • 画像条件:JPG、JPEG、PNG、GIF (10MB以下)

LINE公式ページ

3.必要であれば、位置情報やスタンプ、クーポンなどのオプションを追加します。

LINE公式ページ

4.投稿のタイミングを設定し、「下書き保存」または「投稿」をクリックします。

 

3.3 投稿の削除方法

LINE公式ページ

1.「投稿リスト」を開き、削除したい投稿を選択します。

LINE公式ページ

2.投稿の編集画面を開き、右下の「ゴミ箱」アイコンをクリックします。

LINE公式ページ

3.確認画面で「削除」を選択し、操作を完了します。

3.4 コメントの設定

LINE公式ページ

上記の画像の場所から、コメントの許可/非許可を設定できます。

加えて、以下のオプションの設定も可能です。

  • 「いいね」のみ許可
  • コメントと「いいね」を両方許可
  • NGワードの登録によるコメント制限

3.5 フォロワー数の表示とおすすめへの表示設定

LINE公式ページ

 

上記の画像の場所から、「フォロワー数」の表示/非表示や、投稿を「おすすめタブ」に表示するかどうかを設定することができます。

設定を変更した後、「保存」をクリックして確定してください。

4. LINE VOOMの活用事例

LINE VOOMを活用することで、企業は効果的にユーザーと接点を持つことができます。以下に具体的な活用事例を紹介します。

4.1 スーパーマーケットの事例

スーパーマーケットAでは、リッチメッセージを活用してLINE VOOMにチラシを投稿し、ユーザーをLINE VOOMへ誘導する施策を行っています。

この取り組みにより、リッチメッセージの限界を補完しながら、効率的な販促活動を実現しています。リッチメッセージ単体では画像を拡大表示することができませんが、LINE VOOMにチラシを投稿することで、この問題を解決しています。

また、LINE VOOMでは複数の画像を無料で掲載できるため、チラシの告知手段として非常に効果的です。

4.2複合アミューズメント施設の事例

複合アミューズメント施設Aでは、リッチメニューを活用してLINE VOOMへの誘導をスムーズに行い、期間限定のクーポン情報を提供しています。

この方法により、友だち登録がなくてもユーザーにリーチすることが可能となっています。リッチメニューを利用することで、ユーザーが迷うことなくLINE VOOMへ誘導され、必要な情報にたどり着ける導線が確立されています。

また、LINE VOOMのフォロー関係を活用することで、友だち以外のユーザーにも情報を届けることが可能となり、より広範囲なプロモーションが実現しています。

5.LINE公式アカウント運用支援ならデジマール株式会社

LINE VOOMの投稿には画像や動画などのクリエイティブが必要なのですが、皆さんの中にはそういったものを作るのが不安と行った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

デジマールであれば、LINE VOOMの投稿に必要なクリエイティブの作成のサポートをすることができます。

 

また、デジマールが提供するLINE公式アカウント運用支援サービスでは、企業のニーズや課題に対応した効果的なサポートを実施し、マーケティング成果の向上を支援しています。その主な特徴を以下にご紹介します。

5.1デジマール運用支援サービスの特徴

 

  1. ターゲットに最適化されたコンテンツ作成

ブランドの特性や顧客層に応じたメッセージやリッチメニューを作成し、セグメントごとに最適化した配信を行います。このアプローチにより、メッセージの開封率やクリック率の向上が期待できます。

 

  1. 自動化による運用効率の向上

チャットボットや自動返信機能を活用し、24時間体制での対応を実現。企業の負担を軽減しながら、顧客満足度の向上を目指します。

 

  1. データに基づく継続的な改善

専任チームが運用データを分析し、開封率やコンバージョン率といった指標をもとに改善策を提案します。これにより、目標達成に向けた最適な運用が可能です。

5.2サービスの流れ

  1. 初期相談と目標設定

お客様の要望を詳しく伺い、市場調査や競合分析を踏まえた運用プランを策定します。現実的な目標を設定し、計画的に進めていきます。

 

  1. アカウントの初期設定

LINEアカウントの基本設定から、リッチメニュー作成やチャットボットの導入まで、すべてをサポートします。

 

  1. 運用開始とキャンペーン実施

メッセージ配信やプロモーション活動を通じて顧客とのつながりを深め、運用状況を適宜確認・調整します。

 

  1. 効果測定と運用改善

運用データを基にレポートを作成し、具体的な改善案を提案。さらなる成果を目指して運用をブラッシュアップします。

5.3デジマールサポートで期待できる効果

 

・顧客エンゲージメントの向上

キャンペーンやメッセージ配信を活用し、リピーターの増加を促進します。

 

・売上の増加

的確なターゲティングと戦略的な配信により、キャンペーンの効果を最大化します。

 

・運用コストの削減

自動化機能を活用することで運用の手間を削減し、業務の効率化を実現します。

 

デジマールの支援を活用すれば、LINE公式アカウントの効果を最大限に引き出し、企業の成長を加速させることが可能です。

 

詳細なサービス内容やお問い合わせは、ぜひお気軽にご確認ください!

著者情報

松葉 駿平
Shunpei Matsuba

松葉 駿平

【執行役員】

デジマール株式会社に新卒入社。リスティング広告、SNS広告、各種DSP、EC広告(Amazon・楽天)と、BtoC・BtoBともに幅広い広告媒体の運用経験あり。LINE公式アカウント、HubspotといったCRMの構築・運営にも携わり、集客からロイヤル顧客化まで一気通貫で対応可能。趣味は茶道と料理。

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