LINE公式アカウントのアンケート(リサーチ)機能

1. アンケート機能(リサーチ機能)とは

LINE公式アカウントのアンケート機能(管理画面上は「リサーチ」と表記)は、友だち登録ユーザーにアンケートを配信し、回答を匿名で集められる機能です。

テンプレート形式(性別・年齢・居住地など)と自由設定形式の2種類があり、投票形式や選択形式でユーザーの意見を集めることができます。回答はメッセージ配信・LINE VOOMのどちらからでも実施可能です。

1. アンケート機能で収集できるデータ

  • 顧客満足度(購入後・来店後のフォロー)
  • 商品・サービスへのニーズ調査
  • 新商品のフィードバック収集
  • イベント・セミナーの参加意向確認
  • 属性データ(年齢・性別・居住エリア)の把握

アンケートを取って終わりになっていませんか?

デジマールではLINE公式アカウント運用のプロフェッショナルが、貴社の目標に最適化された施策を立案・実行します。アンケート(リサーチ)機能の設計から配信運用・データ活用まで、成果を最大化するための一気通貫の支援をお約束します。LINE公式アカウントの成果向上を目指したい、または運用をプロに任せて効率化を図りたいとお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。貴社の成功を、デジマールが全力でサポートします。

2. アンケートの作り方・設定手順

  1. LINE Official Account Manager(管理画面)にログインし、上部タブの「ホーム」を選択
  2. 左サイドメニューの「リサーチ」→「作成」をクリック
  3. 基本設定(リサーチ名・公開期間・対象友だち)を入力
  4. 紹介ページとサンクスページを設定
  5. 質問内容を作成(ユーザー属性・選択肢・自由記述・評価スケールなど)
  6. プレビューで確認し、「リサーチを作成」で公開
  7. 作成済みリサーチをメッセージ配信内に挿入してユーザーに案内
  8. 配信後、管理画面の「リサーチ」タブで回答状況・分析を確認

出典:LINEヤフー for Business 公式マニュアル(OfficialAccountManager/surveys)

設問を作るときの3つのポイント

  • 設問は3〜5問以内に絞る。多すぎると回答率が下がる
  • 冒頭に回答のメリット(クーポンプレゼントなど)を伝えると回答率が上がる
  • 選択肢は4〜6個程度。「その他」を入れておくと意外な回答が集まることがある

3. 活用シーン・事例

業種 活用例 期待できる効果
飲食店 来店後の満足度・再来店意向調査 サービス改善・リピーター施策に活用
美容室 次回予約したいメニューのニーズ調査 次回予約率の向上・クロスセル
EC・小売 新商品の認知度・購入意向調査 商品企画・在庫計画に活用
教育・塾 保護者向け満足度調査 継続率向上・口コミ促進
フィットネス 希望クラス・時間帯のニーズ調査 プログラム最適化

4. 結果の分析と活用方法

アンケート結果は管理画面から回答数・各選択肢の割合を確認できます。重要なのはデータを見て終わりにせず、次の施策に落とすことです。

分析結果の活用例

  • 満足度が低いと回答した層に、フォローメッセージ+クーポンを配信
  • 「次回購入したい商品」の回答上位商品を次回の一斉送信のメインコンテンツにする
  • 属性データを蓄積してセグメント配信の精度を高める
  • NPS(推奨度)を定期的に計測し、サービス品質のトレンドを追う

5. リサーチ(アンケート)機能と外部アンケートツールの違い

顧客アンケートを取る方法はGoogleフォームやSurveyMonkey、Typeformなど多数あります。LINE公式アカウントのリサーチ(アンケート)機能との違いを整理しておくと、用途に応じた最適な使い分けが見えてきます。LINEアンケートが他のアンケートツールと比べて優位なポイントを解説します。

項目 LINEリサーチ(アンケート)機能 外部アンケートツール
回答率 20〜40%と高い 5〜15%
回答ハードル LINE内で完結/タップだけ 外部ページ遷移/メールアドレス入力
回答の匿名性 匿名(回答者と個別ユーザーを紐付け不可) ツール設定次第で実名・匿名どちらも可
自由記述 認証アカウントのみ可 制限なし
結果ダウンロード 回答者20人以上必要 1件から可能
セグメント配信連携 LINE側のセグメント機能と連動可能 別途連携設計が必要

LINE公式アカウントのリサーチ(アンケート)機能は「回答率の高さ」「セグメント配信との連動」「LINE内完結のUX」が圧倒的な強みです。一方で詳細な自由記述や1対1の個別フォローが必要なケースでは、外部アンケートツールと併用する設計が現実的です。

6. リサーチ(アンケート)機能の実践的な使い方5パターン

LINEのアンケートは「ただ取るだけ」では効果が限定的です。デジマールが支援で実践してきた、成果につながりやすいリサーチ(アンケート)機能の活用パターンを5つ紹介します。

CASE 01 NPS(推奨度)アンケートで顧客ロイヤルティを定点観測する

「友人に当社のサービスを薦めたいですか?」を10段階で問うNPSアンケートを四半期ごとに配信します。NPSの推移を追うことで、CS品質の変化を早期に察知できます。LINE公式アカウントは回答ハードルが低いため、NPS調査と非常に相性が良いチャネルです。アンケート結果と既存のセグメント配信を組み合わせ、推奨者には紹介キャンペーン、批判者にはフォロー導線を設計するのがおすすめです。

CASE 02 来店・購入直後のフォローアンケートで満足度を取りこぼさない

来店・購入の翌日に「本日の体験はいかがでしたか?」というリサーチ(アンケート)を自動配信することで、満足度を取りこぼさず計測できます。低評価の回答者にはすぐに店舗マネージャーがフォローする運用を組むと、クレームの炎上を未然に防げます。

CASE 03 新商品・新サービスの事前ニーズ調査でリスクを下げる

新商品のローンチ前に「次に発売してほしい味は?」「価格帯はいくらまでなら買いたいですか?」というアンケートを取り、需要を可視化してから本開発・本生産に進むケースです。リサーチ(アンケート)機能で取れた回答数が需要予測の重要なエビデンスになります。

CASE 04 セグメント別の興味関心調査でメッセージ配信を最適化する

「興味のあるカテゴリ」をリサーチ(アンケート)で選んでもらい、その回答を基に絞り込み配信を行うパターンです。たとえば化粧品ブランドなら「スキンケア/メイク/ヘアケア」の3カテゴリでアンケートを取り、回答に応じてセグメント配信することで開封率・CVRが大きく改善します。

CASE 05 イベント・キャンペーンの事前申込み調査で集客を最大化する

イベントや限定キャンペーンの開催前に、リサーチ(アンケート)機能で参加意向と希望日時を集めることで、最も集客効果の高い日程を選べます。アンケート回答者には限定特典を付けると、参加率が大きく上がります。

7. アンケートの回答率を高める7つのコツ

LINE公式アカウントのリサーチ(アンケート)機能は回答率が高いとはいえ、配信の仕方次第では10%未満に沈むこともあります。回答率を最大化するために、配信前に必ず押さえておきたい7つのコツをまとめます。

POINT 1

アンケートのタイトルで「所要時間」と「ベネフィット」を伝える

「30秒で回答できるアンケート(回答者全員にクーポンプレゼント)」のように、所要時間とメリットを冒頭に明示すると回答率が跳ね上がります。LINEのアンケートは開封後3秒の判断で離脱するかどうかが決まるため、最初の一文が勝負どころです。

POINT 2

設問数は5問以内に抑える

設問が7問を超えるとアンケートの離脱率が一気に上昇します。デジマールが支援で見た最適値は3〜5問です。それ以上聞きたい場合は、アンケートを分割して複数回に分けて配信しましょう。

POINT 3

選択肢は4〜6個+「その他」を必ず入れる

選択肢が3個以下では発想を狭め、7個を超えると認知負荷が高まります。アンケートの選択肢は4〜6個に整理し、「その他」を必ず用意することで意外な洞察が得られます。

POINT 4

アンケート配信のタイミングは平日19〜21時を狙う

LINEメッセージの開封率は平日の夕方〜夜が最も高い時間帯です。同じアンケートでも、配信タイミングを変えるだけで回答率は1.5〜2倍変わります。土日昼間も狙い目です。

POINT 5

インセンティブ(クーポン・抽選)を組み合わせる

アンケート回答者にクーポンを配るだけで回答率は2倍以上に上がります。抽選プレゼント形式でも効果は十分です。インセンティブの内容はターゲット属性と合わせて設計しましょう。

POINT 6

配信前に「予告」のメッセージを送る

「明日、あなたの声を聞かせてください」と前日に予告メッセージを配信すると、当日のアンケート開封率が大きく上がります。アンケートを唐突に配信するよりも、心構えを作ってもらう設計が効果的です。

POINT 7

回答結果のフィードバックを必ず返す

アンケートに回答した後、結果サマリと「あなたの声で○○が変わりました」というフィードバックを返すことで、次回以降のアンケートの回答率が高まります。リサーチ機能を一過性のものにせず、対話のチャネルとして育てる視点が重要です。

8. 現場で見たアンケートの失敗パターン

運用支援で目にしてきたリサーチ(アンケート)機能の失敗には、共通するパターンがあります。アンケートを設計する前にここを押さえておくと、回答率の低迷や活用されないデータの蓄積を防げます。

失敗パターン

アンケートが長すぎて離脱される

10問以上の長文アンケートを配信し、回答率が一桁台に沈むケースです。アンケートは設問を絞り、長文が必要な場合は複数回に分けて配信するのが鉄則です。

失敗パターン

アンケート結果を見るだけで施策に落とさない

アンケート結果のCSVをダウンロードしただけで満足してしまい、次の施策に活かさないパターンです。リサーチ(アンケート)機能は「データ収集→施策化→効果検証」のサイクルを回してこそ意味があります。

失敗パターン

未認証アカウントで自由記述を選ぼうとする

未認証アカウントでは自由記述形式が使えません。リサーチ(アンケート)機能をフル活用したい場合は、まず認証アカウントへの切替申請を行いましょう。

失敗パターン

回答者数20人未満で結果ダウンロードできず詰まる

アンケートの結果ダウンロード機能は回答者20人以上が条件です。友だち数が少ない初期フェーズでアンケートを取る場合は、ダウンロードに依存しない設計(画面上の集計のみで分析する)に切り替える必要があります。

失敗パターン

ターゲットリーチ数が少なく絞り込み配信ができない

絞り込み配信を使ったアンケートは、ターゲットリーチ数が一定数を超えないと配信そのものができません。友だち数が少ない段階では、まず全体配信のアンケートで属性データを蓄積する戦略が必要です。

9. LINEアンケート機能に関するよくある質問

Q1. LINE公式アカウントのアンケート機能(リサーチ機能)は無料で使えますか?

はい、リサーチ(アンケート)機能はLINE公式アカウントの全プランで無料で利用できます。アンケート配信時に発生する配信通数は、各プランの無料配信通数の中でカウントされます。

Q2. アンケートの回答結果は誰の回答かわかりますか?

リサーチ(アンケート)機能の回答は匿名集計が前提です。個別ユーザーと回答を紐付けることはできません。個別の回答に応じたフォローをしたい場合は、回答完了後にチャットに誘導する設計や、自動応答メッセージのキーワード返答機能を組み合わせるのが有効です。

Q3. アンケートの回答者数の目安はどれくらい必要ですか?

結果ダウンロードには20人以上の回答者が必要です。統計的に意味のある分析をしたい場合は、最低でも100件、できれば300件以上のアンケート回答を集めると安心です。

Q4. リサーチ機能とLINEリサーチサービスは何が違いますか?

LINE公式アカウントの「リサーチ(アンケート)機能」は自社の友だちに対するアンケート機能です。一方「LINEリサーチ」はLINEヤフーが提供する別サービスで、日本全国のLINEユーザーから幅広くアンケート回答を集められる有償のリサーチプラットフォームです。用途で使い分けましょう。

Q5. アンケートを配信したのに回答数が伸びません。どうすればよいですか?

アンケートのタイトル・所要時間表記・インセンティブの有無・配信タイミングを見直しましょう。特に「設問数を3問に削る」「クーポンを付ける」「平日夕方に配信する」の3つは即効性があります。リサーチ(アンケート)機能の回答率は設計次第で2〜3倍変わります。

Q6. アンケート結果はどうやって分析すればよいですか?

管理画面の集計画面で各選択肢の割合を確認できますが、本格的な分析にはCSVをダウンロードしてスプレッドシートやLooker Studioに取り込むのがおすすめです。リサーチ(アンケート)機能の結果は他データ(売上・購買履歴)と掛け合わせると、より精度の高い洞察が得られます。

Q7. アンケートはどれくらいの頻度で配信してよいですか?

過度に頻繁だとブロック率が上がります。デジマールが推奨する目安は月1回程度です。ただし新商品ローンチや大型イベント前後は短期的に複数回配信しても問題ありません。アンケート疲れを起こさないよう、配信間隔を計画的に設計しましょう。

10. 成果につながるアンケート設計プロセス

アンケートで価値ある示唆を得るには、配信前の設計プロセスが命です。デジマールが支援で標準化している、リサーチ(アンケート)機能の設計プロセスを紹介します。アンケートを単発のイベントで終わらせず、継続的な顧客理解資産にしていくための型として参考にしてください。

STEP 1
アンケートの目的を一文で定義する
「何を判断するためのアンケートか」を一文で定義します。たとえば「秋の新商品ラインナップを3案から1案に絞り込むためのアンケート」と書ければ合格です。目的が曖昧なリサーチは、得られたデータも曖昧になります。
STEP 2
判断に必要な仮説を3つ立てる
アンケート結果がどう出れば、どの意思決定をするのかを事前に仮説として書き出します。仮説のないアンケートは、結果を見てから恣意的に解釈してしまう罠に陥ります。リサーチ(アンケート)機能で答えを出したい問いを、必ず仮説とセットで定義しましょう。
STEP 3
仮説検証に必要な最小限の設問だけを残す
3つの仮説を検証するのに必要な設問だけをアンケートに残し、ナイス・トゥ・ハブな質問は次回に回します。アンケート1本あたりの設問数は3〜5問が黄金比です。
STEP 4
選択肢の表現を社内で読み合わせる
選択肢の言葉の解像度が低いと、ユーザーが答えづらくなります。アンケート公開前に複数人で読み合わせを行い、誤解されそうな表現を潰しておきましょう。
STEP 5
配信前にテスト配信で必ず動作確認をする
本配信前に社内メンバーへテスト配信し、設問の流れと所要時間を実測します。リサーチ(アンケート)機能はテスト配信ができるため、必ずこのステップを通すルールにしましょう。
STEP 6
配信後にアクションプランを必ず立てる
アンケート結果が出たら、3営業日以内に「次に何をするか」をまとめたアクションプランを作成します。スピード感がアンケートの価値を倍増させます。

11. アンケート×他機能の組み合わせで成果を伸ばす

リサーチ(アンケート)機能は単体ではなく、LINE公式アカウントの他機能と組み合わせることで真価を発揮します。アンケートを起点にした統合的な運用パターンを紹介します。

1. アンケート × セグメント配信

アンケートで取得した興味カテゴリや属性データを使い、セグメント配信を最適化します。リサーチ(アンケート)の結果が直接配信精度に反映される仕組みを作っておくと、改善サイクルが一気に速くなります。

2. アンケート × リッチメニュー

アンケート回答者専用のリッチメニュー(クーポン・限定情報)を表示することで、回答インセンティブを強化できます。アンケートを「答えるとお得」な接点に育てましょう。

3. アンケート × LINE VOOM

LINE VOOMでアンケート結果を要約して発信することで、自社の顧客理解の深さを外部にも訴求できます。アンケート回答者には「あなたの声を反映しました」とフィードバックを返すこともできます。

4. アンケート × チャットボット

アンケートの自由記述で寄せられた意見をチャットボットのFAQに反映することで、サポート工数を継続的に削減できます。リサーチ(アンケート)機能がチャット運用の改善ループに直結する設計です。

12. 業種別アンケート活用の深掘り

リサーチ(アンケート)機能の効果的な使い方は業種によって異なります。デジマールが運用支援で見てきた、業種別のアンケート活用の勘所をまとめます。

CASE 01 飲食店・カフェ業界のアンケート活用

飲食店ではメニュー満足度・店舗の混雑感・希望する次回メニューをリサーチ(アンケート)で集めるのが定番です。来店翌日のアンケート配信が最も回答率が高く、新メニュー開発のヒントが得られます。アンケート結果をスタッフ全員で共有することで、現場改善が早く進みます。

CASE 02 EC・D2C業界のアンケート活用

ECでは購入後の満足度・梱包の印象・次に欲しい商品ジャンルをアンケートで集めます。リサーチ(アンケート)機能の結果を商品企画と物流改善に直結させると、LTVが目に見えて伸びます。アンケート回答者には限定再購入クーポンを配るのが定番施策です。

CASE 03 美容クリニック・サロン業界のアンケート活用

美容業界では施術後の満足度・不安だったポイント・追加で受けたいメニューをアンケートで集めます。リサーチ(アンケート)の結果はカウンセリングトークの改善に直結し、リピート率の向上につながります。

CASE 04 BtoB・SaaS業界のアンケート活用

BtoBではNPS調査・機能改善要望・導入後の課題感をリサーチ(アンケート)で取ります。アンケート結果は顧客成功(カスタマーサクセス)チームの改善ロードマップに直接組み込まれ、解約率の低減に貢献します。

13. アンケート公開前の最終チェックリスト

リサーチ(アンケート)機能を公開する前に、最後に確認しておきたいチェック項目を整理します。アンケート公開後の修正は回答途中のユーザー体験を損なうため、公開前のチェックが極めて重要です。

  • アンケートの目的が一文で明確になっているか
  • 設問数が5問以内に収まっているか
  • 選択肢の表現に誤解の余地がないか、社内レビューを通したか
  • 所要時間(30秒・1分など)がアンケート冒頭に明記されているか
  • インセンティブ(クーポン・抽選)の有無と内容が決まっているか
  • テスト配信で動作確認を済ませたか
  • 結果分析担当者と分析期日が決まっているか
  • アンケート結果に基づくアクションプランの仮案ができているか

これらをすべて満たした状態でリサーチ(アンケート)機能を公開することで、無駄なく成果につながるアンケート運用が実現できます。アンケートは一度切りの調査ではなく、顧客理解を継続的に深めるための重要な接点です。毎月・四半期ごとに継続して回すことで、データの解像度が上がり、配信や商品設計の精度が驚くほど高まります。リサーチ(アンケート)機能を最大限活用し、顧客の声を経営判断に直結させる運用体制を構築していきましょう。

14. 回答率を倍増させる設問設計のテクニック

LINEのアンケート(リサーチ)機能で成果を出している企業に共通しているのは、設問設計に時間をかけている点です。これまでの支援で蓄積した設問設計のノウハウを紹介します。アンケートで失敗する最大の原因は「聞きたいこと」を優先するあまり、ユーザー目線が抜け落ちてしまうことにあります。

1. 設問は短く・選択肢は具体的に

1問あたりの文字数は30字以内、選択肢は5択以内が回答率を保つ目安です。「とても満足/満足/普通/不満/とても不満」のような5段階評価は、感情の機微を捉えやすく、後の分析でセグメンテーションがしやすくなります。自由記述欄は「任意項目」とし、必須にしないことで離脱を防げます。

2. インセンティブの設計

アンケートの回答率を上げる最も簡単な方法は、回答インセンティブを用意することです。クーポン・限定情報・LINEポイント・抽選プレゼントなど、ユーザーが回答する動機を明確にしましょう。デジマールが支援するクライアントでは、インセンティブ設計を入れた途端、回答率が15%から45%に跳ね上がった事例もあります。アンケート設計とインセンティブ設計はセットで考えるべきです。

3. アンケート配信のタイミング

アンケートの配信タイミングも回答率を左右する重要な要素です。BtoCでは平日の夜(19〜21時)や土日の午前中が回答率が高く、BtoBでは平日の昼休み(12〜13時)が最適です。配信から3日以内の回答率が全体の8割を占めるため、回答期限を1週間以内に設定するのが定石です。

15. アンケートデータを経営判断に活かす方法

アンケートで集めたデータを「集計表」のままにしていませんか。リサーチデータは、経営判断やマーケティング戦略の重要なインプットになります。デジマールが推奨するアンケートデータの活用フレームを紹介します。

データのセグメント別分析

アンケート結果を「年代」「性別」「購入頻度」「ロイヤル度」などの軸でセグメント別に分析することで、ターゲット顧客のニーズが浮かび上がります。全体の平均値だけ見ていると、本当に獲得すべき顧客層の声が見えなくなります。デジマールではから、セグメント別アンケート分析のテンプレートを保有しています。

商品開発・サービス改善への反映

アンケートで集まった「不満」「要望」「改善要望」は、商品開発や既存サービスの改善に直結する貴重な情報源です。月次のリサーチ結果を、商品企画・マーケティング・カスタマーサポートの3部門で共有する仕組みを作ることで、組織全体のPDCA速度が上がります。

リサーチデータとCRM・MAの連携

アンケート結果をLINE公式アカウントの友だちIDと紐付けてCRM・MAに連携することで、リサーチ結果に基づくセグメント配信が可能になります。「満足度が高いユーザー」にはアップセル提案、「不満を持つユーザー」にはリカバリー施策を打つなど、リサーチ結果を即施策に変換する運用が、デジマールが推奨する高度な活用法です。現場経験からすると、アンケートは「聞いて終わり」ではなく「聞いた後にどう動くか」が成果の9割を決めます。

16. まとめ

この記事のポイント

  • LINE公式アカウントのアンケート機能(リサーチ機能)はLINE内で完結するため、回答率が高い
  • 設問は3〜5問以内に絞り、回答のメリットを冒頭に明示すると効果的
  • 満足度調査・ニーズ調査・属性収集など多様な用途に使える
  • データは次の施策設計・セグメント配信の精度向上に活かすことが重要

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アンケート設計・配信戦略・データ活用まで、デジマールが一貫してサポートします。

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著者情報

細田 和宏
Kazuhiro Hosoda

細田 和宏

【代表取締役】

デジマール株式会社 代表取締役。広告運用・デジタルマーケティング業界歴17年。
大手プラットフォームをはじめ、BtoB・BtoC問わずEC・人材・不動産・SaaS・美容クリニック・教育・金融・アパレルなど幅広い業種で累計200社以上の集客・売上改善を支援。
Google 認定パートナー、Meta Business Partner所属。HubSpot・Looker Studio・CDPを活用したデータドリブンマーケティングの実践。
「マーケティングの未来を、つくる。」をテーマに、戦略立案から現場実行まで一気通貫で担う。デジマール公式メディア「シラバス」の監修責任者。

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