LINE公式アカウントの一斉送信

LINE公式アカウントの「一斉送信」機能をご存じですか?
「便利そうだけど、どうやって使うのかわからない」と感じている方も多いかもしれません。

一斉送信は、友だち登録ユーザー全員へ同じメッセージを一度に届けられる中核機能で、タイムセールの告知やイベントリマインドなど、開封率60%超の高い到達力を活かせる強力なツールです。ただし、使い方を誤るとブロック率が急上昇し、長期的なエンゲージメントを損なうリスクもあります。

本記事では、PC版・スマホアプリ版の一斉配信のやり方から、配信プランや通数の上限、効果を高める7つのコツ、そして200社の運用支援の現場で見てきた失敗パターンと回避策まで、デジマール代表 細田が網羅的に解説します。

LINE公式アカウントを使ったマーケティングを成功させたい方は、ぜひこの記事を参考にしてください!

1. LINE公式アカウントの一斉送信とは?メリットと活用シーン

1-1. 一斉送信の概要|全友だちに同時にメッセージを届ける機能

LINE公式アカウントの一斉送信とは、友だち登録をしているすべてのユーザーに、同じメッセージを一度に配信できる機能です。配信できるコンテンツはテキストメッセージにとどまらず、画像・動画・クーポン・リッチメッセージ・カードタイプメッセージなど多彩な形式に対応しています。これによりビジュアル要素を活用した効果的なコミュニケーションが実現でき、テキストだけでは伝えきれない訴求が可能になります。

加えて、属性(性別・年齢・エリアなど)や行動データに基づくセグメントごとの絞り込み配信も可能なため、「全員に同じメッセージ」を送るだけでなく、「特定のセグメントだけに刺さるメッセージ」を最短数分で届けられる柔軟性が特徴です。BtoC・BtoBを問わず、運用の中核機能として位置づけられています。

1-2. 一斉送信の5つの主要メリット

LINE公式アカウントの一斉送信を活用することで得られる主要メリットを整理します。

  • 到達率の高さ:メールマガジン(平均開封率20〜30%)に対し、LINE公式アカウントの開封率は60%超が一般的。短時間で多数の顧客にメッセージを確実に届けられます。
  • 即時性:配信ボタンを押した瞬間に全友だちへ届く仕組みのため、タイムセールや当日告知のキャンペーンとの相性が抜群です。
  • 多彩な表現力:テキストに加え画像・動画・クーポン・リッチメッセージなど多様な訴求形式を一度の配信に組み合わせられます。
  • セグメント配信との両立:基本的な一斉配信に加え、属性・オーディエンス・友だち追加経路など細かな条件で対象を絞れます。
  • 運用コストの低さ:1通あたりの配信単価は数十銭〜数円台で、コミュニケーションプランなら月200通まで無料です。

1-3. 一斉送信が特に効果を発揮する活用シーン

200社の支援現場から、特に一斉送信が成果につながりやすい場面を整理します。

  • 短期間のプロモーション・タイムセールの告知:開始直前の一斉配信は売上・来店者数の即時押し上げに直結します。
  • イベント・セミナーのリマインド:開催前日や当日朝の一斉送信で参加率を10〜20%引き上げられるケースが多く見られます。
  • 新商品リリースの告知:D2C・EC事業では発売初日の一斉配信が初動売上の60%以上を占めることも珍しくありません。
  • 営業時間変更・緊急時の告知:店舗・サービス業の臨時休業や災害時の安全告知では、メールやSNSよりも到達率と即時性で圧倒的優位です。
  • 顧客ロイヤルティ施策:誕生日クーポン・記念日メッセージなどの一斉配信は、ロイヤル顧客のLTV最大化に貢献します。

専門家の視点(細田 和宏 / デジマール代表)

一斉送信を「メルマガ感覚」で運用している企業ほど、ブロック率が高まりやすい傾向があります。LINEは「全員へ届く」ことが強みである一方、メッセージの粒度がユーザーの期待値と合っていないと即座にブロックにつながります。

一斉送信は単独のチャネルではなく、「全員に届けるべき緊急情報・統一訴求のみ」に絞り、それ以外はセグメント配信に振り分ける運用設計が、長期エンゲージメント維持の鍵です。

2. PC版での一斉配信のやり方|5つのステップ

PC版のLINE公式アカウント管理画面(LINE Official Account Manager)から一斉配信を実施する手順を、5つのステップに分けて解説します。スマホアプリ版よりも詳細な設定が可能で、業務での本格運用ではPC版がおすすめです。

2-1. ステップ1:管理画面トップの「メッセージを作成」をクリック

LINE Official Account Managerにログイン後、管理画面トップページ左上の「メッセージを作成」をクリックします。これにより新規メッセージ作成画面が開き、配信先・配信日時・メッセージ内容の3つを順に設定していく流れになります。なお、初めて利用する場合は、事前にメッセージ配信機能が有効化されているかを「設定」メニューから確認してください。

LINE公式アカウント管理画面

2-2. ステップ2:配信先を設定する(全友だち or セグメント)

LINE公式アカウントでは、配信したい対象を細かく絞り込むことで、より効果的なメッセージ配信が実現できます。すべての友だちに送信する場合もあれば、「属性」や「オーディエンス」を活用して特定の条件に合致するセグメントにのみ配信することも可能です。

LINE公式アカウント管理画面

設定可能な属性の一覧

  • 友だち期間:ユーザーがLINE公式アカウントを友だち登録してからの期間(例:6日以下、365日以上など)
  • 性別:男性・女性
  • 年齢:14歳以下から70歳以上まで細かく分類可能
  • OS:Android、iOSなどの端末種類
  • エリア:47都道府県、または地域(例:関東地方、九州など)

設定可能なオーディエンスの一覧

  • メッセージクリック:過去に特定のメッセージをクリックしたユーザー
  • メッセージインプレッション:配信メッセージを表示したユーザー
  • リッチメニュークリック:リッチメニュー上の特定ボタンをクリックしたユーザー
  • リッチメニューインプレッション:リッチメニューを表示したユーザー
  • 友だち追加経路:どの経路から友だち登録を行ったか
  • チャットタグ:チャットの内容に基づいて設定したタグ
  • 予約:LINE上で予約を行ったユーザー
  • ユーザーIDアップロード:外部データを基に絞り込み
  • ウェブトラフィック:LINE広告やリンクを通じてウェブページへ流入したユーザー

2-3. ステップ3:配信日時を設定する

配信を即時に送るか、指定日時に送るかを選択します。配信スケジュールを設定することで、顧客が最もメッセージを受け取りやすいタイミングを狙えるため、開封率・反応率を最大化する上で重要な工程です。たとえばランチタイム向けの飲食店なら平日11:30、夜のキャンペーンなら18:00など、ターゲットの行動時間に合わせた予約配信が効果的です。

2-4. ステップ4:メッセージを作成して送信する

テキスト・画像・動画・スタンプ・クーポン・リッチメッセージ・カードタイプメッセージなどの内容をメッセージに盛り込みます。一斉送信では最大3つの吹き出しを一度に配信できるため、「告知 → 詳細 → クーポン誘導」のような3段構成でストーリー性を持たせる設計が有効です。完成後はプレビュー機能で表示崩れを確認し、問題がなければ配信ボタンをクリックして送信を完了します。

LINE公式アカウント管理画面

2-5. ステップ5:必要に応じて「高度な設定」を行う

一斉配信をさらに効果的に活用するためには、高度な設定オプションを利用することが有効です。必須ではありませんが、以下の3つの設定を活用することで、配信の精度と効果を高めることができます。

LINE公式アカウント管理画面

  • LINE VOOMに投稿する:配信メッセージをLINE VOOMに投稿することで、友だち登録者以外のユーザーにも情報を届けることが可能です。LINE VOOMは広範囲のユーザーにリーチできるプラットフォームであり、新規顧客の獲得やブランド認知向上に役立ちます。
  • 配信メッセージ数を指定する:メッセージの配信数をあらかじめ設定し、その中でランダムに選ばれた友だちに配信を行うことができます。この機能により、全体配信ではなく特定の規模感でテスト的な配信を行うことが可能です。
  • A/Bテストメッセージ:複数のメッセージ内容を特定の割合で配信し、その結果を比較できます。テスト後には数値的に優れたメッセージを残りの友だちに配信することが可能で、改善型の運用には必須の機能です。

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3. スマホアプリ版での一斉配信のやり方|5つのステップ

スマホアプリ版では、LINE公式アカウントアプリを使って配信作業を行います。外出先でも簡単に操作できるため、柔軟な運用が可能です。店舗運営者や個人事業主の方には、PC版と組み合わせた運用が特に推奨されます。

3-1. ステップ1:LINE公式アカウントアプリを開き、メッセージ配信を開始する

はじめに、スマホにインストールされているLINE公式アカウントアプリを起動します。ログイン後、ホーム画面にある「メッセージを配信する」をタップし、新しい配信を作成する準備を進めます。続いて「+追加」を選択し、配信の編集画面を開きます。アプリ未インストールの場合は、App Store・Google Playから「LINE公式アカウント」アプリをダウンロードしてください。

LINE公式アカウント管理画面

3-2. ステップ2:送信するメッセージの種類を選ぶ

メッセージの種類を選択します。テキスト、画像、動画などから選べますが、ここでは「テキスト」を例として選択します。選択後、メッセージ入力画面に進みます。なお、スマホアプリ版でもクーポンメッセージ・スタンプ送信に対応していますが、リッチメッセージなど一部の高度なフォーマットはPC版でしか作成できない点には注意が必要です。

LINE公式アカウント管理画面

3-3. ステップ3:メッセージを作成する

画面が切り替わったら、赤枠内に送信したい内容を入力します。テキストメッセージは簡潔かつわかりやすい表現を心がけると、顧客に届きやすくなります。

さらに、一度の配信で最大3つまでの吹き出しを作成することが可能です。複数の情報を一度に伝えたい場合は、吹き出しを追加する際に「+追加」ボタンを押して、新しい吹き出しを作成してください。1通目で訴求、2通目で詳細、3通目でCTAとクーポンというストーリー設計がベストプラクティスです。

LINE公式アカウント管理画面

3-4. ステップ4:配信の設定を行う

メッセージの作成が完了したら、「次へ」をクリックして配信の設定画面に進みます。ここで以下の設定を行います。

  • 配信予約:配信日時を指定してスケジュール配信を行うことが可能です。顧客が最もアクティブな時間帯を狙いましょう。
  • 配信先の選択:配信対象をすべての友だちにするか、特定の条件で絞り込むかを選びます。絞り込みが必要な場合は、あらかじめ設定した属性やオーディエンスを活用してください。

また、PC版と同様「LINE VOOM」と「配信メッセージ数」の設定も可能です。A/Bテスト機能はスマホアプリ版でも一部対応していますが、本格的な分析にはPC版での操作を推奨します。

LINE公式アカウント管理画面

3-5. ステップ5:メッセージを一斉送信する

最後に「配信」をタップすると、作成したメッセージが一斉送信されます。配信後の結果はアプリ内で確認できるため、開封率や反応率をチェックし、次回の配信に役立てましょう。スマホアプリ版でも、配信ごとのクリック数・インプレッション数・友だち増減数などの基本指標が確認できます。

4. 一斉送信とセグメント配信の使い分け

LINE公式アカウント運用における最大の意思決定ポイントは、「一斉送信」と「セグメント配信」のどちらを主軸に据えるかです。両者の特性を理解し、目的に応じて使い分けることが、開封率・コンバージョン率・ブロック率のすべてを最適化する鍵となります。

項目 一斉送信 セグメント配信
配信対象 全友だち 属性・行動データで絞り込んだ層
適したシーン 全体告知・営業時間変更・緊急情報 属性別キャンペーン・購入履歴別訴求
開封率 標準(60%前後) 高(70〜80%)
ブロック率 やや高い傾向 低い傾向
配信通数 友だち全員分を消費 絞り込んだ分だけ消費
運用工数 中〜高
推奨頻度 月1〜2回 週1〜2回

デジマールが支援する200社の中でも、運用成果が高い企業ほどセグメント配信の比率が高い傾向にあります。具体的には、月間配信のうち一斉送信は2〜3割に抑え、残りはユーザー属性・購入履歴・直近アクション別のセグメント配信で構成するのが理想的な配信ミックスです。

5. 一斉配信の効果を高める7つのコツ

一斉配信を効果的に活用するには、ただ送信するだけでなく、いくつかの工夫を取り入れることが重要です。ここでは、実際に成果を上げるための具体的な方法を7つご紹介します。

配信時間帯と曜日を顧客のライフスタイルに合わせる

配信する時間帯や曜日は、顧客のライフスタイルに合わせることが大切です。例えば、仕事が終わる夕方から夜間、または週末など、顧客がスマートフォンを手に取るタイミングを狙うと、メッセージの開封率が向上します。一般的には以下の時間帯が効果的とされています。

  • 平日:午後5時〜9時(仕事終わりのリラックスタイム)
  • 土日:午前10時〜午後2時(自由時間が多いタイミング)
  • BtoB商材:平日昼休み(12〜13時)、または始業直後(9〜10時)
  • 女性向け商材:朝の通勤時間帯(7〜8時)、ランチタイム(12〜13時)

送信タイミングを試しながら、顧客層に合った最適な時間を見つけましょう。デジマールでは初期3ヶ月間にA/Bテストで最適時間帯を割り出し、その後の運用効率を大幅に向上させる手法を推奨しています。

メッセージの配信頻度を調整する(週1回が目安)

配信頻度が多すぎると、顧客にストレスを与えたり、最悪の場合ブロックされる可能性があります。一方で、頻度が少なすぎると、顧客の記憶からブランドが薄れてしまいます。適切な頻度の目安としては、週1回程度が推奨されます。ただし、内容が特に重要である場合は例外として増やすことも可能です。顧客の反応や配信データを分析しながら、最適な頻度を見極めましょう。

複数の吹き出しや視覚要素を活用する

LINEのメッセージでは、最大3つの吹き出しを使用することができます。この機能を活用すると、情報を整理しつつ、顧客にわかりやすく伝えることができます。また、吹き出しごとに異なる内容を組み込むことで、複数の情報を一度に配信できるというメリットもあります。さらに視覚的な要素として、商品の画像や動画、インフォグラフィックなどを添付することで、文字だけでは伝えきれない情報を補完できます。視覚情報を活用することで、メッセージの印象を強くし、顧客の行動を促すことが期待できます。

リッチメッセージ・カードタイプメッセージを使い分ける

テキストメッセージだけではクリック率が頭打ちになりがちです。リッチメッセージは1枚の画像をタップエリア(最大6分割)に分割でき、視覚的に強い訴求が可能です。カードタイプメッセージはカルーセル形式で複数の商品やプランを横スライドで紹介できるため、ECや人材系の業種で特に効果を発揮します。配信ごとに目的に応じてフォーマットを使い分けることが、クリック率改善の近道です。

クーポン・ポイント連携でCV直結の動線を作る

配信メッセージ内にクーポンを組み込むと、開封→クリック→来店・購入という動線を一気に作ることができます。デジマール支援のEC事業者では、クーポン付き一斉送信のCV率が通常配信の3〜5倍に達するケースも珍しくありません。さらに、ポイント連携機能を使えば友だち追加・配信閲覧・購入完了の各タイミングでポイント付与ができ、ロイヤルティ強化につながります。

A/Bテストで継続的に改善する

同じ商品・同じターゲットでも、訴求文・画像・配信時間を変えるだけで反応率は2倍以上変わることがあります。A/Bテストメッセージ機能を活用し、毎月1〜2本は必ずテスト配信を組み込みましょう。テスト項目は「冒頭の一文」「CTAボタンの文言」「画像の有無」「絵文字の量」など、変数を1つに絞ることで効果検証が正確になります。

配信後の分析で次回施策に反映する

一斉配信は「送って終わり」ではなく、「分析して次に活かす」までがワンセットです。LINE公式アカウントの分析機能では、開封率・クリック率・配信通数・友だち増減数・ブロック率などが確認できます。これらの数値を蓄積し、Looker StudioやスプレッドシートでKPIを可視化することで、改善サイクルが回るようになります。

専門家の視点(細田 和宏 / デジマール代表)

LINE公式アカウントの一斉送信で成果を出している企業の共通点は、「配信1本ごとに目的・KPI・成功条件を明文化している」ことです。
なんとなく配信している企業は、ブロック率が上がっても気づかず、半年後には開封率が30%以下まで落ちていることも珍しくありません。
配信前に「この1通は何のKPIを動かすのか」を必ず定義してください。これがLINE運用の本質です。

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6. 一斉配信で絶対に押さえるべき注意点

LINE公式アカウントで一斉配信を行う際には、事前に確認すべき点や注意すべき事項があります。これらを守ることで、ミスを防ぎ、顧客により良い印象を与える配信が可能になります。

配信前のテスト配信でミスを防ぐ

一斉配信の前には、必ずテスト配信を行いましょう。テスト配信をすることで、文面や添付ファイルに誤りがないか確認できます。また、リンクが正しく動作しているかや、メッセージのレイアウトが崩れていないかも重要なチェックポイントです。具体例として、クーポンコードや商品ページのリンクが誤っていた場合、顧客の不信感を招く可能性があります。少人数のスタッフやテスト用アカウントを対象にテスト配信を行い、万全な状態で本配信を実施しましょう。

配信通数の上限を超えないように注意

LINE公式アカウントには、契約プランごとに配信通数の上限が設定されています。この上限を超えると、追加の料金が発生する場合があります。事前に配信対象の人数を確認し、上限内で収まるように計画を立てることが大切です。例えば、ライトプランでは月に5,000通まで配信可能ですが、それ以上を希望する場合はスタンダードプランや別のプランへの変更を検討する必要があります。無駄なコストを避けるためにも、プランに応じた運用を心がけましょう。

LINE公式アカウントの利用規約に違反しない

LINE公式アカウントの利用規約では、スパム行為や迷惑メッセージの送信が禁止されています。配信の頻度が高すぎたり、内容が不適切な場合、顧客の不満を招くだけでなく、アカウント停止のリスクもあります。特に注意すべきなのは、以下のような行為です。

  • 承諾を得ていない顧客へのメッセージ配信
  • 誤解を招く内容のメッセージや過剰な広告
  • 同一内容の繰り返し送信

利用規約を遵守し、顧客に配慮した配信を行うことで、信頼関係を築くことができます。

ブロック率の上昇に注意

一斉送信を頻繁に行いすぎたり、内容が顧客の興味にマッチしていないと、ブロック率が急上昇します。ブロック率が10%を超え始めたら、配信頻度・セグメント設計・コンテンツの3つを総点検する必要があります。デジマール支援先では、月次レポートでブロック率の推移を必ずモニタリングし、5%を超えたタイミングで戦略の見直しを行っています。

7. 200社支援の現場で見た失敗パターン3つ

業界歴17年、累計200社以上のLINE公式アカウント運用支援の現場で実際に見てきた、典型的な失敗パターンを3つ紹介します。これらは多くの企業が陥りやすい落とし穴ですが、事前に知っておけば確実に回避可能です。

❌ 失敗パターン1:全配信を一斉送信で済ませてしまう

「セグメント配信は面倒だから」と全配信を一斉送信のみで運用している企業は、半年でブロック率が20%超まで上昇するケースが多発しています。属性が異なる顧客に同じメッセージを送り続けると、興味のない情報を受け取り続けた顧客から確実に離反されます。一斉送信は月2〜3回までに抑え、残りはセグメント配信で運用するのが鉄則です。

❌ 失敗パターン2:配信時間帯を「自社の業務時間」で決めている

顧客の生活時間ではなく、運用担当者の勤務時間(平日9〜17時)に合わせて配信している企業は、開封率が伸び悩む傾向にあります。BtoCの場合、顧客が自由時間にスマホを見るのは退勤後の夕方〜夜・週末。この時間帯を狙わずに業務時間中に配信していると、開封率は本来の半分以下にとどまります。配信時間は必ず予約配信機能を使い、ターゲットの生活時間に合わせてください。

❌ 失敗パターン3:A/Bテストをまったく実施していない

配信内容を「過去の感覚」だけで決めて、A/Bテストを行わずに同じパターンを繰り返している企業は、運用1年で開封率が必ず下がります。LINE公式アカウントは反応データが即時に取れるチャネルです。月1本でもA/Bテストを組み込み、訴求軸・配信時間・画像の有無を継続的に検証する文化が必要です。

8. 配信プランと通数上限の選び方

LINE公式アカウントの一斉送信には、契約プランごとに配信通数の上限が設定されています。プラン選定を誤ると、想定外の追加料金が発生したり、逆にプラン過剰で固定費がかさむため、運用計画に基づいた選定が必要です。

プラン名 月額固定費 無料配信通数 追加メッセージ料金
コミュニケーションプラン 0円 200通/月 不可(送信不可)
ライトプラン 5,000円 5,000通/月 不可(送信不可)
スタンダードプラン 15,000円 30,000通/月 〜3円/通

友だち数が500人未満ならコミュニケーションプラン、500〜2,000人ならライトプラン、2,000人超ならスタンダードプランが目安です。月の一斉送信回数が多い企業や、セグメント配信を多用したい企業は、スタンダードプランの追加メッセージ料金を計算した上で総コストを試算してください。

9. よくある質問(FAQ)

Q. LINE公式アカウントの一斉送信は無料でできますか?

A. コミュニケーションプランは月200通まで無料で一斉送信が可能です。ライトプラン(月5,000円)で5,000通、スタンダードプラン(月15,000円)で30,000通までの一斉配信が含まれます。友だち数が増えるとプランの見直しが必要になります。

Q. 一斉送信とセグメント配信はどう使い分けるべきですか?

A. 全友だちへ届けるべき緊急情報・営業時間変更・全体キャンペーンは一斉送信、属性・購入履歴・興味関心が異なる顧客層には開封率とコンバージョン率を高めるためセグメント配信を推奨します。デジマールでは8割以上のクライアントでセグメント配信を主軸に運用しています。

Q. 一斉送信の最適な配信時間帯と曜日はいつですか?

A. 平日は仕事終わりの午後5時〜9時、土日は午前10時〜午後2時が一般的に開封率が高い時間帯です。ただしBtoBは平日昼休み(12〜13時)、女性向け商材は朝の通勤時間帯(7〜8時)など業種特性で異なります。A/Bテストで自社の最適時間を割り出すことが重要です。

Q. 配信頻度はどのくらいが適切ですか?

A. 目安は週1回程度です。多すぎるとブロック率が上がり、少なすぎるとブランド想起が薄れます。200社の支援データから、週1〜2回・かつセグメントを切り替えることで、長期エンゲージメントが最も高まる傾向が見られます。

Q. 配信通数の上限を超えた場合どうなりますか?

A. プラン上限を超えると、超過分は1通あたり最大3円の追加料金が発生します。スタンダードプランで30,000通超なら、上位カスタマイズプランへの変更や、セグメント配信での通数最適化を検討すべきです。

Q. 一斉送信が失敗してしまった場合、取り消しはできますか?

A. 配信済みのメッセージを取り消すことはできません。誤配信を防ぐため、本配信前に必ずテスト配信を実施し、リンク先・クーポンコード・誤字をチェックしてください。

Q. リッチメニューと一斉送信はどちらが優先ですか?

A. リッチメニューはアカウント訪問時の常設メニュー、一斉送信はプッシュ通知です。役割が異なるため両方を活用するのが基本です。リッチメニューでロイヤル顧客の継続利用を促し、一斉送信で新規キャンペーンを訴求する組み合わせが最適です。

10. LINE公式アカウントの運用支援なら、デジマール

LINE公式アカウントは、企業やブランドが顧客と直接つながり、コミュニケーションを深めるための有力な手段です。しかし、多くの方が以下のような課題を抱えているのではないでしょうか?

  • どのように運用すればよいかわからない
  • 活用しているものの、期待した成果が得られない
  • 運用にかける時間やリソースが不足している
  • セグメント配信の設計やA/Bテストまで手が回らない
  • 配信後の効果測定・改善サイクルが回っていない

これらの悩みを解消し、LINE公式アカウントを最大限に活用するためには、継続的かつ計画的な運用が必要です。専門的なサポートを受けることで、成果を向上させるための効率的な運用が可能になります。

10-1. デジマールのLINE公式アカウント運用支援サービスの特徴

デジマールでは、企業ごとの課題やニーズに応じたカスタマイズサービスを提供し、LINE公式アカウントの運用を強力にサポートします。主な特徴は以下の通りです。

  • ターゲティングとコンテンツ設計:ブランドの特性や顧客層に応じたメッセージやリッチメニューを作成し、ターゲットごとに効果的な配信を行います。これにより、メッセージの開封率やクリック率を向上させることが可能です。
  • 自動化による効率的な運用:チャットボットや自動返信機能を活用して、24時間体制での対応を実現。これにより、運用負担を大幅に軽減しながら顧客満足度を高めることができます。
  • データ分析と改善提案:専門チームが定期的にデータを分析し、開封率やコンバージョン率といったKPIに基づく改善提案を行います。これにより、継続的に成果を最大化します。
  • Looker Studio・CDP連携:LINE単体の運用にとどまらず、Looker StudioでのKPIダッシュボード構築、CDP連携での顧客一元管理まで対応可能です。

サービス提供の流れ

  1. 初期相談と目標設定:顧客の課題やニーズを把握し、競合分析を踏まえた運用方針を設計します。具体的な目標設定に基づき、最適な解決策を計画します。
  2. アカウント設定とコンテンツ準備:LINEアカウントの初期設定からリッチメニューの作成、チャットボットの導入までトータルサポートを提供します。
  3. 運用開始とキャンペーン実施:実際の配信やプロモーションを通じて、顧客ロイヤルティを向上させ、運用状況をモニタリングします。
  4. 効果測定と改善:運用状況を定期的にレポートし、データに基づく分析を行いながら継続的な改善を進めます。

デジマールのサービスで期待できる成果

  • 顧客エンゲージメントの向上:適切なメッセージ配信やキャンペーンで、リピーターの増加を実現します。
  • 売上の拡大:ターゲットに響く配信戦略で、キャンペーン効果を最大化します。
  • 運用負担の軽減:自動化ツールの活用により、業務効率を大幅に向上させます。
  • ブロック率の低下:適切な配信頻度・セグメント設計により、長期エンゲージメントを維持します。

累計200社の支援実績を持つデジマールが、貴社のLINE公式アカウント運用を成果に直結させます。

 

著者情報

細田 和宏
Kazuhiro Hosoda

細田 和宏

【代表取締役】

デジマール株式会社 代表取締役。広告運用・デジタルマーケティング業界歴17年。
大手プラットフォームをはじめ、BtoB・BtoC問わずEC・人材・不動産・SaaS・美容クリニック・教育・金融・アパレルなど幅広い業種で累計200社以上の集客・売上改善を支援。
Google 認定パートナー、Meta Business Partner所属。HubSpot・Looker Studio・CDPを活用したデータドリブンマーケティングの実践。
「マーケティングの未来を、つくる。」をテーマに、戦略立案から現場実行まで一気通貫で担う。デジマール公式メディア「シラバス」の監修責任者。

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