LINE公式アカウントの「一斉送信」機能をご存じですか?

「便利そうだけど、どうやって使うのかわからない」と感じている方も多いかもしれません。

 

本記事では、一斉送信の「やり方」から「注意点」・「コツ」までを詳しく解説します。一斉送信を正しく活用することで、顧客への情報伝達がより効率的になり、ビジネス成果の向上につなげることが可能です。

 

LINE公式アカウントを使ったマーケティングを成功させたい方は、ぜひこの記事を参考にしてください!

1.一斉送信とは?メリットは?

ここでは、「一斉送信」の概要やメリットを解説したいと思いますのでぜひ参考にしてみてください。

1-1.一斉送信の概要について

LINE公式アカウントの一斉送信は、友だち登録をしているすべてのユーザーに、同じメッセージを一度に送信できる機能です。

 

一斉送信では、テキストメッセージだけでなく、画像や動画、さらにはクーポンや招待状など、多彩な形式のコンテンツを配信することも可能です。これにより、ビジュアル要素を活用した効果的なコミュニケーションを実現できます。

 

また、セグメントごとに分けて配信することができるので、より効果的に利用したい方は覚えておきましょう。

1-2.一斉送信のメリット

LINE公式アカウントの一斉送信には、情報伝達を効率化できるという明確なメリットがあります。この機能を活用することで、新商品の発売やキャンペーン情報を短時間で多くの顧客に届けることが可能です。

 

例えば、以下のようなシチュエーションで特に効果を発揮します。

 

・短期間のプロモーションやセールの告知:セール開始直前に一斉送信を行うことで、多くの顧客に即座に情報を届けられます。タイムリーな配信が、売上向上や来店者数増加に直結します。

 

・イベント開催のリマインド: 事前登録制のイベントやセミナーで、開催日直前に一斉送信を行うことで、顧客の参加を促すことができます。これにより、キャンセルや忘れ防止にも効果的です。

 

・災害時や緊急時の情報発信:特定の地域において臨時の営業時間変更や安全に関する重要なお知らせを、素早く多くの人に届けることができます。

 

このような場面では、一斉送信のスピードと到達率の高さが大きな強みとなり、顧客とのスムーズなコミュニケーションを実現します。

2.PC版での一斉配信のやり方

ここでは、PC版での一斉配信のやり方を説明したいと思います。

2-1.「メッセージを作成」をクリックする

LINE公式アカウント管理画面

管理画面のトップページにある「メッセージを作成」をクリックします。ここを押すことで、新しいメッセージ作成画面が開きます。

2-2.配信先を設定する

LINE公式アカウント管理画面

LINE公式アカウントでは、配信したい対象を細かく絞り込むことで、より効果的なメッセージ配信が可能です。すべての顧客に送信する場合もあれば、「属性」や「オーディエンス」を活用して、特定の条件に合致するセグメントにのみ配信することもできます。

 

設定可能な属性の一覧:

 

  • 友だち期間:ユーザーがLINE公式アカウントを友だち登録してからの期間(例: 6日以下、365日以上など)。
  • 性別:男性、女性。
  • 年齢:14歳以下から70歳以上まで細かく分類。
  • OS:Android、iOSなどの端末種類。
  • エリア:47都道府県、または地域(例: 関東地方、九州など)。

 

設定可能なオーディエンスの一覧

  • メッセージクリック:過去に特定のメッセージをクリックしたユーザー。
  • メッセージインプレッション:配信メッセージを表示したユーザー。
  • リッチメニュークリック:リッチメニュー上の特定ボタンをクリックしたユーザー。
  • リッチメニューインプレッション:リッチメニューを表示したユーザー。
  • 友だち追加経路:どの経路から友だち登録を行ったか。
  • チャットタグ:チャットの内容に基づいて設定したタグ。
  • 予約:LINE上で予約を行ったユーザー。
  • ユーザーIDアップロード:外部データを基に絞り込む。
  • ウェブトラフィック:LINE広告やリンクを通じてウェブページを訪問したユーザー。

2-3.配信日時を設定する

LINE公式アカウント管理画面

配信を即時に送るか、指定日時に送るかを選択します。配信スケジュールを設定することで、顧客が最もメッセージを受け取りやすいタイミングを狙えます。

2-4.メッセージを作成して送信

LINE公式アカウント管理画面

テキスト、画像、動画などの内容をメッセージに盛り込みます。完成後、プレビューで確認し、問題がなければ配信ボタンをクリックします。

2-5.必要であれば「高度な設定」を行う

LINE公式アカウント管理画面

一斉配信をさらに効果的に活用するためには、高度な設定オプションを利用することが有効です。必須ではありませんが、以下の3つの設定を活用することで、配信の精度と効果を高めることができます。

 

  1. LINE VOOMに投稿する

配信メッセージをLINE VOOMに投稿することで、友だち登録者以外のユーザーにも情報を届けることが可能です。LINE VOOMは、広範囲のユーザーにリーチできるプラットフォームであり、新規顧客の獲得やブランド認知向上に役立ちます。

 

  1. 配信メッセージ数を指定する

メッセージの配信数をあらかじめ設定し、その中でランダムに選ばれた友だちに配信を行うことができます。この機能により、全体配信ではなく、特定の規模感でテスト的な配信を行うことが可能です。配信対象は、設定時点の属性情報を基にした推計で選定されます。

 

  1. A/Bテストメッセージ

A/Bテストメッセージを活用することで、複数のメッセージ内容を特定の割合で配信し、その結果を比較することができます。テスト後には、数値的に優れたメッセージを残りの友だちに配信することが可能です。

3.スマホアプリ版での一斉配信のやり方

スマホアプリ版では、LINE公式アカウントアプリを使って配信作業を行います。外出先でも簡単に操作できるため、柔軟な運用が可能です。

3-1. LINE公式アカウントアプリを開き、メッセージ配信を開始する

LINE公式アカウント管理画面

はじめに、スマホにインストールされているLINE公式アカウントアプリを起動します。ログイン後、ホーム画面にある「メッセージを配信する」をタップし、新しい配信を作成する準備を進めます。続いて「+追加」を選択し、配信の編集画面を開きます。

3-2. 送信するメッセージの種類を選ぶ

LINE公式アカウント管理画面

メッセージの種類を選択します。テキスト、画像、動画などから選べますが、ここでは「テキスト」を選択します。選択後、メッセージ入力画面に進みます。

3-3. メッセージを作成する

LINE公式アカウント管理画面

画面が切り替わったら、赤枠内に送信したい内容を入力します。テキストメッセージは簡潔かつわかりやすい表現を心がけると、顧客に届きやすくなります。

 

さらに、一度の配信で最大3つまでの吹き出しを作成することが可能です。複数の情報を一度に伝えたい場合は、吹き出しを追加する際に「+追加」ボタンを押して、新しい吹き出しを作成してください。

3-4. 配信の設定を行う

LINE公式アカウント管理画面

メッセージの作成が完了したら、「次へ」をクリックして配信の設定画面に進みます。ここで以下の設定を行います。

 

配信予約:配信日時を指定してスケジュール配信を行うことが可能です。顧客が最もアクティブな時間帯を狙いましょう。

配信先の選択:配信対象をすべての友だちにするか、特定の条件で絞り込むかを選びます。絞り込みが必要な場合は、あらかじめ設定した属性やオーディエンスを活用してください。

 

また、PC版と同様「LINE VOOM」と「配信メッセージ数」の設定も可能です。

3-5. メッセージを一斉送信する

最後に「配信」をタップすると、作成したメッセージが一斉送信されます。配信後の結果はアプリ内で確認できるため、開封率や反応率をチェックし、次回の配信に役立てましょう。

4.一斉配信を行う際の注意点

LINE公式アカウントで一斉配信を行う際には、事前に確認すべき点や注意すべき事項があります。これらを守ることで、ミスを防ぎ、顧客により良い印象を与える配信が可能になります。

4-1.配信前のテスト配信でミスを防ぐ

一斉配信の前には、必ずテスト配信を行いましょう。テスト配信をすることで、文面や添付ファイルに誤りがないか確認できます。また、リンクが正しく動作しているかや、メッセージのレイアウトが崩れていないかも重要なチェックポイントです。

 

具体例として、クーポンコードや商品ページのリンクが誤っていた場合、顧客の不信感を招く可能性があります。少人数のスタッフやテスト用アカウントを対象にテスト配信を行い、万全な状態で本配信を実施しましょう。

4-2.配信通数の上限を超えないように注意

LINE公式アカウントには、契約プランごとに配信通数の上限が設定されています。この上限を超えると、追加の料金が発生する場合があります。事前に配信対象の人数を確認し、上限内で収まるように計画を立てることが大切です。

 

例えば、ライトプランでは月に5,000通まで配信可能ですが、それ以上を希望する場合はスタンダードプランや別のプランへの変更を検討する必要があります。無駄なコストを避けるためにも、プランに応じた運用を心がけましょう。

 

ちなみに、LINE公式アカウントのプランは以下のような形となっています。

  • コミュニケーションプラン:: 200通/月
  • ライトプラン:5,000通/月
  • スタンダードプラン:30,000通/月、追加メッセージは〜¥3/1通

4-3.LINE公式アカウントの利用規約に違反しない

LINE公式アカウントの利用規約では、スパム行為や迷惑メッセージの送信が禁止されています。配信の頻度が高すぎたり、内容が不適切な場合、顧客の不満を招くだけでなく、アカウント停止のリスクもあります。

 

特に注意すべきなのは、以下のような行為です。

  • 承諾を得ていない顧客へのメッセージ配信
  • 誤解を招く内容のメッセージや過剰な広告
  • 同一内容の繰り返し送信

 

利用規約を遵守し、顧客に配慮した配信を行うことで、信頼関係を築くことができます。

5.一斉配信の効果を高めるためのコツ

一斉配信を効果的に活用するには、ただ送信するだけでなく、いくつかの工夫を取り入れることが重要です。ここでは、実際に成果を上げるための具体的な方法をご紹介します。

 5-1.配信時間帯と曜日を工夫する

配信する時間帯や曜日は、顧客のライフスタイルに合わせることが大切です。例えば、仕事が終わる夕方から夜間、または週末など、顧客がスマートフォンを手に取るタイミングを狙うと、メッセージの開封率が向上します。

 

一般的には以下の時間帯が効果的とされています。

  • 平日: 午後5時~9時(仕事終わりのリラックスタイム)
  • 土日: 午前10時~午後2時(自由時間が多いタイミング)

 

送信タイミングを試しながら、顧客層に合った最適な時間を見つけましょう。

  5-2.メッセージの配信頻度を調整する(週1回が目安)

配信頻度が多すぎると、顧客にストレスを与えたり、最悪の場合ブロックされる可能性があります。一方で、頻度が少なすぎると、顧客の記憶からブランドが薄れてしまいます。

 

適切な頻度の目安としては、週1回程度が推奨されます。ただし、内容が特に重要である場合は例外として増やすことも可能です。顧客の反応や配信データを分析しながら、最適な頻度を見極めましょう。

 5-3.複数の吹き出しや視覚要素を活用する

LINEのメッセージでは、最大3つの吹き出しを使用することができます。この機能を活用すると、情報を整理しつつ、顧客にわかりやすく伝えることができます。また、吹き出しごとに異なる内容を組み込むことで、複数の情報を一度に配信できるというメリットもあります。

 

さらに、視覚的な要素を取り入れることも効果的です。例えば、商品の画像や動画、インフォグラフィックなどを添付することで、文字だけでは伝えきれない情報を補完できます。視覚情報を活用することで、メッセージの印象を強くし、顧客の行動を促すことが期待できます。

6.まとめ

LINE公式アカウントの「一斉送信」機能は、顧客への情報伝達を効率化する便利なツールです。

 

本記事で紹介した基本的な操作方法や注意点、効果を高めるコツを活用することで、顧客とのコミュニケーションを強化し、ビジネス成果の向上を目指せます。一斉送信を正しく運用し、顧客に価値のあるメッセージを届けましょう!

 

7.LINE公式アカウントの活用でお悩みの方へ

LINE公式アカウントは、企業やブランドが顧客と直接つながり、コミュニケーションを深めるための有力な手段です。しかし、多くの方が以下のような課題を抱えているのではないでしょうか?

  • どのように運用すればよいかわからない
  • 活用しているものの、期待した成果が得られない
  • 運用にかける時間やリソースが不足している

 

これらの悩みを解消し、LINE公式アカウントを最大限に活用するためには、継続的かつ計画的な運用が必要です。専門的なサポートを受けることで、成果を向上させるための効率的な運用が可能になります。

 

以下では、デジマール株式会社が提供する「LINE公式アカウント運用代行サービス」の特徴や具体的な流れについて詳しくご紹介します。

 

7-1.デジマールのLINE公式アカウント運用支援サービスの特徴

デジマールでは、企業ごとの課題やニーズに応じたカスタマイズサービスを提供し、LINE公式アカウントの運用を強力にサポートします。主な特徴は以下の通りです。

 

  1. ターゲティングとコンテンツ設計

ブランドの特性や顧客層に応じたメッセージやリッチメニューを作成し、ターゲットごとに効果的な配信を行います。これにより、メッセージの開封率やクリック率を向上させることが可能です。

 

  1. 自動化による効率的な運用

チャットボットや自動返信機能を活用して、24時間体制での対応を実現。これにより、運用負担を大幅に軽減しながら顧客満足度を高めることができます。

 

  1. データ分析と改善提案

専門チームが定期的にデータを分析し、開封率やコンバージョン率といったKPIに基づく改善提案を行います。これにより、継続的に成果を最大化します。

7-2.サービス提供の流れ

 

  1. 初期相談と目標設定

顧客の課題やニーズを把握し、競合分析を踏まえた運用方針を設計します。具体的な目標設定に基づき、最適な解決策を計画します。

 

  1. アカウント設定とコンテンツ準備

LINEアカウントの初期設定からリッチメニューの作成、チャットボットの導入までトータルサポートを提供します。

 

  1. 運用開始とキャンペーン実施

実際の配信やプロモーションを通じて、顧客ロイヤルティを向上させ、運用状況をモニタリングします。

 

  1. 効果測定と改善

運用状況を定期的にレポートし、データに基づく分析を行いながら継続的な改善を進めます。

7-3.デジマールのサービスで期待できる成果

 

顧客エンゲージメントの向上

適切なメッセージ配信やキャンペーンで、リピーターの増加を実現します。

 

売上の拡大

ターゲットに響く配信戦略で、キャンペーン効果を最大化します。

 

運用負担の軽減

自動化ツールの活用により、業務効率を大幅に向上させます。

 

デジマールの専門的な支援を活用して、LINE公式アカウントを最大限に活用し、企業の成長を加速させましょう!

 

ぜひ、こちらからお問い合わせください。