入札単価調整を使用すると費用対効果が優れたユーザーへよりアプローチを行うことができます。具体的に何を基準にセグメントを抽出していくかというと、ユーザーの属性やデバイス、地域等が判断材料として用いられます。また曜日や時間帯によってセッション数が大き変わる職種もあります。例えば「家事用の商品」を扱っているECが広告を出稿した時、広告のターゲット層の大部分は主婦になるでしょう。しかし全ての主婦が専業とは限らず、一般的な会社に勤めている主婦であれば、夕方まで勤務している可能性が高いです。主婦の母数が少ない時間帯に広告を出稿してもあまり効果は見込まれません。そこで入札単価調整を使用して、費用対効果を高めることができるのです。

算出の仕方

入札単価はパーセンテージ(%)で設定されます。
先ほど例に挙げたECで説明すると、クリック単価を200円に設定しており、夕方以降の掲載結果が良好であるとします。よりセッション数・CVRをあげるために、夕方以降に掲載する広告の入札単価を10パーセント引き上げ、入札単価を220円にします。そうすることで掲載頻度が夕方以降の時間帯で増えることに繋がるのです。