今回は、Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)で、PC、スマートフォンのブランドパネル枠に広告を配信する方法を解説します。
Yahoo!JAPANは、国内最大級のデジタルメディアです。Yahoo!JAPANのトップページの広告掲載枠を、「ブランドパネル」といいます。このブランドパネルはかつて、Yahoo!プレミアム広告として、限られた代理店からしか出稿できませんでした。出稿の最低金額も掲載方式によって異なりますが、100万円~2,000万円と高額でした。
2019年から順次行われている、Yahoo!広告のリニューアルにより、Yahoo!ディスプレイ広告の「運用型」と「予約型」が登場しました。「予約型」はYahoo!プレミアム広告を踏襲したものですが、この度、「運用型」のアカウントからでも、このブランドパネル枠に出稿することが可能になりました。
少額からでも出稿できるようになったため、これまでブランドパネルへの出稿を検討していた人にとって、始めるにはまたとない機会になっています。
また、デジマールでは、Yahoo!ディスプレイ広告運用に加え、
- ディスプレイ広告の運用
- ディスプレイ広告のバナー作成
も一気通貫で行っております。
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ディスプレイ広告(運用型)のフォーマットについては、以下の記事を参照ください。
Google広告とYahoo!広告で準備しておきたいバナーサイズを優先度順でご紹介したうえで、各媒体の広告フォーマットについて詳しく解説します。
Yahoo!広告のブランドパネルとは
Yahoo!広告のブランドパネルについて改めて説明します。ブランドパネルは、Yahoo!JAPANのトップページにある広告掲載枠のことです。
PC版ブランドパネル
スマートフォン版ブランドパネル
もともとYahoo!プレミアム広告という広告メニューで、限られた代理店からしか出稿ができない広告枠でした。最低出稿金額も100万円~2,000万円と高額でしたが、Yahoo!JAPANのサービスを使う人ならだれでも目にするトップページで独自のプロモーションができる点が魅力でした。
2019年からのYahoo!広告のリニューアルにより、Yahoo!プレミアム広告は、新たにYahoo!ディスプレイ広告(予約型)に受け継がれました。
Yahoo!ディスプレイネットワーク(YDN)が、Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)へ、Yahoo!プレミアム広告が、Yahoo!ディスプレイ広告(予約型)へリニューアルされたことによる変化の一つとして、「Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)からブランドパネルに出稿できるようになった」ということがあります。(正確にはYDN時代に、PCブランドパネルパネルへの配信が可能になり、運用型でPC、スマートフォンどちらのブランドパネルにも出稿が可能となりました。)
Yahoo!ディスプレイネットワークからはブランドパネルに出稿できなかったため、これは大きな変化といえます。すべてのアカウントからブランドパネルに出稿できるようになったということです。
Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)からPCブランドパネルに広告配信する
PCブランドパネルに出稿する場合も、スマートフォン版ブランドパネルに出稿する場合も、気を付ける点は4点あります。「キャンペーン目的」「広告仕様」「プレースメントターゲティング」「入札単価」の4点です。
静止画 | 動画 | |
キャンペーン目的 |
サイト誘導 コンバージョン |
サイト誘導 コンバージョン 動画再生 |
広告仕様(アスペクト比) | 1:1 |
16:9 1:1 |
広告仕様(最小ピクセルサイズ) | 600×600 |
640×360 600×600 |
広告仕様(ファイルサイズ) | 最大3MB | 最大200MB |
広告仕様(ファイル形式) | GIF 89a、JPEG、PNG | .mp4 |
プレースメントターゲティング | toppage.yahoo.co.jp |
参考:Yahoo!広告ヘルプ|ディスプレイ広告(運用型)でPCブランドパネルのみに広告配信する方法を教えてください
PCブランドパネルに出稿する際のキャンペーン目的
静止画の広告をブランドパネルに出稿する際は、キャンペーン目的を「サイト誘導」か「コンバージョン」に設定します。
動画広告を出稿する場合、キャンペーン目標を「サイト誘導」「コンバージョン」「動画再生」に設定します。
なお、キャンペーン目的が「コンバージョン」、「サイト誘導の場合」はクリック課金、「動画再生」の場合は、動画再生課金(10秒の再生で課金)となります。
PCブランドパネルに出稿する際の広告仕様
キャンペーン目標を設定したら、広告仕様に沿ったクリエイティブを入稿します。
静止画の場合は、600×600(1:1)以上、動画の場合は、640×360(16:9)以上、あるいは600×600(1:1)以上がピクセルサイズとして指定されています。
また、動画については、動画と同じピクセルサイズのサムネイルも準備する必要があります。
PCブランドパネルに出稿する際のプレイスメントターゲティング
PCブランドパネルにのみ広告配信する場合、プレイスメントターゲティングは、「toppage.yahoo.co.jp」を登録します。
PCブランドパネルに出稿する際の入札金額
公式ヘルプにはPCブランドパネルに出稿する際の推奨入札金額は明示されていませんが、通常のディスプレイ広告と比較するとCPCが高くなる傾向があります。
Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)からSPブランドパネルに広告配信する
スマートフォン版ブランドパネルに出稿する場合も、気を付ける点は4点あります。「キャンペーン目的」「広告仕様」「プレースメントターゲティング」「入札単価」の4点です。
静止画 | 動画 | |
キャンペーン目的 | ブランド認知 | |
広告仕様(アスペクト比) | 16:9 | |
広告仕様(最小ピクセルサイズ) | 640×360 | |
広告仕様(ファイルサイズ) | 最大3MB | 最大200MB |
広告仕様(ファイル形式) | GIF 89a、JPEG、PNG | .mp4 |
プレースメントターゲティング | m.yahoo.co.jp | |
推奨入札単価 | 1,500円~1,600円程度 |
参考:Yahoo!広告ヘルプ|ディスプレイ広告(運用型)でスマートフォン版ブランドパネルのみに広告配信する方法を教えてください
参考:Yahoo!広告ヘルプ|スマートフォン ブランドパネル 広告仕様
SPブランドパネルに出稿する際のキャンペーン目的
静止画、動画どちらを出稿する際も、キャンペーン目的を「ブランド認知」に設定します。
なお、キャンペーン目的が「ブランド認知」の場合、ビューアブルインプレッション課金(1000ビューアブルインプレッションにつき課金)となります。
ビューアブルインプレッションは、広告の50%が1秒以上表示された場合にカウントされます。
SPブランドパネルに出稿する際の広告仕様
キャンペーン目標を設定したら、広告仕様に沿ったクリエイティブを入稿します。
静止画、動画どちらの場合も640×360(16:9)以上のピクセルサイズのクリエイティブを入稿します。
また、動画については、動画と同じピクセルサイズのサムネイルも準備する必要があります。
SPブランドパネルに出稿する際のプレイスメントターゲティング
PCブランドパネルにのみ広告配信する場合、プレイスメントターゲティングは、「m.yahoo.co.jp」を登録します。
SPブランドパネルに出稿する際の入札金額
公式ヘルプには1,500円~1,600円程度という記述があります。また、推奨入札単価よりも低い値段を設定していると、広告配信されない場合があります。
まとめ
ここまで、Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)から、PC版及びスマートフォン版ブランドパネルへ広告配信する方法を見てきました。ブランドパネルはYahoo!JAPANを利用する全てのユーザーの目に入るため、大規模なリーチに適しています。
キャンペーン目的、広告仕様、プレースメントターゲティング、入札単価を設定すれば配信可能なので、この機会に試してみましょう。
また、デジマールでは、Yahoo!ディスプレイ広告運用に加え、
- ディスプレイ広告の運用
- ディスプレイ広告のバナー作成
も一気通貫で行っております。
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