Instagram広告とは?

松葉駿平

インスタ映えという言葉からも明らかな通り、Instagramを利用するユーザーが急増しています。Instagramをマーケティングで活用することで、より多くの収益が得られる可能性があります。今後、自社のマーケティングに活かしたいと考えている場合、Instagram広告をよく理解し、関連した知識を取り入れることが成功の鍵を握ります。

広告制作を代理店に依頼する場合、依頼する前にまずは基礎的な知識を把握しておくことをおすすめします。

Instagram広告について

インスタ広告とも呼ばれますが、これはInstagramを利用して提供する広告のことを指しています。統計によると、世界には10億を超えるInstagramユーザーがおり、日本でも3300万人を超えるユーザーがInstagramを利用しています。Instagramは芸能人や文化人、政治家など、いわゆる社会に影響力がある著名人たちがこぞって利用するSNSとなっていて、FacebookやTwitterと並ぶSNSとしての地位を築いています。

Instagramはテレビコマーシャルとは異なり、よりコアなユーザーに対して広告を配信できるという魅力があります。性別の構成はおよそ6割が女性となっているため、女性のユーザーが中心になっていることがわかります。年齢別では10代~20代が多く利用しているため、若者向けの広告配信にも向いているSNSです。

具体的な統計を分析してみると、10代、20代のInstagram利用者は同年齢の6割と高い利用率となっています。30代の利用率は4割、40代では3割強の利用率です。全年齢のInstagram利用率は3割強ですから、それぞれの年齢層もともに高い利用率を誇っていることがわかります。このことから、Instagramによる広告配信には大きな可能性があるのです。

写真や動画を投稿するのがInstagramの特徴的な部分となっているため、Facebook以上にクリエイティブな広告が求められます。Instagramで配信される広告はFacebookやTwitterとは異なるため、広告の配信方法も理解しておきましょう。

Instagram広告を配信する

Instagramで配信される広告にはいくつかの特徴があります。以下はInstagramのプラットフォームと関連して表示されるもので、大きく分けてStories(ストーリーズ)、Feed(フィード)、発見の3つがあります。

Stories(ストーリーズ)機能によるInstagram広告

StoriesというのはInstagramならではの機能で、投稿が24時間以内に自動的に消失する投稿のことを指します。最近ではタイムラインへの自動投稿を嫌うユーザーが好んで利用する傾向があり、いわゆるFeed(フィード)による投稿とは異なる動作をします。

StoriesではInstagramのユーザーアイコンが虹色に変わり、そこをタップすることで内容を閲覧できるようになっています。この機能が好んで利用される理由として、動画投稿が可能だということ、旬な情報をすぐに流したい場合に有効であるということ、タイムラインに掲載されないことなどが挙げられます。

Storiesを利用した広告配信では画面いっぱいに広告を配信できるというメリットがあり、見る人に強烈なインパクトを与えることができます。Storiesによる広告配信にはルールが設定されていて、見たいアカウントのStoriesを3回閲覧すると、自動的に広告が配信される仕組みになっています。ただし、これには例外もあります。もし閲覧しているアカウントのStoriesが4回以上設定されている場合は、すべてのStoriesを閲覧した後に広告が表示されます。

Storiesは動画配信が可能なため、インパクトを与えたい広告配信に向いています。できるだけ早く多くの人に広告を見てほしいと考えている場合に、Storiesによる広告配信は絶大な効果を発揮してくれます。配信される広告が、例えば人気のあるスポーツイベント、コンサートなどのStoriesと連動することで、より多くの人に閲覧してもらえることになり、収益拡大に繋がります。

Feed(フィード)機能を活用したInstagram広告

フィード機能とはInstagramに従来から実装されている機能で、フォロワーの画像や動画がすぐに見られる機能のことを指します。LINEのタイムラインに似た機能で、フォロワーの動向がすぐにわかるようになっています。自分がフォローしているアカウントの画像を一気に閲覧できるので、トレンドなどを簡単に把握できます。

Feed上には自分のフォロワーの画像が表示されますが、フォローしているユーザーの配信内容によって、そのユーザーが何に関心があるのかがわかります。例えば、ペットが好きなユーザーはペットを飼っているユーザーをフォローするため、タイムラインには自分の好きな動物の画像や動画が次々と表示されていきます。他に、好きな芸能人などの情報も同様です。これらの動向を活用して広告配信を行うなら、よりコアなユーザーへ適切な広告が配信できます。

具体的に言えば、インテリアが趣味のユーザーであれば、当然インテリアに関連したユーザーをフォローするでしょう。このときにインテリアに関する広告を配信するなら、ユーザーの興味を引くことができ、自然と自社サイトへ誘導することも可能です。Feedを活用したInstagramの広告配信ならこのような活用ができるため、より多くの収益に繋がる可能性があります。

「発見」を利用したInstagram広告

発見タブというのは、Instagramの画面上に表示される虫メガネアイコンをタップしたときに、関連した情報や画像を表示させる機能のことを指します。発見タブはユーザーの閲覧する内容により、それに関連した情報を自動的に知らせることができるため、この機能を広告に活用し、集客に繋げるというのが主な流れです。

画面上には複数の画像が表示されますが、発見タブをタップした時点で広告が表示されることはありません。表示される画面をタップし、ジャンプした先に広告が自動的に配信されるようになっています。StoriesやFeedと比較すると利用する機会は少ないように見えるかもしれませんが、ユーザーが特定の情報を探したい場合、発見タブを積極的に活用するケースが見られます。

Instagram広告の種類

Instagramで表示できる広告は、主に4つから選べるようになっています。それぞれの広告フォーマットごとに特徴があり、マーケティングに適した広告フォーマットが選択できます。

画像広告

Instagramの広告では最もスタンダードな広告です。静止画像を利用したクリエイティブによる広告配信になります。画像は3つの型から選べるようになっていて、それぞれテキストを挿入できます。テキストの文字数は最大2200文字で、これを超えることはできません。

画像フォーマットでは、自社のランディングページにアクセスできるようにカスタマイズ可能となっています。サービスの申し込みや会員登録サイトへの誘導も可能です。

動画

大きさは画像広告と同じです。動画の長さは最大60秒までですが、これにテキスト広告を加えることが可能です。画像広告の動画版と考えても良いかもしれません。動画による広告は、よりインパクトを与えることができます。

Stories広告

Stories広告とは、ストーリーズ内で配信可能な広告を指します。ストーリーズの中に自然に広告が組み込まれるため、ユーザーは自然な流れで広告に接することができます。閲覧している画像や動画に合わせて適切な広告が配信されるのも魅力です。Stories広告は画像、動画両方に対応しています。

カルーセル広告

カルーセル広告とは、複数の画像や動画を広告として配信できるサービスのことです。画像や動画の数は上限が10までとなっていますが、複数の画像を広告として配信できるため、商品の魅力を伝えるのに最適な広告と言えます。

カルーセル広告の特徴として、広告として設定する画像や動画それぞれにリンクを埋め込めるようになっています。興味関心のある画像をタップすれば、それぞれに合わせたWEBサイトへ誘導できるため、よりコアな層への訴求ができます。また、複数の動画や画像を配信できるので、商品を多角的に紹介できるというメリットがあります。

これらのInstagram広告は発見タブやFeed内へそれぞれ配信できるため、さまざまなマーケティングができるようになっているのも魅力だと言えるでしょう。広告配信で気をつけたい点として、テキスト表示の制限があります。広告を設定する際、広告全体の2割までがテキストで配信可能です。この原則を守って、適切なクリエイティブを制作するのが成功のポイントです。

広告配信とターゲティング

Instagram広告は3つのターゲティングから選択できます。

コアオーディエンス

コアオーディエンスとは、コアな層への訴求効果を目的としたターゲティングです。ユーザーの興味関心に合わせてジャンルを設定し、適切な広告配信が自動的にできるようになっています。そのため、まずはどのユーザー層を狙って広告を配信したらよいか、マーケティング戦略を練る必要があります。

カスタムオーディエンス

カスタムオーディエンスを利用することで、広告配信の対象から特定のユーザー層を排除するなどの設定が可能です。商品の対象となる年齢層や性別などに絞り込みたい場合などに、カスタムオーディエンスは有効なターゲティング方法になります。

カスタムオーディエンスでは、例えば自社のユーザーデータに基づいて、広告配信を設定することができます。これは、Facebookのユーザーデータと連携して行います。顧客データと関連させて広告配信ができるので、リピーターへの訴求効果を高めることに加えて、新商品やサービスなど、すでに信頼されているユーザーに対して広告を配信し、契約へ繋げることも可能です。より成果を生み出したい場合には、カスタムオーディエンスは強力なサポートをしてくれます。

類似オーディエンス

カスタムオーディエンスではユーザーデータなど実際のデータに基づいて広告を提供することができますが、それに関連した新たなユーザーに対して広告を配信するのは苦手としています。そこを補完してくれるのが、類似オーディエンスです。類似オーディエンスは、自社のユーザーデータに基づき、それらのユーザーが持つ興味関心に近いユーザーを割り出して、広告を配信する方法です。

Instagram広告と課金

CPM(Cost Per Mille)

Instagramで広告を配信する場合、課金方法も合わせて理解しておきたいものです。基本的にはCPMと呼ばれる課金方法を採用しています。CPMとはコスト・パー・マイルの頭文字からとった用語で、広告の配信回数に応じて課金されます。Instagramでは1000回広告が配信されると、その都度課金されるようになっています。

CPC(Cost Per Click)

CPCとはクリック回数に応じて課金する方法です。表示される広告がクリックされると、その都度料金が発生します。

CPV(Cost Per View)

CPVは動画広告の課金方法のことです。広告動画が再生されると、一定の再生時間ごとに課金されます。Instagramでは15秒ごとに料金が発生する方法を採用しています。ユーザーが動画を見る時間によって料金が変動します。

CPI(Cost Per Install)

CPIはアプリをダウンロードし、インストールするごとに課金する方法のことです。

広告を配信する場合には、マーケティングを練る際に、どの程度の広告費を割り当てられるかも合わせて考えるようにします。広告にかける費用が多くなれば配信できる数が増えますが、ここをうまくコントロールしないと、かえって費用がかさんでしまうという問題に発展することもあるため、よく考えて費用を計算するようにしましょう。

Instagram広告を上手に活用しよう

Instagram広告はクリエイティブを活用することで、より広告のインパクトが強くなります。Instagram広告の種類や配信方法を事前に理解しておくなら、マーケティング戦略を立てる際にとても役に立ちます。無限の可能性を持つInstagram広告で、自社の商品やサービスを積極的にアピールし、売上向上に繋げることができます。

事業会社でSaaSのWebマーケティングに1年間携わったのち、デジマールに入社。TableauとIllustrator勉強中。趣味は料理。

松葉駿平

事業会社でSaaSのWebマーケティングに1年間携わったのち、デジマールに入社。TableauとIllustrator勉強中。趣味は料理。

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