2021年11月4日、Yahoo!広告のディスプレイ広告においてオーディエンス管理機能の提供開始が発表されました。
本機能の提供開始により、オーディエンスリストとオーディエンスソースの管理が分けられるようになりデータの管理がしやすくなります。
Yahoo! Japanはシステム側で成果が見込めるユーザーへターゲティングを拡張するといった自動ターゲティングの世界を目指しており、それに関するアップデートとなっています。
また、実施予定日は2021年11月24日とされていますが変更される場合があります。
Yahoo!広告の公式な発表はこちらからご確認ください。
Yahoo!広告 リリースノート|【ディスプレイ広告】オーディエンス管理機能の提供開始について
オーディエンス管理機能の概要
Yahoo! JapanはクライアントデータやYahoo! Japanの持つオーディエンスデータ、それらを掛け合わせたデータを運用不可なく活用できる「オーディエンス管理機能」を今後2~3年で提供していくことを予定しています。
その第一弾として、今回のオーディエンスリスト管理画面やオーディエンスソース管理画面の提供が行われました。
アップデートで追加・変更された4つの機能
そこで、オーディエンス管理機能の第一弾として以下の4つの機能が追加・変更されました。
オーディエンスリストターゲティングの新設
今後の機能拡充を見据えて、これまでサイトリターゲティングで使われていた「ターゲットリスト」を「オーディエンスリスト」に名称変更します。そして、そのターゲティングの総称として「オーディエンスリストターゲティング」が新設されます。
・既存「ターゲットリスト」⇒名称変更「オーディエンスリスト」
そのターゲティングの総称がオーディエンスリストターゲティング)
これに伴い、パフォーマンスレポートや操作履歴、インポートファイルにおいて「ターゲットリスト」が「オーディエンスリスト」に名称変更されるため注意が必要になっています。
オーディエンスリスト種別の変更
そして、オーディエンスリスト種別に以下の2つが追加されます。
・ウェブサイト訪問ユーザー
・顧客データ
こちらはリストの内用が管理しやすくなるようにするためです。
さらに、リスト種別「類似」が「類似ユーザー」へと名称変更されます。
オーディエンスソースの追加
「オーディエンスソース」と呼ばれるオーディエンスリストの管理画面が追加されました。
この管理画面によってオーディエンスリストに含まれるデータが明確になり管理しやすくなります。
データソース名 | 内容 | 作成できるリスト |
サイトリターゲティングタグ |
サイトリターゲティングタグから 取得したデータ |
ウェブサイト訪問ユーザー |
顧客データファイル | アップロードした顧客リストデータ | 顧客データ |
デフォルトのターゲットリスト自動作成を終了
サイトリターゲティングタグ発行時に自動作成されていたデフォルトのターゲットリストは本アップデート以降作成できなくなります。
これまでのデフォルトのターゲットリストと同様のリストを作成したい場合は以下の設定で作成することが出来ます。
リスト種別:「条件」もしくは「ウェブサイト訪問ユーザー」を選択
条件:「条件を設定しない」を選択
まとめ
このように、オーディエンス管理機能の第一弾として今回のアップデートが行われます。
今後はオーディエンスリストターゲティングとして、クライアントデータソースの拡充やYahoo! Japanの持つオーディエンスデータがより活用しやすくなるような機能が提供されていきます。
このように、2~3年かけてオーディエンス管理機能が拡充されていくため今後のアップデートも注目していきましょう。