2021年10月13日ごろから、Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)がLINE NEWS面にも配信されるようになります。2021年3月1日にYahoo!を傘下に含むZホールディングスとLINEは経営統合しており、今後もこのような配信面の流動化は進むでしょう。

LINEの日本でのユーザー数は8,000万人を超え、今までYahoo!広告経由ではリーチできなかった層への広告配信が可能となります。

Yahoo!広告の公式発表はこちらからご確認ください。

Yahoo!広告リリースノート|【ディスプレイ広告(運用型)】LINEアプリ配信について

Yahoo!広告のLINE NEWS面への配信開始の概要

Yahoo!のディスプレイ広告(運用型)で配信している広告が、LINE NEWS面の一部の広告枠にも配信されるようになります。

開始日程は2021年10月13日(水)ごろとなっていますが、こちらは目安のため数日前後する場合があるそうです。

また、10月13日からの配信ボリュームはごく少量からのスタートとなり、2021年内にかけて徐々に配信ボリュームが拡大していく見込みとなっています。

なお、LINEに掲載されたかどうかは「配信先URLレポート」から確認できるようになります。

LINE NEWS面への配信のメリット

①新規ユーザーへの広告配信

今まで接触できなかったユーザーへの広告配信が可能になるというメリットを持っています。

各媒体によってユーザー層は異なっており、Yahoo! JAPANとLINEアプリのユーザーでは以下のような違いがあります。

Yahoo! JAPAN(スマートフォンユーザー)

・男女比:およそ均等。男性48%・女性52%

・年齢のばらつき:年代に偏りがある。例えば、 10代が少ない、60代が多い等。

参照:Yahoo! JAPAN|媒体資料

LINE

・男女比:やや女性比が大きい。男性44%・女性56%

・年齢のばらつき:年代に偏りがない

参照:LINE株式会社|媒体資料

LINEはYahoo!JAPANと比べて、女性比が高く、Yahoo!JAPANのような年齢層の偏りが小さい媒体です。今までのYahoo!広告ではリーチできなかったユーザーに広告配信が可能となるでしょう。

 

②Yahoo!広告の配信データを活用したLINEへの配信

Yahoo!広告の配信データを用いてLINE NEWSに配信することが可能になります

既にLINE広告に配信されている方も、Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)を合わせて配信することで、同じ配信面でも異なる成果が得られる可能性があります。

具体的なデータについては現時点で発表されていません。

掲載枠と入稿規定

掲載枠

順次掲載枠が拡大する可能性がありますが、10月13日開始時点では以下の6つの配信面となります

①LINEニューストップ面をスクロールした際に定期的に表示されるBigbanner

②LINEニュース記事遷移→「続きを読む」をタップ、記事の中間にあるBigbanner

③LINEニュース記事遷移→「続きを読む」をタップ、記事読了後、直下に位置するCard View

④ニュース記事遷移→「続きを読む」をタップ、ページ下部にFloatingで表示

⑤ニュース記事遷移→下部にスクロールすると定期的に表示されるBigbanner

⑥ニュース記事遷移→下部にスクロールすると定期的に表示されるList view

入稿規定

Yahoo!広告 ディスプレイ広告からLINEアプリ側に配信するための広告タイプはレスポンシブ(画像)のみとなっています。

また、画像サイズは以下のようになっています。

・300px × 300px

・1200px × 628px(アスペクト比:1.91:1)

 

また、LINE掲載枠へ配信さる場合にレスポンシブ広告の4隅が、Yahoo! JAPAN規定範囲で丸くトリミングされる場合があります。

まとめ

2021年10月13日からYahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)がLINE NEWSに配信されるようになります。

10月13日の配信開始時点ではLINE NEWSの一部掲載枠になるため、ごく少量での配信開始になりますが、順次拡大していく予定になっています。

一方で、LINE面に配信したくない場合にはプレイスメントターゲティングを用いて除外して配信することも可能です。

今後もYahoo!広告がLINEアプリの広告掲載枠に影響を与えることが見込めるため、引き続きYahoo!広告最新情報を確認していきましょう。