2024年1月10日より、Yahoo!検索連動型ショッピング広告(SSA)の配信が開始されました。

利用には

  • Yahoo!検索広告(ショッピング)のアカウント作成
  • 商品管理システム「LINE Merchant System」への商品データ連携

の主に2つの準備が必要です。

 

参考:LINEヤフー|検索連動型ショッピング広告の提供開始

Yahoo!検索連動型ショッピング広告の概要

Yahoo!検索連動型ショッピング広告(SSA)は、検索結果に商品情報が掲載される新しい広告フォーマットです。

正確には、利用必須の「Yahoo! JAPAN商品情報掲載」のサービスを利用すれば、任意で検索連動型ショッピング広告が利用できる、という仕組みになっています。

検索連動型ショッピング広告

以下、リリース記事の引用です。

  • スマートフォンのコマース検索モジュールの最上部に商品情報を掲載できる広告です。最上部でさらに強く商品をアピールできます。
  • 商品グループで商品を細かく分類して設定することで、取り扱う商品種類が多いお客様でも、きめ細かいターゲティングや入札価格の調整が可能です。
  • ご利用には商品情報掲載のご利用に加え、キャンペーンなどの作成や入札価格の設定が必要です。
  • 広告のクリックが発生した時に広告料金が発生します(クリック課金型)。

※SSAのご利用には、次に説明する「Yahoo! JAPAN商品情報掲載」の掲載開始が必須です。なお、SSAのご利用は任意のため、Yahoo! JAPAN商品情報掲載のみのご利用も可能です。

商品情報掲載

以下、リリース記事の引用です。

  • 商品名や商品の型番などでの検索時に、パソコンおよびスマートフォンのコマース検索モジュール内に商品情報を掲載できます。
  • 検索結果から直接お客様のサイトの商品詳細ページや購入ページに遷移できるため、商品購入への導線を強化できます。
  • 商品情報データの連携で運用でき、在庫状況や価格変更の反映が容易です。
  • 商品情報掲載を経由して購入が行われた場合に、料金が発生します(成果報酬型)。

※Yahoo! JAPAN独自のアルゴリズムに従って商品情報を掲載します。このサービスのご利用により、掲載を保証するものではありません。

掲載イメージは下図を参照してください。右側のスマートフォン画面上で赤枠の部分がSSA、グレー枠の部分が商品情報掲載です。 ※コマース検索モジュールの掲載位置は変動する場合があります。

Yahoo_検索連動型ショッピング広告_商品情報掲載

商品情報掲載の成果報酬について

成果報酬額は商品カテゴリーによって異なります。以下のページより詳細をご確認ください。

参考:Yahoo!広告ヘルプ|商品情報掲載の利用料金について

Yahoo!検索連動型ショッピング広告の利用条件

特定の条件を満たしたアカウントからのみ、広告出稿可能です。

以下、リリース記事からの引用です。

契約形態

  • 正規代理店など、売掛取引(後払い方式)のアカウントを運用するお客様

広告対象となるサイト

  • ブランド公式サイトなどのEC(ショッピング)サイト、またはEC(ショッピング)モール
    ※ECモール上の店舗サイトは対象外です。

サイト仕様

  • サイト上で決済完了まで可能なこと
  • ウェブ上でサービスを展開していること
    ※アプリのみで提供しているサービス、まとめサイト、個人間取引サービスは対象外です。

販売制限

  • 一部、販売できない商品ジャンルがあります。

利用開始までの流れ

商品情報掲載には、

  1. 検索広告(ショッピング)アカウントの取得
  2. 商品管理システム「LINE Merchant System」への商品データ連携
  3. コンバージョンタグ作動の確認

の3ステップの準備が必要です。

商品情報掲載に加えて検索連動型ショッピング広告の配信も実施する場合には、キャンペーン、広告グループ、商品グループの作成を実施します。

 

Yahoo_検索連動型ショッピング広告_商品情報掲載_配信開始までの流れ

Yahoo!広告【設定手順書】検索連動型ショッピング広告(2023/12)

以下の補足情報は、リリース記事からの引用です。

  • 商品情報掲載の掲載までには10営業日前後のお時間が必要です(商品フィードの作成時間は除きます)。また、検索連動型ショッピング広告の開始には、商品情報掲載の開始後、さらに10営業日程度のお時間が必要です。ご利用には早めのお申し込みをご検討ください。
  • LINEショッピングをご利用中のお客様の場合、商品情報掲載のご利用前に、さらに1~2営業日程度のお時間が必要な場合があります。

まとめ

Google広告、Microsoft広告に続いて、Yahoo!広告でもショッピング広告が配信できるようになりました。

Yahoo!広告や、Yahoo!ショッピングですでに成果が出ているのであれば、本ショッピング広告も成果につながると予想されます。

「LINE Merchant System」への商品登録という手間はありますが、LINEヤフー体制となりLINEとYahoo!を横断した広告プロダクトは今後もリリースされていくでしょう。

これを機に、「LINE Merchant System」への商品登録と、Yahoo!検索広告(ショッピング)のアカウント作成をしてみてはいかがでしょうか?