Yahoo!広告を始める前に

松葉駿平

yahoo!広告を始める前に知っておきたいコト

yahoo!で商品やサービスの宣伝をしようと考えたら、まず最初に何から取り掛かればよいのでしょうか?考えることはいくつかありますが、その中でも最初に決めたいのは自社の広告予算です。最初はザックリとした金額を決める方法もアリですが、場合によっては想定していた予算よりも実際に多くかかってしまい、予算が少ないために費用対効果や成果が思ったほどでないという結末になってしまう可能性があります。そのため、予算を考える際には、損をしないためにはどのぐらいの予算が必要なのかという点を詳しく考える必要があります。最初に決めた予算は固定にせず、フレキシブルに調整するつもりでいたほうが失敗しない予算づくりができます。

まず、宣伝予算は商材1件ごとに分けて考えるようにしましょう。商材ごとに販売価格は決まっています。この販売価格の中には、商品やサービスの原価に加え、人件費などのコストが含まれますし、マーケティングにかかったコストも含まれなければいけません。その上で会社が利益を出さなければいけないわけですから、商材ごとにどのぐらいの予算をかけられるのかという点は、コストの計算をすれば自然と算出できるのではないでしょうか。

また、Webマーケティングでは、宣伝する日数を決めることも大切です。無期限にだらだらと同じ商材を宣伝していても、ユーザーは見飽きてしまいますし、飽きればクリックもしてもらえなくなるでしょう。そうすると、費用対効果が悪くなってしまいます。そうならないように、日数をあらかじめ設定した上で、1日当たりにかけられる予算を計算すると良いでしょう。1日当たりの予算は、1カ月当たりの予算を30で割って算出します。

yahoo!広告アカウントの作り方を工夫して成果を出そう

yahoo!検索エンジンで商品やサービスなどの商材を宣伝するためには、yahoo!広告アカウントを作る必要があります。これはビジネスアカウントと呼ばれるもので、アカウントを新規作成する際には、本人であることを確認するための書類をアップロードしなければいけません。また、法人アカウントを作る際には、法人登記事項証明書や住所が記載されている公的な書類が必要になることもあります。その度に役所に足を運ぶのは面倒ですから、事前に一通り書類を準備してからアカウントを作成すると良いでしょう。

ビジネスアカウントの作成は、yahoo!サイトですべての作業ができます。入力フォームはオンラインで、会社名や住所、業種や管理者の名前に加えて、運用サイトのURLやメールアドレスなども必要です。作成を完了する際には、SMS認証もしくは音声ガイダンスによる認証をすることで取得の手続きが完了します。

ビジネスアカウントを作成すると、その中にある広告管理ツールが使えるようになります。Webマーケティングをする際には、この管理ツールを使って各種の設定や管理を行います。Webマーケティングで商材を紹介するサービスは無料ではなく、費用が掛かります。そのため、費用をどのように支払うのかという点を管理画面で設定しましょう。支払い方はクレジットカードか銀行振り込みの2通りで、好きな方を選べます。使用可能なクレジットカードはVISAやMasterを始め、JCBやダイナース、American ExpressなどもOKです。

広告アカウントの使い方

yahoo!内の広告アカウントの構成は3階層となっていて、キャンペーン、グループ、そして商材キーワードとなります。

キャンペーンというのは、宣伝したい商品やサービスごとに分類します。例えば、洋菓子を販売している会社の場合には、「お中元」「お歳暮」「敬老の日」などのイベントによる分類に加えて、ターゲットとなる年代もキャンペーンによって分類することができます。ざっくり「お中元」と分けてしまうと、20代と60代とでは好みの洋菓子のタイプが異なるため、ターゲット層がぶれやすくなってしまいます。そうならないように、最初のキャンペーンを決める段階から細かく分類しておくことで、その下の階層をより狙ったターゲット層に絞り込みやすくなります。

キャンペーンの下階層は、広告グループとなります。洋菓子販売の会社の場合だと、プリンとかケーキと言ったお菓子の種類が該当するのではないでしょうか。例えば、ケーキは20代が好きとか、プリンは10代におすすめとか、60代ならチョコレート系を好む、といった分類をすると良いでしょう。ちなみに、1つのキャンペーンに対してグループは複数あってもOKです。このグループ分類の際にできるだけ細かく分類するためには、これまでの売り上げやユーザーターゲットのトレンドや傾向を見ながら行うと良いでしょう。

それぞれのグループが決まったら、最下位層となる商材キーワードを決めていきます。キーワードはユーザーが検索エンジンを使用する際に使いそうなものを選び、「お中元」「ケーキ」「抹茶プリン」など、細かいキーワードを抽出していきます。商品名がキーワードに入っても良いですし、商品の特徴をキーワードとして抽出するのもアリです。キーワードを抽出する際には季節感やトレンドを意識すると、より多くのユーザーに露出されやすくなります。例えば、スイーツ系ではゴマや抹茶風味が人気ですし、豆乳などで作るスイーツも人気があります。そうしたトレンドなワードもキーワードに入れておくことで、商品やサービスをより多くのユーザーに知ってもらえる確率をアップできます。

また、既に抽出したキーワードから連想できる言葉も、キーワードとして抽出すると良いでしょう。例えば、「ケーキ」なら「美味しい」「デザート」「スイーツ」「甘さ控えめ」「お取り寄せ」など、たくさんの言葉を連想します。これらはそれぞれユーザーが検索の際に使う可能性があるワードなので、どんなバリエーションで検索されてもヒットして広告を掲載してもらえるように、準備しておくと良いでしょう。

どんな広告を作ればよい?ポイントを押さえてユーザーにアピール

yahoo!広告では、テキストのみのタイプと、画像や動画を使うタイプとがあります。このうち、テキストのみのリスティングでは、文字だけで商品やサービスの特徴を簡潔かつ見事に表現する必要があります。しかも、ユーザーがキーワード検索をした時には、そのキーワードと関連性が高い内容にコンテンツを仕上げたほうがヒットしやすくなりますし、タイトルやコンテンツの中にキーワードを自然に盛り込むのも効果的です。

例えば、洋菓子の会社を考えてみましょう。もしもユーザーが「ケーキ お中元」と検索した場合、宣伝タイトルが「お中元のケーキなら」とあれば、キーワードの「ケーキ」と「お中元」どちらもタイトル内に含まれているため、表示される可能性がアップします。

リスティング宣伝商材を登録する際には1つのパターンだけではなく、複数のパターンを作って登録すると良いでしょう。テキストによる文字だけなら、自社で考えても十分に魅力的で効果的なコンテンツを作成できるかもしれません。しかし、コツが分からず自信がないという場合には、外注するという方法もアリです。

yahoo!広告には審査があります

Webマーケティングでyahoo!を活用する際には、キャンペーン、グループ、キーワードを選出して登録した後、yahoo!側で審査が行われます。審査は約3営業日ぐらいかかるのが一般的で、審査に通過しなければ掲載してもらうことはできません。業種や商材によっては、審査に通過しない場合があるので注意しましょう。審査に通らなくても、動画の制作などに費やした費用は自己負担となります。

審査落ちの可能性を最小限に抑えるためには、事前に規制についての説明をしっかり熟読しておくことをおすすめします。審査落ちするリスクが高いのは、社会基違反や公序良俗に反するもの、プライバシーに対して十分な配慮がされていないものなどがあります。セクハラをはじめとするハラスメントの可能性があるものもNGですし、性に関する表現が露骨なものも審査落ちの可能性が高いです。

具体的にどんな商品がダメなのかという点は、yahoo!の公式サイトでもリストアップされています。例えば、児童ポルノや売春、援助交際など性に関する商品やサービスは審査落ちしやすいですし、国内で認められていない医薬品や合法ハーブなどもNGです。さらに、ニーズはあっても法律違反となる偽ブランド品も審査には通らないので注意してください。

また、超小型カメラのように、盗撮や盗聴に使われる可能性が高い商品も審査落ちの可能性が高くなります。マルチ商法の商材も、勧誘や販売、紹介などの目的を問わず、審査落ちする可能性が高いでしょう。販売目的はOKだけれど勧誘や紹介はNGといった目的によって審査結果が変わることは少ないです。

もしも宣伝したい商品やサービスがこうした規約に引っかかるのではないかと不安な場合には、プロセスを始める前の段階でyahoo!へ問い合わせてみてはいかがでしょうか?広告主を対象としたお客様サポートセンターは、電話ならフリーダイヤルで月曜日から金曜日まで受け付けていますし、メールなら24時間365日いつでも問い合わせができます。

知っておきたいこんな機能

yahoo!に広告を掲載する際には、同じコンテンツでも使い方や設定次第で、成果に大きな差が出ます。サイトから提供されているオプションや機能の使い方を熟知して、最大限に活用しましょう。

知っておくと便利な1つ目の機能は、表示オプションです。これは、タイトルのリンク先とは異なるURLを最大6件まで表示できるオプションや、お問い合わせ番号を表示できるオプション、タイトルや説明文などでは説明しきれなかった部分の補足をテキストで表示できるオプションなどがあります。設定しておけば必ず表示してもらえるというわけではなく、掲載ランクやキーワードなどによっては表示されない場合もあります。しかし、設定していなければ表示される可能性はゼロです。表示されるかどうかは別として、事前に設定しておいた方が、成果につながりやすくなるのではないでしょうか。

2つ目の機能は、自動入札の機能です。あらかじめ設定した目標に合わせて、クリック単価が自動的に入札で設定されるという便利な機能です。クリック単価が高ければ高いほど上位に掲載される可能性が高くなりますし、もちろんコンバージョン数にもプラスの影響があります。

3つ目の機能は、キーワードアドバイスツールです。これは、商材に対するキーワードを選定する際に、関連するワードの中からトレンドなものや季節感のあるもの、ユーザーが多く利用している人気ワードなどを提案してくれるというものです。キーワード選びで頭を抱えている場合には、ぜひ活用したい機能です。

4つ目の機能は、電話サポート機能です。これは広告の出し方や各種設定が分らないという会社が利用できるサポートサービスで、yahoo!側から提供されています。質問に対して答えを教えてくれるお問い合わせサービスに加え、マーケティング効果をアップするためのノウハウを紹介してくれるポータルや、よくある質問を集めたページなどもあり、電話だけでなく幅広いサポートを受けられます。

小額からでも始められるyahoo!広告

検索エンジンのサイトページを使って商品やサービスの宣伝をすることは、yahoo!以外にもたくさんのエンジンサイトがあります。その中でも、このサイトは少額から始められるという点で、中小企業や個人経営のビジネスにとってはハードルが高すぎずに始めやすいWebマーケティングだと言えるでしょう。検索エンジンページだけではなく、yahoo!が提携しているサイトでも紹介してもらうことができます。その中にはニュースが読めるサイトやインターネットのプロバイダーサイトなどもあり、幅広いユーザー層を取り込めるというメリットも期待できます。

こうしたマーケティングは、いろいろ勉強しながら自社だけで対応することも可能ですが、もしも運用面が難しいと感じている場合、もしくは成果の出る方法で運用したい時には、運用を外注するという方法もおすすめです。

事業会社でSaaSのWebマーケティングに1年間携わったのち、デジマールに入社。TableauとIllustrator勉強中。趣味は料理。

松葉駿平

事業会社でSaaSのWebマーケティングに1年間携わったのち、デジマールに入社。TableauとIllustrator勉強中。趣味は料理。

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