Yahoo!は2023年1月25日(水)のアップデートで「オークションインサイト」と呼ばれる新機能をリリースしました。

  • インプレッションシェア
  • ページ上部表示率
  • ページ最上部表示率
  • 自社との重複表示率
  • 他社の上位表示率
  • 自社の優位表示率

の6種類の分析情報を提供する機能です。

オークションインサイトレポートは、同じオークションに参加している他社の広告と自社の広告の結果を比較するために用います。

参考:Yahoo!広告ヘルプ|【検索広告】オークションインサイト機能の提供開始

オークションインサイトで提供される6つの分析情報


オークションインサイトでは、

  • インプレッションシェア
  • ページ上部表示率
  • ページ最上部表示率
  • 自社との重複表示率
  • 他社の上位表示率
  • 自社の優位表示率

の6種類のデータポイントを確認できます。

1.インプレッションシェア

インプレッションシェアとは、広告が表示された回数(インプレッション)の表示全体の数量に対する割合です。
オークションインサイトは、表示URLのドメインごとに競合他社のインプレッションシェアも確認することができます。

2.ページ上部表示率

自社の広告(表示URLのドメイン他社の場合は他社の広告)が検索結果ページの上部に表示された割合です。

3.ページ最上部の絶対表示率

自社の広告(表示URLのドメインが他社の場合は他社の広告)が検索結果ページの最上部に表示された割合です。

4.自社との重複表示率

同一キーワード入札の検索結果のウェブページに同時に提示された他社広告と自社広告の比率を示します。

自社のみの広告の場合は「-」で表示されます。

例えば、他社(A社)の表示URLのドメインの「自社との重複表示率」が20%だった場合、自社広告の全インプレッションのうち、20%でA社の広告も同時に表示されたといった意味合いになります。

5.他社の上位表示率

同じ広告オークションに参加している他社の広告が、自社の広告よりも検索結果ページの上位に位置した回数です。

具体的には、「他社上位表示率」が例えば10%であれば、他社広告と自社広告の両方が見られる機会のうち、10%で他社広告が検索結果ページで上位に位置したといった意味合いになります。

6.自社の優位表示率

自社の広告が他社の広告よりも検索結果ページの上位に表示、または自社の広告のみ表示された割合です。

自社のみの広告の場合は「-」で表示されます。

例えば、他社(A社)の表示URLのドメインの「自社の優位表示率」が20%だった場合、自社広告の全インプレッションのうち、20%で自社の広告がA社の広告よりも上位に表示されたという意味合いになります。

参考:Yahoo!広告ヘルプ|オークションインサイトについて

オークションインサイトの有効活用

検索広告において、競合に関するデータは限られています。

競合がどの検索語句に注力しているのかを把握することは、自社の検索広告出稿方針を決定するうえで重要です。

競合が注力している検索語句で上位表示を狙うなら、インプレッションシェアや優位表示率を100%に近づける方針が考えられます。広告文を魅力的にしたり、入札単価を高めたり、品質スコア(品質インデックス)を改善する施策が必要です。

一方で、競合が狙っていない検索語句に注力し、オークションの過熱を避けるという方針も考えられます。この場合は、重複表示率や優位表示率を見ながら、競合が注力していない検索語句を見極めるといった方針が考えられます。

まとめ

オークションインサイトは、検索広告を最適化するための非常に貴重なツールです。

このツールを上手に利用することで、キャンペーンの表示機会を最大化することができます。

インプレッションシェア、ページ上部表示率、ページ最上部表示率、自社との重複表示率、他社の上位表示率、自社の優位表示率

のデータを活用すれば、検索広告の方針決定や、改善すべき領域の特定に役立ちます。

Yahoo!検索広告の改善施策をお探しなら、オークションインサイトを使って、検索キャンペーンのパフォーマンスを客観的に確認してみましょう。

Yahoo!広告でお悩みがあればデジマ―ルへお気軽にご相談ください。