Twitter広告の「Twitter検索キーワード広告」について解説します。
Google広告、Yahoo!広告、Microsoft広告に続く、検索結果に表示できる検索連動型の広告です。
広告を掲載したい検索語句をキーワードとして登録することで特定の検索結果に広告を表示することができます。通常のプロモツイートと同様、画像や動画を広告に含むことができるのは他の検索連動型広告にはない大きな魅力です。
日本におけるTwitterの立ち位置
日本はTwitterで最も検索する国とTwitterが発表しています。
Twitterが公表する2022年10月23日~2023年1月21日のデータでは、実に68億回もの検索がTwitter上でされていることが明らかにされており、これは2位アメリカの50億回を大きく上回ります。
Twitterはツイートをする場、ツイートを確認する場、という役割を超え、情報検索の場としても深く浸透していることがわかります。
Twitter検索キーワード広告とは
Twitter検索キーワード広告とは、Twitterの検索結果に表示することができる広告の一つです。
これまでもTwitterの検索結果に広告は表示されていました。しかし、ユーザーの興味関心に基づく広告が表示されていたため、必ずしも検索語句と関係のある広告が表示されていたわけではありませんでした。
新たに追加された「Twitter検索キーワード広告」を利用すれば、特定の検索語句が検索された際の検索結果にのみ広告を表示することができるようになります。
通常のプロモツイートと同様、広告の中に画像や動画、を含めることができる点はGoogle広告、Yahoo!広告、Microsoft広告にはない魅力です。
参考:Twitter広告|新プロダクト「Twitter検索キーワード広告」ローンチのお知らせ
Twitter検索キーワード広告の詳細
Twitter検索キーワード広告の詳細を表形式でまとめています。
項目 | 内容 |
キャンペーン目的 | ウェブサイトコンバージョン(Twitterタグの設置、コンバージョンイベントの設定が必須) |
入札戦略 | CPC上限入札、目標コスト、CPM自動入札 |
表示場所 | 検索結果ページの3つ目のツイート(2つ目に表示されるようアップデート予定) |
マッチタイプ | 完全一致のみ |
設定可能キーワード数 | 1広告グループにつき200まで |
キーワード最大文字数 | 140文字 |
掛け合わせ可能ターゲティング | 地域、属性、デバイス、オーディエンス除外 |
利用可能クリエイティブ | 静止画、動画、カルーセル、DPA(通常のプロモツイートと同様) |
補足①|検索結果ページへの3つの経路
Twitterの検索結果ページに遷移する方法は全部で3つあります。これら3つのどの経路から検索結果ページに遷移した場合でも広告が表示されます。
通常検索
Twitterの検索窓でキーワード検索をすると、検索結果ページが表示されます。
トレンドキーワードクリック
Twitterの検索タブに表示されている「トレンドキーワード」をクリックすることで、そのトレンドキーワードで検索した結果ページに遷移します。
ハッシュタグクリック
ツイート内に設定されているハッシュタグをクリックすることで、そのハッシュタグを含む語句の検索結果ページに遷移します。
例えばツイート内の「#Twitter広告」をクリックすると「#Twitter広告」の検索結果ページに遷移します。これは、「Twitter広告」で検索した際の検索結果ページとは異なります。
補足②|アルファベットをキーワード設定する際の注意点
アルファベットをキーワードとして利用する場合、大文字と小文字は区別されません。
また、「Apple」と「Apples」などの複数形は別ワードとして判別されます。
補足③|ハッシュタグをつけたキーワードとつけていないキーワード
ハッシュタグをつけたキーワードと、ハッシュタグをつけていないキーワードは別のものとして扱われます。
「Twitter広告」と検索された際の検索結果ページ、「#Twitter広告」のタグをクリックした際の検索結果ページの両方に広告を表示したい場合は、「Twitter広告」「#Twitter広告」の両方をキーワード登録する必要があります。
Twitter検索キーワード広告の設定方法
Twitter検索キーワード広告の設定は、他の検索連動型広告と同じような流れで進んでいきます。
①キャンペーン目的に「キーワード」を選択
②キャンペーン詳細を設定
目的には「Conversions(by keywords targeting)」しか選択することができません。
③広告グループでキーワードを設定
④広告グループの配信設定を設定
コンバージョンイベントや入札戦略を選択します。
⑤広告グループの配信オーディエンス設定
配信するユーザー属性、地域、デバイス、除外するオーディエンスを選択します。
⑥広告のテキスト、メディアを設定
審査が完了すれば、広告は配信開始されます。
まとめ
Twitter検索キーワード広告について、その概要と設定できる項目、入稿方法を見てきました。
これまで検索エンジンでの掲載が主だった検索連動型広告が巨大SNS上で掲載できるようになるのは、SNS広告の大きな節目といえます。
検索エンジンとSNS、検索行動の主戦場が二分化される中、Twitter検索キーワード広告を活用すれば検索エンジンの広告ではアプローチできなかったユーザーにリーチできるかもしれません。
Twitter広告がより直接的な成果に結びつきやすくなるので、これまで出稿したことがない方もこの際に出稿を検討してみてはいかがでしょうか?