LINE広告運用を外注するときの注意点

松葉駿平

line広告の運用は簡単そうで難しい

lineアプリは、日本国内においてはたくさんのユーザーを持ち、プライベートなシーンはもちろんのこと、ビジネスや社内の連絡手段として使われることも少なくありません。幅広い年代へ効果的かつ効率的にマーケティング活動ができるという点で、このアプリ内で広告を配信することは、会社にとっては高い費用対効果が期待できます。人気が急上昇しているため、今後はさらに多くのライバル会社が参入すると考えられていますが、まだまだ参入している会社は多いとは言えないため、ライバル会社よりも早く参入することで、売り上げや利益を最大限に増やすことができます。

このlineアプリで配信する広告は、ただ広告を出すだけではなく、毎日の運用がとても大切です。Webプロモーションや運用型の宣伝とよく似ているものの、リアルタイムにユーザーからの反応が変わるアプリ内での配信では、運用のために人材や時間を割かなければいけません。専門的な知識やノウハウを持たない会社にとっては、自社でマーケティングの運用や管理を行うのは大変ですし、コストをかけても成果が出るとは限りません。そのため、運用や管理の面においては、外部の業者へ外注に出す会社もたくさんあります。

外部の業者へ運用を任せることで、得られるメリットはたくさんあります。広告の効果を最大限にできるようなマーケティングができますし、アプリユーザーからの反応を見ながら、リアルタイムでマーケティング方法を調整することも可能です。何よりも、外部にアプリマーケティングを任せることができるため、自社の人材は本業に専念できるというメリットがあります。

しかし、外部の業者へ任せたからと言って、必ずしも期待通りの成果が出るというわけではありません。業者の選び方次第では、成果を得られずに失敗する可能性もあります。外部の業者へ外注する際には、どんな点に注意すれば良いのでしょうか?

注意点1:line広告の特徴を理解している業者を選ぶこと

Webマーケティングの運用を代行している専門業者はたくさんありますし、lineというアプリに特化した広告のみを取り扱う業者もたくさんあります。業者を選ぶ際には、その業者がアプリの特徴を正確に理解して、自社にとって最も効果的な方法でマーケティングの運用をしてくれる所を選びたいものです。基本的な知識やノウハウがあるので大丈夫、という業者へ外注してしまうと、思うような費用対効果を得られなかったり、マーケティングによる効果を実感できないなどの問題が起こりやすくなります。

このアプリでSNSマーケティングをする際には、LINE Ads Platformに精通している業者を選びましょう。こちら側のリクエストのみを代行してくれる会社よりは、クリエイティブな部分からアドバイスをくれたり、運用面を安心して任せられるような業者を選ぶことが、失敗しないためのポイントです。

SNSマーケティングには、たくさんの代理店が参入しています。他社との差別化を図るためには、クリエイティブな面を強化することは必要不可欠ですし、一つ一つの宣伝素材の品質も高く維持し中ればいけません。ラインAds Platformでは、広告グループやキャンペーンなどのカテゴリーごとに、品質を示すスコアがつけられます。このスコアが低いと、入札の単価を高くしてもユーザー画面に表示されにくくなり、インプレッション数はもちろんのこと、クリック率やコンバージョン率も上がらない結果になってしまいます。

またこのマーケティング方法には、視認性が高いという特徴があります。同じ方法をリピートすることで、ユーザーの注意を引くことができますが、リピートしすぎると飽きられてしまい、反応が薄くなるというデメリットもあります。そのため、マーケティングの運用においては、ユーザー層を調整したり変更するなどして、幅広いユーザー層に飽きられることなく露出し続けることが大きな成果につながります。

運用を依頼する外注業者を選ぶ際には、このクリエイティブな部分で、提案やアドバイスをしてくれたり、ユーザーからの反応が薄い場合には方法を調整するなどの対応をしてくれる業者を選ぶと良いでしょう。

注意点2:運用代理以外にもサービスを提供しているか

SNSマーケティングの運用だけを外注しようと考えていても、運用する中では、どんなニーズが出るか分かりません。もしも広告の品質に問題があり、制作からやり直したほうがいいかなという場合には、別の業者に制作を依頼するよりも、できる事なら同じ業者に任せたいものです。また、アプリ内に貼ったリンクをユーザーがクリックしてくれているのに成果に繋がらない場合には、ユーザーを誘導したWebサイトのランディングページに問題がある可能性も考えられます。その場合には、ランディングページを作り直して、ユーザーにとってより魅力的なページ作りの作業が必要となります。

アプリマーケティングの運用を代行している業者の中には、運用のみを行う業者がある一方で、Webサイトの制作やアプリの開発など、幅広い業務に対応している所がたくさんあります。自社の中にIT部門があり、そうした部門で対応できる場合には、わざわざ外注に出す必要はありませんが、自社では対応しきれない可能性があるのなら、運用以外に制作やコンサルタントの部分でも対応可能な業者を選ぶことをおすすめします。

アプリマーケティングにおいては、ユーザーの動向やトレンドなどがインプレッション数やクリック数、コンバージョン数にリアルタイムで反応するという特徴があります。進捗管理のためにレポートを見て、どうしてクリック数やコンバージョン数が下がったのかを分析できることもまた、外注業者に期待したいノウハウの一つと言えるでしょう。問題を見つけたら、それを分析して解決するための方法を考えられる業者に任せたほうが、同じ外注費用を支払っても満足度には大きな差が出そうです。

注意点3: line広告以外のマーケティングにも精通していると頼もしい

line広告の配信をする企業の中には、このアプリが他のSNSアプリと具体的にどんな違いがあり、どうしてこのアプリでなければいけないのかという点を理解している会社はあります。しかし、このアプリの中でマーケティング活動をする事によって、具体的にどんな効果がどんな風に期待できるのかという点まで、詳細に高い専門知識を持っている会社は、それほど多くはないかもしれません。SNSの中でも普段から使い慣れているlineなら、ユーザー数も多いから費用対効果を高く期待できるのではないか、というぐらいの考えでマーケティングをする会社もあるでしょう。

他のSNSアプリと比較すると、このアプリには幅広い世代からのユーザーを取り込むチャンスがあるという魅力があります。しかし、宣伝したい商品やサービスによっては、もしかしたらこのアプリと並行してマーケティングしたほうが良い媒体があるかもしれませんし、もしかしたらこのアプリよりも高い宣伝効果が期待できる方法があるかもしれません。

運用代行業者を選ぶ際には、line以外のアプリやソフトなどに精通していたり、これまで多種多様な媒体でのマーケティングの実績がある業者を選ぶと良いでしょう。運用しながら適切なアドバイスをくれたり、場合によってはWebサイトの開発やアプリの開発なども任せられる業者なら、より安心ではないでしょうか。

注意点4:意思疎通とコミュニケーションが取りやすい業者を選ぼう

アプリ広告を配信したいけれど、専門的な部分についてはよくわからない、という会社はたくさんあります。自分たちはよくわからないけれど、外注業者ならプロの集団だから一任すれば大丈夫だろう、と考える会社も多いでしょう。業者を信じて任せることは、決して悪くはありません。しかし、任せっぱなしだと期待するほどの成果が出なくても気づかなかったり、費用対効果が出ずに後からトラブルの原因になってしまうリスクが高くなります。

業者を選ぶ際には、お互いに意思疎通を取りやすい業者を選ぶようにしましょう。専門知識がある人と最初にヒアリングをしても、実際に運用を担当してくれるのはその人ではない可能性もあります。専任の担当者が決まっているなら、連絡する際にはその人とコミュニケーションを取ればよいですが、担当者が専任でなければ、会話の度に同じ話を繰り返さなければいけないという事態にも陥りやすいものです。

会社のWebマーケティングを依頼する外注先業者とは、コミュニケーションをとる機会がたくさんあります。既に配信している広告の運用を依頼する際の打ち合わせだけではなく、宣伝素材の制作を依頼する場合には、発注してから納品までに複数回の打ち合わせが必要不可欠です。また運用だけを依頼する場合でも、しっかりとコミュニケーションが取れていないと、会社としては不安な要素がたくさん残りますし、安心して任せられないでしょう。それに、こちら側の意図が相手に伝わっていなければ、期待通りのマーケティングができないどころか、期待通りの成果に繋がらない可能性も考えられます。

評判が良い業者だからとか、これまで多くの実績がある業者だから、という理由で業者選びをしている場合には、自社との相性をチェックすることも大切です。他の会社と相性が良くても、自社との相性が良くなければ、マーケティング運用を安心して任せることは難しいものです。逆に、他社との相性がイマイチでも、自社との相性が良くてコミュニケーションや意思疎通がしやすいなら、任せてみようかなという気になるのではないでしょうか。

業者と意思疎通を図るためには、打ち合わせの前に社内でしっかり準備しておく事は必要不可欠です。専門用語を知らなくても、こちらがどんなコンセプトでどんな成果を期待しているのかという点は言葉で説明できます。それに、現在会社が抱えている悩みをマーケティングによって解消しようと考えているなら、その点も、業者に分かりやすく伝えることが必要です。業者に伝えたいことを事前にリストアップしておくことで、コミュニケーションの満足度を高めることができるでしょう。また業者にとっても、より具体的にクライアントの希望や条件を把握できるというメリットが期待できます。

注意点5:スキルがあることをしっかり確認しよう

マーケティングコンテンツの運用だけを依頼する場合には、その業者がこれまでどのような実績を積み上げてきたか、また運用やline広告に関してどのぐらいのノウハウを持っているかという点をチェックすることは大切です。またWebサイトやアプリ開発なども合わせて依頼するのなら、そうした開発におけるスキルの面も、合わせてチェックしておきましょう。

外注業者とヒアリングをしたり打ち合わせをする場合には、実際の開発には関わらない営業担当者とやり取りすることが多いものです。もしも開発スキルについてチェックしたいなら、これまでどんなWebサイトやアプリを開発したのか、実例を見せてもらうと良いでしょう。業者ごとに持っているスキルは異なりますし、デザインや機能の面にも大きな違いがあるものです。これまでの実績を目で確認することは、その業者に開発スキルがあることを確認するだけでなく、依頼した場合の仕上がりをイメージしやすくなるというメリットも期待できます。

これまでに数多くの会社のWebマーケティングを手掛けてきた業者なら、一つや二つ、紹介できる案件があるものです。それに、アプリ内での広告は不特定多数のユーザーに露出されているので、社内秘というわけでもないでしょう。また、アプリやWebサイトも不特定多数ユーザーに露出されているものですから、「見せることはできません」と断られてしまう可能性は低いです。もしもこれまでの実績をいくつか紹介してもらえないかとお願いした時にNOと言われるような場合には、自信をもって紹介できる素材がないと考えられます。そうした会社にマーケティング運用を依頼しても、なんとなく不安なものです。その場合には、他の業者もいくつかヒアリングを行い、安心して信頼できる業者を選ぶことをおすすめします。

事業会社でSaaSのWebマーケティングに1年間携わったのち、デジマールに入社。Tableau勉強中。趣味は料理。

松葉駿平

事業会社でSaaSのWebマーケティングに1年間携わったのち、デジマールに入社。Tableau勉強中。趣味は料理。

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