Instagram広告のレポート作成

松葉駿平

出稿した後が大事

現在SNSを使った宣伝活動を積極的に導入している企業が増えています。若者を中心にSNSを頻繁に利用している人が多いので、こちらに広告を出すと目につきやすいからです。プロモーションをするターゲットとして多くの企業が注目しているのが、Instagramです。なぜ興味を集めているのか、それはボリュームにあります。実に月間10億人ものアクティブユーザー数を抱えています。こちらでキャンペーンを打てば、より多くの人々にアプローチできるわけです。

実際にInstagram広告を活用している人も多いです。しかしその中で「出稿したはいいけれどもこの後どうすればいいの?」という話もしばしば聞かれます。宣伝を出してもこちら側が期待しているようなアプローチができている場合とできていない場合があります。もしユーザーに届いていない場合、改善してより高い宣伝効果を引き出す必要があります。そのために活用してほしいのがレポートです。ほかのSNS同様、インスタグラムのプロモでもレポートサービスがあります。こちらで目標の数値に届いているかどうか分析し、何か改善すべきポイントはないか確認しましょう。

Instagram広告をレポートで確認する方法

出稿したら、どの程度ユーザーに伝わっているか分析を進めることが大事です。分析をすることで修正ポイントが見つかります。Instagramでも出稿した広告に何か問題が見つかれば、適宜修正できます。ちなみに報告書の確認方法ですが、2つのツールが考えられます。

1つ目は公式の機能を利用する方法です。「広告マネージャ」という機能がついています。プロモを配信した後で数値の確認をしたり、広告予算や設定の変更などもすべてできるので利便性の高いサービスです。宣伝効果についてグラフで確認できるような機能も設けられています。ビジュアル的に一目でわかるので、初心者でもすぐに使いこなせるようになるでしょう。しかもこのマネージャは無料で利用できるので、出稿した後の分析のやり方がわからなければとりあえず導入してみるといいです。

2つ目の方法は外部サービスを利用する方法です。初心者であれば、先に紹介したインスタのマネージャでも十分です。しかし中にはより細かなデータを見たいという人もいるでしょう。その場合には外部ツールも併用すると、より広範囲で詳細なデータを確認できます。最初使い方をマスターするまでに多少時間がかかるかもしれません。しかし慣れれば、短時間で簡単に詳細な分析ができます。自分たちだけでなく、競合他社の動きなどもチェックしたいといった場合には外部サービスの活用も検討しましょう。

Instagramの広告レポートでおすすめの外部サービス

広告レポートを作成するにあたって、おすすめの外部サービスがいくつかあります。基本的に有料ですが、無料のお試しサービスのついているものもあります。心配であれば、まずお試しで使ってみて自分たちの要望に合致するサービスかどうか検討しましょう。

まずはSINISです。国内初の分析ツールといわれています。国内で開発されているので、日本語対応しています。語学に自信のない人でも安心して使いこなせます。SINISのいいところは、細かなところまで報告書の作成できる点です。アプリでしか閲覧できないフォロワー数や投稿ごとのエンゲージメントなどの詳細な分析ができます。例えば社内で資料やレポートを提出する必要があるときに役立つツールといえます。

ツールを導入するにあたって、実績のあるものを使いたいと思っている人も多いでしょう。その視点で見ると、Aistaがおすすめです。というのも5000社を超える企業がすでに導入しているからです。これだけの企業が導入しているのは、やはり使いやすさにあります。投稿に関する分析がグラフにて表示されるので、一目で現状を把握しやすいです。インスタのマネージャでチェックできる数値のほかにもキャンペーン用のハッシュタグに対する投稿数、フォロワーの確認もできます。つまり幅広いジャンルをカバーできているのです。しかも他社の動向についても把握できます。日本語対応しているので、語学の点についても心配はいりません。

ICONOSQUAREもチェックしておきたい測定ツールです。世界的に見ると広く利用されているツールだからです。高いエンゲージメント率を獲得できそうな時間が分析できるので、何時に出稿すればより高い効果が得られるかわかるのが魅力です。またフォロワー数や投稿への宣伝効果などもグラフにてメールで報告してくれます。細かく分析をしてくれ、迅速に報告してくれるのでweb担当者としては重宝するツールといえます。ただし問い合わせは英語で行わなければなりません。日本語でサイト表示されているのですが、少しおかしな表現も見られるのでその部分は注意が必要です。14日間のお試し期間が設けられているので、自分たちに使いこなせるツールかどうか判断しましょう。

もしインスタグラムのほかにもTwitterやFacebookなどのSNSでもPR活動をしているのであれば、Union Metricsを使ってみるのもおすすめです。SNS全般のマーケティングに対応したツールだからです。こちらは有料と無料版があります。無料版でも機能はなかなかに充実しています。投稿すべき最適なタイミングや「いいね」を獲得するためのハッシュタグの分析なども無料バージョンで行えます。有料版になると、さらに広範囲にわたった分析が可能です。インフルエンサーの分析やデータのエクスポートが可能だからです。多機能性ですが、英語のみの対応になっているので注意が必要です。

comnico Marketing Suiteもおすすめのツールの一つです。日本語対応しているので語学的な問題はありません。国内の大手企業も利用していて、人気の分析ツールです。人気の理由は、機能が充実しているからです。適切なタイミングで予約投稿ができたり、コメントへの返信見落とし防止機能なども設けられています。さらに必要なデータだけをピックアップしてくれるサマリーや月次レポートが自動的に作成される機能もあります。web担当者から見れば、報告書の作成の手間を大幅に省略できるメリットがあります。こちらも無料トライアルとして、14日間お試し利用できるのでこちらを活用しましょう。

レポートで重視すべきポイント

レポートを作成するのは、Instagram広告の効果を今まで以上に高めるためです。ですからむやみやたらに作成しても意味がありません。そこで報告書を作成するにあたって、どの数値を重視するかがポイントです。企業によってプロモをすることでどのような結果を望んでいるか、目標は異なるでしょう。目標に合わせた分析が求められます。しかし一般的に重視してほしい項目がいくつかあります。

まずはフォロワー数です。フォロワー数がどの程度増加したのか、分析材料に入れましょう。フォロワー数の増加は平たく言うと「自社ブランドのファンがどのくらい増えたか?」を数値化したものです。人々がフォローするのは、その会社の商品やサービスに興味を持ってくれた証拠です。つまりフォロワー数が増えているのであれば、コンバージョンの近い見込客が増加していることになり、近い将来の売り上げアップにつながります。広告をInstagramに出してから思うようにフォロワー数が増えていなければ、どこか改善する必要があると考えましょう。

次にレポートの中に盛り込んでほしい項目が、「いいね数」です。ここで重要なのは、ただ単にいいねの数をチェックするのではありません。フォロワー数に対するいいね数を検証することです。例えばフォロワーが5000人いたと仮定します。この時いいねが4000件のアカウントと100件のアカウントではフォロワーとの関係性が大きく異なるでしょう。フォロワー数に対するいいね数を分析することで、フォロワーの中に濃いファンがどのくらいいるかを把握できるわけです。またこの両者を分析することで、どんな投稿がフォロワーに刺さるのかも見えてきます。今後どんなPRを出せばいいかの参考になるでしょう。

3つ目のポイントが指名検索数です。指名検索の数が多ければ、それだけ自社商品やサービスに興味を持っている人が多いことと解釈できます。自社商品の認知度がどの程度なのか推定する数値にもなるでしょう。指名検索数が増えているということは、Instagramの広告効果がより大きく出ていると推測できます。また指名検索が増えると、それだけコンバージョンにつながりやすくなります。今後の売り上げアップのための参考情報になるので、レポートを作成する際にはフォローしておきたい項目です。

最後に押さえておきたいのはハッシュタグの数です。自社商品やサービスについて、どの程度ハッシュタグが付いているのか、これを見れば自社商品の認知度を推し量れるからです。もしプロモを売ってからハッシュタグの数が増加していれば、それだけ宣伝効果が表れている証拠といえます。ただしハッシュタグの数だけを検証するだけでは不十分です。ハッシュタグのついている投稿の内容を確認しましょう。中には実際に自社商品やサービスを利用した人が感想などを投稿している可能性もあります。もし自社商品のユーザーの感想を見つけたら、「いいね」をするといいです。そうすることで企業とユーザーの距離がさらに縮まり、リピーターになってくれる可能性も高いです。

測定の頻度はどのくらい?

Instagram広告のレポートを作成するのは、毎月など定期的に行うといいでしょう。しかしプロモの効果測定については、できるだけ頻繁に進めたほうがいいです。基本的には毎日欠かさず行うことが推奨されます。毎日効果測定を行うのは難しいと思えるかもしれません。しかし毎日レポートを作成する必要はないです。ただ測定するだけでいいので、1日5分くらいで作業は完了するはずです。

毎日効果の測定を繰り返すことで、分析のためのデータや材料も集まるでしょう。だいたい5日もしくは1週間に1度のペースでそれまで集めたデータを基に分析を進めてみてください。そうすれば、何が問題なのかも見えてくるはずです。修正すべきところは修正することで、より効果的なプロモーションを打つことができるでしょう。

中にはいくら修正しても、なかなか思うような効果が得られないケースもあるかもしれません。その場合、目標そのものの見直しを行うといいでしょう。目標がなかなか達成できないのは、そもそも現在設定している目標そのものが現実的ではない可能性があります。高望みしすぎているなど、現実的ではない目標になっていないかチェックしましょう。ハードルを下げることで改善がみられる場合もあり得ます。

外注するのも一つの手

Instagram広告を出してレポート作成するのが難しいというところもあるでしょう。中小企業を中心として、そこまで人手を割けないというケースもあるからです。その場合にはアウトソーシングを活用するのも一つの手です。外注依頼すると、皆さんのインスタグラムにおけるプロモについて分析してくれます。また報告書も作成してくれるので、どの部分に課題があって、どう改善すればいいかのアドバイスがもらえます。

外注サービスを行っている業者はいくつかあります。その中でどこに依頼するか、これまでの実績やどのような分析をしてくれるかで比較しましょう。フォロワーやハッシュタグなどの詳細な分析をしてくれるところであれば、宣伝効果がどの程度出ているのか、どのような宣伝メッセージがよりユーザーの心に刺さるかなども見えてきます。

またどのようなレポートになるのか、サンプルなども見てみるといいです。グラフなどの見やすさを重視しているかどうか、一目で理解できるかなどの視点で比較してみるといいです。

まとめ

インスタグラムでプロモーションをする手法も多くの企業が手掛け始めています。若者を中心に多くの人の目に触れやすいので、効果的なメッセージを発信すればインパクトも大きくなります。ただしただ単にメッセージを投稿しただけでは不十分です。どの程度の宣伝効果があるのか、その分析も進めて、改善すべきところは改善してより良い広告を出しましょう。

事業会社でSaaSのWebマーケティングに1年間携わったのち、デジマールに入社。TableauとIllustrator勉強中。趣味は料理。

松葉駿平

事業会社でSaaSのWebマーケティングに1年間携わったのち、デジマールに入社。TableauとIllustrator勉強中。趣味は料理。

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