HubSpotでテンプレートを作成・購入する方法

松葉駿平

マーケティングオートメーション(MA)ツールとして知られるhubspotには、さまざまなテンプレートやフォーマットを作成するためのツールが用意されています。その内容は、無料で使用できるものもあれば、有料版を購入することで使用できるものなどさまざまです。いずれにせよこの機能を使えば、特別な知識がなくても誰でも簡単に高いデザイン性を持つウェブサイトやブログページを作れます。ここでは、hubspotにおけるメールテンプレートや、サイトやブログのテンプレートの作成方法を始め、販売されているテンプレートの購入方法など、具体的な手順を確認しておきましょう。

hubspotでメールテンプレートを作る方法

hubspotには、「Marketing Hub」、「Sales Hub」、「Service Hub」などいくつかの製品があり、それぞれ無料版や有料版がありますが、メールテンプレートはすべての製品で作成可能です。この機能を活用することで、挨拶や案内などメールで繰り返し使用するコンテンツを定型文として保存し、また、メールを送る人に応じてパーソナライズすることもできます。

無料で使用できるのは5件まで

ただし、雛形を作成したり編集したり、また、削除したりできるのは、その権限を付与されているユーザーのみです。無料プランの場合、アクセス可能なテンプレートの上限が決まっています。アカウントごとに作成した最初の5件までとなっていることに注意が必要です。つまり、5件以上すでに作成しているアカウントに対して無料のユーザーを追加する場合、その追加された無料ユーザーはそのアカウントで作成された最初の5件の雛形のみしか使用できません。なお、アカウントで作成済みの雛形の総数は、ダッシュボードの右上で確認できます。

テンプレートの作成方法

まずはhubspotのアカウントでログインし、「コミュニケーション」から「テンプレート」へと進んでください。そこで、「新規テンプレート」を選び、「最初から作成」をクリックします。名前と件名を決めて入力しましょう。なお、ここで作成する雛形は、公開・非公開を自由に選択できます。ドロップダウンメニューの「全員と共有」をクリックすると「非公開」を選べますので、必要に応じて使い分けてください。また、ダッシュボードで共有されるユーザーの変更もこちらで可能です。

テンプレートをフォルダに追加するには、ドロップダウンメニューの「フォルダーの選択」をクリックし、次に、メール本文の入力を行います。テキストの変更は、編集ウインドウの下にフォーマットオプションがあるので、それを使用してください。また、文字のサイズやフォントを編集したり、文字列をそろえたりするには、「続き」というドロップダウンメニューから選びます。

なお、ここで作成するメールには、画像やハイパーリンク、動画なども挿入できます。ただし、本文のテキストはどんな場合でも必要です。たとえば画像だけの雛形を作っても、メールを送信する時に正常に添付されないので注意してください。

パーソナライゼーショントークンの追加方法

「パーソナライゼーション」というドロップダウンメニューでは、メールテンプレートに対してパーソナライゼーショントークンを追加することが可能です。これによってメールの受信者ごとにコンテンツの内容を調整することができるようになります。

「テンプレートまたはスニペット」にアクセスし、新規作成か編集かを選びます。パーソナライゼーショントークンを挿入したい雛形の本文をクリックしましょう。次に、ツールバーの「パーソナライズ」というドロップダウンメニューを選び、「タイプ」をクリックしてください。ここでプロパティのタイプを選びます。

プロパティトークンを選ぶ場合、検索バーから当該の場所に移動して、特定のプロパティを選んでください。プレースホルダートークンを選ぶ場合は、「カスタムトークン」というフィールド内にその名前を入力します。

プロパティトークンを選んだ場合は、メールを送信する時に、対応するプロパティの値がトークンの部分に代入される仕組みです。プレースホルダートークンの場合、トークンの値をメール送信の前に入力する必要があります。なお、hubspotのプロパティにここで入力した値は保存されません。

テンプレートを保存する

「テンプレートを保存」をクリックすると、今作成したものが保存されます。これで、セールス拡張機能を通じてCRMとメールの受信トレイから定型フォーマットの送信や、シーケンスへの追加ができるようになります。具体的な送信方法について、以下でさらに詳しく確認しておきましょう。

テンプレートの送信

作成した雛形は、CRMから送信可能です。hubspotのアカウントで「会社」、「コンタクト」、「取引」、「チケット」のいずれかにアクセスし、レコード名をクリックします。次に、左側にあるメールのアイコンをクリックすると、ポップアップボックスにいくつか表示されるので、一番左側の「テンプレート」を選んでください。あとは、送信したい雛形を選び、本文を追加するなどコンテンツを送信先に応じてカスタマイズしてから「送信」をクリックです。送信したメールは、自動的にレポートデータとして追加されます。

作成したテンプレートを削除する方法

作成した雛形を削除するのは簡単です。「コミュニケーション」から「テンプレート」へと進み、削除したい項目にカーソルを合わせて、「削除」というところをクリックします。また、複数の雛形を一括で削除することも可能です。一括削除したい場合は、削除したい雛形の横のチェックボックスにチェックを入れてから、テーブル上部の「削除」というところをクリックします。ダイアログボックスが表示され、本当に削除するかを確認されるので、問題なければ「はい」をクリックです。

hubspotのテンプレートビルダーを使ってサイトやブログの雛形を作成する方法

hubspotのテンプレートビルダーを使えば、ドラッグ・アンド・ドロップによってサイトやブログの雛形を簡単に作ることができます。ただし、この機能が使えるのは、「Marketing Hub」、および、「CMS Hub」の「Professional」と「Enterprise」プランです。

hubspotのサポートチームによってすでに雛形が用意されている場合、サイトのデザイン要件に従ってすでにカスタム定型文が設定されています。HTMLで作成したい場合は、デザインマネージャーツールを使って作成してください。

新規作成

まず、hubspotのアカウントで「マーケティング」、「ファイルとテンプレート」と進み、「デザインツール」にアクセスしてください。新規作成では、上部のバーから「ファイル」、「新規ファイル」とクリックします。次に、ダイアログボックスから「ドラッグ&ドロップ」を選び、ドロップダウンメニューから使用したい雛形を選ぶという流れです。

テンプレートの種類には、「ブログ」、「Eメール」、「ページ」、「システム」があります。ブログとは、ブログの個別の記事や一覧ページの土台として使えるように作られた雛形です。Eメールとは、その名の通りメールの土台に使用できるよう構成されています。ページは、ランディングページやウェブサイトに使用する雛形です。もう一つのシステムとは、エラー時やパスワードの入力時などに表示される文言の雛形を意味します。

上に挙げたなかから作成したい雛形の種類を選び、ファイル名を決めます。それを入力したら「作成」ボタンをクリックしてください。

テンプレートのカスタマイズ

画面の右側にあるインスペクターから、テンプレートにモジュールを追加できます。インスペクターから「+追加」を選び、追加するモジュールを探します。検索結果からドラッグ・アンド・ドロップでレイアウトに追加して完了です。

雛形のスタイルは自由にカスタマイズ可能です。また、特にモジュールを追加しない場合は、インスペクターで直接ヘッドにスタイルを追加できます。

プレビューから公開まで

作成した雛形を確認するには、右上にある「プレビュー」というところをクリックしましょう。ブラウザ上に実際に表示された時の画面が表示されます。パソコンのブラウザで見た時だけでなく、スマホやタブレットなど異なるデバイスでの表示も確認可能です。

プレビューで確認し問題なければ、右上にある「変更を公開」をクリックです。その後、新しく作成した雛形を使ってウェブページやメールを作れるようになります。ブログの雛形としてもブログの設定画面から選択可能です。

ウェブページ・ブログ・メールテンプレートの編集

コンテンツエディターには「設定」というタブがあり、そこから個々の雛形を確認できます。そこで確認できる雛形はデザインマネージャーツールで編集可能です。編集だけでなく、互換性のある雛形に既存のものを交換することもできます。

編集方法は、まず、hubspotのアカウントでログインし、ブログ、ウェブサイトページ、もしくは、ランディングページ、またはEメールに移動してください。そこから編集したいページや記事、メールなどにカーソルを持っていき、「編集」ボタンをクリックです。コンテンツエディターの「設定」タブに「高度なオプション」というところがあるので、スクロールダウンで表示させてクリックします。それから、「このテンプレートを編集」というところをクリックすると編集できるようになります。

なお、編集したい雛形がすでに別のページやメールなどで使われている場合、それを使用するすべてのページやメールに編集内容を反映させるかどうかを確認するダイアログボックスが表れます。すべてに変更を適用するのであれば「このテンプレートを編集」を、他に反映させたくないのであれば複製して編集する旨のボタンをクリックしてください。

hubspotのマーケットプレイスでテンプレートを購入

hubspotでは、マーケットプレイスにおいて有料でテンプレートを販売しています。無料のものだけでも多くの種類がありますが、自社サイトのイメージと違うなどという時は有料版を検討してみましょう。なお、マーケットプレイスでの購入は支払い方法がクレジットカードのみです。ペイパル、もしくは、Stripeで決済されます。また、メールテンプレートが購入可能なのは、「Marketing Hub」の「Professional」プランと、「Enterprise」プランのアカウントです。

購入方法

hubspotのアカウントでログインし、ナビゲーションバーからマーケットプレイスのアイコンをクリックしてください。左側にあるサイドバーにフィルターがあるので、そこで購入したい雛形を検索できます。カテゴリ、価格、目的、特徴などさまざまな項目ごとに検索できるので、目的に合わせて選びましょう。たとえば「目的」で検索する場合、会社概要のページなど特定の目的に合わせたページに最適な雛形のみをフィルターできます。

購入したいものが見つかったら、「購入」ボタン、もしくは無料で提供されているものなら「Get for free」ボタンを押します。すると、メールアドレスと、住所・氏名などの請求先情報の入力画面に進むので、そこで必要事項を入力してください。「Payment Info」をクリックすると、購入完了です。デザインマネージャーに購入済みのアイテムは自動的に追加されます。

なお、領収書を希望する場合は、購入時にリクエストすると、指定のメールアドレスまで購入後に送信される仕組みです。もし取引が完了してから領収書が必要となった場合は、提供元のプロバイダーまで連絡する必要があります。

購入したテンプレートの使用方法

ナビゲーションバーからマーケットプレイスのアイコンを選びます。「購入済み」というタブがあるのでそれをクリックし、使用する雛形にカーソルを合わせ、「テンプレートから作成する」という旨の表示をクリックしてください。

なお、マーケットプレイスで提供される雛形やモジュールなどは、サードパーティーのプロバイダーからの直接購入になります。そのため、もし返金などの必要がある時は、hubspotではなく直接プロバイダーに連絡してください。

事業会社でSaaSのWebマーケティングに1年間携わったのち、デジマールに入社。Tableau勉強中。趣味は料理。

松葉駿平

事業会社でSaaSのWebマーケティングに1年間携わったのち、デジマールに入社。Tableau勉強中。趣味は料理。

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