HubSpotの料金体系はどうなっている?無料と有料プランを徹底解説!

松葉駿平

HubSpotの概要

HubSpotは、インバウンドマーケティングを支援するためのツールです。顧客へのアプローチだけでなく、コミュニケーションをより良く取るために役立つのが大きなメリットです。実際に購買をした顧客だけでなく、問い合わせをしたことがあるなどの購買意向を持つユーザー層についての情報を管理して、それをマーケティングに活用できるようになります。

HubSpotは、中心となるCRMに加えて、セールスツールや包括的なマーケティングツール、そしてカスタマーサービスを支援するためのツールが設けられています。それぞれのツールは独立していて、必要に応じて追加できるのが特徴です。そのため、CRMツールだけあれば良いということであれば、他のシステムを導入せずにシンプルに使えます。

また、SNSやホームページ、Eメールなどのオンライン上のメディアを一元的に管理、操作できるのも特徴です。他の管理ツールを入れなくても、このHubspotだけでも構築や運用ができるのです。しかも、それぞれのメディアから上がってくる情報をCRMの顧客情報と関連付けられるため、とても効率よくマーケティングができるのです。

HubSpotの料金の特徴

このように、HubspotはメインシステムとなるCRMとは別に、異なるツールを追加する形で機能します。このCRMは無料で誰もが使えるようになっていますので、自由にダウンロードできます。

その他の3つの機能、つまり「Marketing Hub」「Sales Hub」「Service Hub」は有償となっています。それぞれの有償ツールの中には、いくつかのプランが設けられています。これらの異なるプランは、搭載されている機能の数や性能によって分けられています。そのため、利用者は自分たちが本当に必要とするプランだけを選んで購入できるようになっています。

もし、CRMが使えれば良いということであれば、無料で利用することも可能です。こうした無償ツールは、期限付きのバージョンということではなく、ずっと完全無料で使い続けられます。また、予算に合わせて、自社にとって優先度の高いシステムだけを入れられます。そのため、コストを最小限に抑えて優秀なシステムを導入できるのがメリットです。

無料で使えるCRMツール

HubSpotのメイン機能とも言えるCRMツールについては、完全無料となっています。具体的には、中心となるプログラムの顧客管理があります。既存顧客や見込み顧客の名前や所属、業種、コンタクト履歴などを統合的に蓄積し、管理できるようになっています。特に容量には制限はありませんので、大企業のニーズにも応えられる仕様です。

また、Webサイトアクティビティー機能も付いています。Webサイトのチェック履歴や問い合わせフォームへの入力などの活動が、それぞれの顧客と時間軸によって管理できます。どの顧客とどのくらいのコンタクトを取っているかを一目で確認でき、アプローチを検討する上で役立つ情報を得られます。

取引全般についてのデータ管理と分析ができる機能もあります。コンタクトリストと連動して、それぞれの顧客にアプローチした履歴や商談のスケジュールなどをまとめていくことができます。進捗情報についての管理も可能で、部署内もしくは個人でどんな予定を組むかを考えるのに役立ちます。顧客ごとに、商談の進み具合なども見られるようになっていますので、確実にそれぞれの案件を進めていくように助けられます。

さらに、タスク管理ができる機能も付いています。部署内でどんなスケジュールがあるのかを明確にして、社員ごとに割り振りをするのにも使えます。特に、何らかのキャンペーンを実施する際には、こうしたタスク機能を上手に活用して活動を組織することができます。

無料で使えるマーケティング用のツール

オンラインマーケティングに役立つ、様々なツールも無料で使えます。たとえば、既存のサイトに設定されている問い合わせフォームの管理です。

フォームに寄せられた質問や要望などのデータを蓄積してデータベース化できます。そこから後に参照したい情報をピックアップすることも簡単になり、商品開発や改善へのブラッシュアップに役立てられます。さらに、フォームにコンタクトしてきたユーザーの情報をCRMの顧客リストと関連付けることもできますので、より詳細な見込み顧客のデータを持てるのもメリットです。

Eメール関連の機能も充実しています。見込み顧客の層に合わせて最適化してくれるEメールのテンプレートや、配信機能もあります。もちろん、こうした配信は顧客データベースと連動させることができますので、属性に合わせて自動的に抽出して一斉送信するなども簡単です。その都度リストを精査したり、内容を作り替えたりすることもなくなりますので、かなり作業がシンプルになります。

ネット広告の運用管理の機能もあります。Google広告などの主要なサービスとの連携がしやすく、システム内で操作ができるようになっています。現状のコンバージョンなどについての分析を簡単に実施できますし、予算調整などもそのまま実行できます。オンラインマーケティングにおいて重要な役割を果たすネット広告を、より簡単に使うために役立ちます。

ランディングページの設置や運用をすることも可能です。SNSやネット広告などから流入がどんな状況か、解析データを使って分析する機能もあり、運用を効率よくしてくれます。さらに、そのままランディングページの変更を加える作業にも入れて、一連の流れをスムーズに進められるのがメリットです。

無料で使えるセールス向けツール

見込み顧客へのアプローチや販促をすることや問い合わせへの返答を含めたコミュニケーションが可能なツールです。無料で使える機能が多く含まれていますので、とても便利です。

たとえば、ウェブチャットやチャットボイス機能があります。自社サイトの問い合わせページなどに、ウェブチャットの機能を埋め込むことで、リアルタイムでのチャットが可能となります。直接、見込み顧客とのコミュニケーションを取ることができて、アプローチ力を強めるものとなります。顧客管理情報との紐付けも可能となっていますので、データベースを参照しながらチャットをしたり、保存したりできるのが便利な点です。

見積もり機能も無料で利用できます。自社サービスや商品の料金詳細を入力してテンプレートを作成することもできますし、それぞれの顧客に合わせてカスタムで見積もりを提出することも可能です。見やすいフォームとなっていますので、利用しやすいです。さらに、顧客管理情報にアクセスして、この見積もりを保存したり、以前の購買履歴と比較して作成資料として活用したりできます。

部署内での共有アドレスも操作できるようになっています。顧客との商談を複数の担当者でチームを組んで行う際に力を発揮します。簡単な設定で利用できますので、すぐに始められます。

無料で使えるサービスツール

カスタマーサービスに使える無料ツールも付いています。HubSpotでは「チケット」という概念で、それぞれの顧客との取引を管理しています。商談や取引上のアクティビティーがある時に、優先度を高くしたチケットを参照することで、なすべき対応を漏れなく取ることができます。さらに、タスク管理にもつながり、チーム全体の業務割り当てをするのにも活用可能です。

Eメールのスケジュール管理機能もあります。顧客にメールを配信することや特定の顧客へのレスポンスをすることなど、Eメールについての作業を時間軸で管理できるのが特徴です。アラームを鳴らしたり、全体的なスケジュールを見ながら作業を分担したりすることも可能となっています。

オンラインサービスを使ったコール機能もあります。特定の接続サービスにおける設定が必要となりますが、HubSpotのシステムから顧客へのコールができます。顧客管理データからコールしたり、詳細情報をチェックしながら会話したりできるのが便利な点です。

有償マーケティングツールの内容

上記のような無料のツールの他に、料金がかかるツールを導入することもできます。「Marketing Hub」というツールは、リードを確保して顧客へと成長させていくための機能が付いています。

このツールの中には3つの有料プランが用意されています。月額5,400円の「Starter」プラン、96,000円の「Professional」プラン、そして384,000円の「Enterprise」プランの3つです。それぞれに保存できるコンタクト数が異なります。上記で説明した無料の機能に対して、プランごとに上級機能が追加されることになります。たとえば、どのプランにも顧客リストのセグメント化ができる機能があります。ターゲティングをして、それぞれの層に属性化して分類できますので、対象を絞ってアプローチをする時に役立てられます。

Professionalプランだと、さらにSEO対策を効果的にするためのアドバイス機能やブログ、SNS機能もあります。よりオンラインメディアの利用効果を高めるのに便利で、HubSpotだけで様々なメディアを一元的に管理できるのがメリットです。コンバージョン率を向上させるための機能もあり、ABMツールやABテストなどができるようになります。

Enterpriseプランにすると、収益アトリビューションや予測リードスコアリングなどの機能も付いてきます。さらに高度なマーケティング解析ができるようになり、データを有効に活用する手段を得られます。

有償セールツールの内容

「Sales Hub」という月額料金がかかるツールについても、無料CRMに追加できます。やはり「Marketing Hub」と同じく3つの細かなプランに分かれていて、無料の機能にプラスして様々な機能を利用できます。料金は「Starter」で5,400円、「Professional」で54,000円、そして「Enterprise」プランは144,000円となっています。

プランによってシステムを利用できるユーザー数が異なり、2人から10人までの異なるユーザーでこのツールを利用できるようになります。どのプランでも、営業目標やレポートダッシュボードが含まれていますので、チーム内におけるプロジェクトの目標達成に役立つデータを共有できます。さらに、詳細な見積もり機能も付いています。商談の際に提示する見やすい見積もりを、テンプレートの中から選んで簡単に作成できるので便利です。作ったものはそのまま顧客リストに紐付けられますので、後の商談に参照するのも簡単です。

上位プランになると、さらに高度な機能があります。たとえば、見積もりに添付できる電子署名があります。正確さと真正性を証明することができて、重要なプロジェクトにおける見積もり作成に活用できます。また、コールの自動文字起こし機能などもあって、メンバーの育成や指導に使えるツールも充実しています。

有償カスタマーサービスツールの内容

月額料金がかかるカスタマーサービス向けのツールとして、「Service Hub」があります。これも3つのプランに分かれていて、月額料金は「Sales Hub」と同じ額となっています。チャットボットなどの顧客とのコミュニケーションに役立つツールの他、上位プランでは顧客体験アンケートを構築するシステムも付いています。自社商品についてのユーザーの意見を収集するのに利用できます。

このアンケート機能には特に重点が置かれていて、NPSアンケートやカスタマーサービスについての利用アンケートなども用意されています。こうしたアンケート機能は、データを自動的に集約して管理する機能があり、後にFAQなどに流用できるようになっています。特定の顧客との関連性を見るために、顧客リストとの参照ができるのも便利なところです。チームを階層化して管理したり、Slackとの連携を取ったりすることもできて、大所帯の部署をマネジメントしたりコミュニケーションを円滑に取るために、とても大きな役割を果たしてくれます。(2021年現在)

事業会社でSaaSのWebマーケティングに1年間携わったのち、デジマールに入社。TableauとIllustrator勉強中。趣味は料理。

松葉駿平

事業会社でSaaSのWebマーケティングに1年間携わったのち、デジマールに入社。TableauとIllustrator勉強中。趣味は料理。

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