Googleの動画キャンペーンにおける「リーチ」目的の配信が進化します。
今まではインストリーム広告(バンパー広告、スキップ可能なインストリーム広告、スキップ不可のインストリーム広告)、すなわち動画再生前後、および再生中に広告が配信されるフォーマットにてリーチを拡大するキャンペーンが提供されていました。
このたび動画リーチキャンペーンが刷新され、今までのインストリーム広告枠に加えて、
- インフィード広告
- YouTube ショート広告
にも広告が掲載されるようになりました。
YouTubeの広告枠をフルで活用してリーチ拡大を目指すことができるようになりました。
参考:Google広告ヘルプ|動画リーチ キャンペーンで新たに利用可能になったフォーマットを使って認知度を最大限に高めましょう
動画リーチキャンペーンのアップデート概要
以下、リリース記事の引用です。
昨今、ユーザーはモバイル デバイスでショート動画を探したり、テレビ画面でコンテンツを閲覧したりと、新たな方法で YouTube と関わるようになっています。こうした状況の変化に伴い、さまざまなブランドがプラットフォーム上でターゲット ユーザーとつながる機会が増えています。
Google 広告で効率的なリーチを目標とする動画リーチ キャンペーン(VRC)を使用すると、インストリーム広告に加えて、インフィード広告や YouTube ショート広告にも動画クリエイティブのリーチを拡大してユーザーにアプローチできるようになりました。マルチフォーマット広告と Google AI を組み合わせることで、リーチの拡大と効率性の向上を実現することができます。3 つの広告枠タイプすべてを有効にしたキャンペーンのテストでは、インストリーム広告のみの動画リーチ キャンペーンの場合と比べて、リーチが平均 54% 増加し、インプレッション単価は 42% 低下しました1。
1. 出典: Google データ、グローバル、商品の販売状況、2023 年第 3 四半期に実施したインフィード広告、インストリーム広告、YouTube ショート広告を使用した VRC と、インストリーム広告のみを使用した VRC の直接比較テスト(N=354)。
動画リーチキャンペーンの概要
動画リーチキャンペーンを利用する際は、キャンペーン作成画面で、
[ブランド認知度とリーチ]>[動画]>[動画のリーチ]
を選択します。
目標の達成方法の選択
「目標をどのように達成するかを選択してください」で選んだ内容に応じて、利用できる広告フォーマットが異なります。
効率的なリーチ…バンパー広告、スキップ可能なインストリーム広告、インフィード広告、YouTube ショート広告を使用して、ご指定の予算で最大限のリーチを獲得します。
スキップ不可でのリーチ…スキップ不可のインストリーム広告(最大 15 秒間)を使用してユーザーにリーチします。
フリークエンシー目標設定…バンパー広告、スキップ可能なインストリーム広告、またはスキップ不可のインストリーム広告を使用して、同じユーザーに複数回リーチします。
インフィード広告、YouTube ショート広告を利用したい場合は「効率的なリーチ」を選択しましょう。
なお、利用する広告フォーマットはキャンペーン設定「マルチフォーマット広告」で指定することができます。
まとめ
YouTubeショート動画の人気により、動画の1視聴のハードルが大きく下がっています。
YouTubeショートの連続的な動画視聴体験の中に、短く、縦長で、エンタメ性も兼ね備えた広告動画を入れ込むことができれば、今までリーチできていなかったユーザー層にアプローチすることができるでしょう。
TikTok広告、Meta広告で成果の出ている動画広告があれば、ぜひYouTubeショート動画広告でも試してみましょう。