Facebook広告運用を外注するときの注意点

松葉駿平

自社製品やサービスを宣伝するのに有力なツールの一つがfacebook広告です。その際におそらく考えないといけないのが、自社で行うか、もしくは外注するかという問題です。自社でマーケティングを実施するのもいいですが、近年、外注を積極的に利用する企業や個人が増えています。それと同時に考える必要があるのが、外部に委託する場合に発生する可能性のあるトラブルやデメリットでしょう。facebook広告を外注する場合の注意点をしっかり押さえておきたいものです。

facebook広告の可能性

Facebookには大きな可能性があります。その理由として、アクティブユーザーが非常に多いことが挙げられます。例えば、毎月のアクティブユーザーは約24億人に達します。日本国内だけでも、3000万人に迫るアクティブユーザーがいることが統計で示されています。テレビのコマーシャルと比較してみると、テレビの視聴率が10%として、日本国民の1000万人がその番組を視聴している計算になり、コマーシャルについても同様の数値と考えられます。

この数値と比較するとよくわかりますが、フェイスブックのアクティブユーザーのほうがテレビコマーシャルよりも遥かに多いことになり、より多くの人が広告に接する可能性があると言えるでしょう。しかも世界的に見て、フェイスブックは常に最上位に位置しているため、SNSを利用したマーケティングでは、必ず選択するべき媒体ということになるわけです。

こうした背景により、多くの企業がフェイスブックを利用して、自社広告を配信するケースが増加しています。特に、コロナ禍によりテレワークが普及したこともあって、インターネットに接するユーザーは確実に上昇しており、今後もその勢いは衰えることはないと言っても過言ではありません。今後、テレワークが特別なことではなくなる日が来るのもそう遠くはありません。これらのことを考えると、フェイスブックには無限の可能性があることがわかります。

facebook広告はクリエイティブが必須

テレビコマーシャルの場合、不特定多数の人にコマーシャルを配信することになるため、視聴者にとって、そのコマーシャルが必ずしも購買欲をそそるものとはならないことがあります。これはラジオ、新聞などの広告についても同様のことが言えます。Facebookの場合、ユーザーの興味関心に合わせた配信ができるため、よりコアな層へ商品やサービスを宣伝できます。テレビやラジオよりもより高い効果が見込めるのです。

Facebookの利点は、相手の視覚に訴えることができることです。そのため、マーケティングを展開する場合に必要になるのが、より興味関心を引く画像や動画コンテンツを制作することです。いわゆるクリエイティブが必要になるのがfacebookです。これはインターネット全体に言えることですが、アクセスユーザーがまず目に留めるのはサイト内の画像です。画像を見た後に、見出しや記事を読むというのが基本的な流れです。このことからもわかる通り、何かを宣伝したい場合には、文章よりもまずクリエイティブが必須ということになります。

より高品質かつ興味関心を引くクリエイティブを制作できれば、それだけユーザーの関心を集めることになり、それが商品やサービスの発注につながっていきます。この流れをまず意識して、どのような形で自社製品をアピールするかを考えるようにしてください。

クリエイティブ制作は簡単ではない

一般的に、テレビコマーシャルなどの宣伝媒体は広告代理店に依頼します。代理店側は発注企業の要望や商品を研究し、どのようにマーケティング展開するのが最善かを研究します。この場合、コマーシャル制作に関わるのはマーケティングを知り尽くしたプロ集団です。

外部に依頼するのではなく、自社でコマーシャルを制作するのはどうなの?と思うかもしれません。考えてみてください。商品やサービスを映像で編集するための機材やシナリオなどのコンテンツ制作など、自前で行うには膨大な費用がかかりますし、それぞれの機材を使いこなせる人材が必要です。これだけを考えてみても、やはり代理店に任せるほうが費用対効果は高くなります。

facebookについても同様です。クリエイティブコンテンツを作り上げるのに、画像や映像などのコンテンツ編集ができる人材が必要ですし、マーケティングに詳しい人材を配置して、より売れるコンテンツを制作することも必要になります。ただし、外部に依頼する場合と比較すると、社内の人材ですべてをカバーするため、余計なコストがかかりません。そこで、自社で広告を運用する際のメリットやデメリットを理解しておくことをお勧めします。

自社でfacebook広告を運用するメリット

自社で運用する場合のメリットですが、なんといってもコストが抑えられるのが大きなメリットになります。外注する場合、依頼先の人件費に加えて制作費用などがかかるため、費用はどうしても高額になりがちです。これを自社で運用すると、スタッフの給料のみでカバーできてしまいます。人件費などの発注にかかる費用も発生しないため、大幅なコストカットにつながります。

別のメリットは、運用を重ねていくにつれて運用方法に慣れるため、宣伝を行う際のさまざまな経験を積むことができるようになり、より高い品質のものを制作できるようになることです。経験を重ねることで弱点を克服し、改善点を修正することでより完成度を高められるのです。ほかに新たなマーケティングを行う際も、すでに経験を持つスタッフがプロジェクトにかかわるため、方針転換などもスムーズに進むことが多いです。これはかなりのメリットと言えるでしょう。

自社運用のデメリットはあるのか

自社運用する場合のデメリットはやはり初期投資が必要であることです。先ほども少し触れましたが、クリエイティブ制作や運用に必要な機材などをそろえる必要があるので、その分だけ余分に設備投資が発生します。自社でどれだけのものを制作するかによりますが、量によっては外部に依頼するほうがコスト的に割安になることもあります。

社内の人材を活用することで、外部に依頼することにより発生する人件費を抑えられますが、専門分野になるため、手当の支給や残業代などが発生する可能性もあります。ですから、まずは予算を作成し、どれだけのコストがかかるかを確認するとよいでしょう。

別のデメリットとして、外注の場合は専門のスタッフが携わるため、最新の動向に詳しく、より顧客に訴えるクリエイティブの制作が可能ですが、自社運用の場合、どうしても最新の情報を得にくいということもあって、トレンドに沿った運用ができなくなる可能性もあります。あとは人材の問題です。専門的な人材がいない、もしくは足りないという問題は発生し得ますので、この部分をよく考えることが大切です。

もう一つは、スタッフにかかるストレスの増加です。マーケティングやfacebookクリエイティブ制作はかなりの重圧がかかります。スタッフが制作するコンテンツ次第で、会社の売り上げ向上に大きな影響が及ぶからです。失敗してもよいという気持ちで臨めるのであれば問題はないのかもしれませんが、誰もが成功したいと願うことを考えると、自社で制作することによる負の影響はどうしても避けることができません。

facebook広告を外注するメリット

メリットとデメリットについても知っておくことで、自社運用にするか外注にすべきかを判断できます。また、外注ありきという考え方が中心になっているので、発注の前にメリットとデメリットを理解しておくことで、無用なトラブルを避けられます。

メリットその1:経験豊富なプロに依頼できる

facebookだけでなく、InstagramやTwitterなどのSNS広告は、運用方法によってインパクトがかなり違ってきます。メリットは、変化の速いSNSで最新のトレンドに合わせて適切なマーケティングができるという点が挙げられます。また、技術的な面でもアルゴリズムが突然変わってしまうということも起こり得ます。こうした変化にスピーディーに対応できるというのも安心できる材料です。

メリットその2:効果の出る配信が期待できる

自前でクリエイティブを準備する場合、どうしても心配になるのが、本当に効果があるのかどうかということです。SNSの変化に合わせて適切なクリエイティブを配信するというのは、決して簡単なことではありません。自前ですべてを運用する場合、この点で問題が生じる可能性が高いです。せっかくクリエイティブが完成しても、時代の変化についていけなければ無意味です。この問題を解決してくれるのが外注です。一旦依頼してしまえば、あとは効果が出るのを待つだけということになるので、リソースを他に分けることも可能です。

メリットその3:時間の節約になる

先ほども少し触れましたが、外注のメリットとして時間が節約できるという点があります。クリエイティブ制作にかかる時間をすべて外部に依頼することで、その分の時間を自社のために活用することが可能になります。マーケティングをプロに任せ、あとは新製品やサービスの開発に時間を注ぐことで、より良い製品開発につながります。

クリエイティブ制作に必要な設備投資をする必要がないため、その分の費用が浮きますし、社員の残業代や手当など、クリエイティブ制作に必要な人件費をそのまま外部業者にかけることができるため、費用対効果は高くなります。

facebook広告外注のデメリットと注意点

クリエイティブを業者に依頼する場合のデメリットは、期待に応えてくれる作品を制作してくれるかどうかということです。これは広告代理店だけでなく、すべての媒体で言えることですが、クリエイティブなどのコンテンツは業者によって完成度がまちまちです。できれば複数の業者の実績を比較して、特に自社の商品やサービスに強いクリエイティブを作成できる業者を選ぶようにしてください。

実績を確認する際に注意したいのが、取引業者の数だけでなく、運用実績もチェックすることです。取引業者が多ければ多いほど、信頼されているというのは目に見える証拠になりますが、それと同時に考えたいのが運用実績です。例えば、クライアントの売り上げ向上にどれほど貢献したのかという資料を提示してもらい、具体的な数値を把握しておきましょう。単なる口頭による説明ではなく、実際の数値資料を提示してもらうことで、信頼できる業者かどうかが把握できます。

マーケティングをサポートしてくれる業者を探せ

単にfacebook広告を配信するという仕事だけでなく、それに合わせてマーケティングもサポートしてくれる業者を選択するというのもよい方法です。クリエイティブだけを依頼するとなると、マーケティングを自社が考えなければいけません。これでは自社の負担が大きくなってしまうので、できればマーケティングにも精通した業者を選ぶようにしてください。そうすることですべてを任せることができ、より多くの効果が期待できます。

facebookによるマーケティング術は、WEBサイトとの連携でより効果をアップさせることが可能になります。外部業者に依頼することによるシナジー効果を考えると、自社でコンテンツを制作するよりも、はるかに高い費用対効果が見込めます。

外注先を選ぶのが成功のポイント

facebookによるマーケティングは大きな可能性を秘めています。それだけに、自社の製品やサービスをより多くの人に認知してもらうためには、適切なインパクトを与えるコンテンツの配信が不可欠です。クリエイティブはその点で大きな役割を果たしますが、外部業者に依頼することで売り上げを大きく向上させることは十分可能ですし、信頼できる業者を見つけることで、継続的にクリエイティブ制作を依頼し、実績をさらに上げられます。

ここで取り上げたポイントに沿いながら、適切な外注先を探すのが成功につながります。それと同時に、マーケティングに関連した自社社員の負担も大幅に軽減できるため、社員の優れた能力を自社製品やサービスの開発に活用することができます。ポイントはいかにして人材を確保し、有効に活用することができるかということです。外部に依頼することは単なる費用以上の効果を生み出します。(2021年現在)

事業会社でSaaSのWebマーケティングに1年間携わったのち、デジマールに入社。TableauとIllustrator勉強中。趣味は料理。

松葉駿平

事業会社でSaaSのWebマーケティングに1年間携わったのち、デジマールに入社。TableauとIllustrator勉強中。趣味は料理。

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