HubSpotはマーケティングオートメーションのツール(MAツール)として、知名度を伸ばしました。しかし近年はMAツールの機能をほぼ装備した、総合プラットフォームとして語られる機会が増えています。この記事ではHubSpotが提供する四つのプランについて、簡単な解説をしていきましょう。

まずはCRMから

MAはユーザーの最初の接点から実際の成約の道のりが長い、リードタイムが長いビジネスでの導入が多いツールです。
たとえば大型システムの導入のように問合せからホットリードへの転換に時間がかかるBtoB、将来のマンション購入を見据えた不動サイト登録などリードタイムが長めのBtoCに向いています。

こうしたビジネスはユーザーデータの管理や運用が大切なので、CRMが重視されます。HubSpotは無償のCRMを提供しています。それが「HubSpot CRM」です。

これは顧客管理に必要な項目がほとんど備わっていて、導入企業が多いツールです。コンタクト管理やEメール関連の機能も多く付いているので、「まずはこのCRMを使ってみてからHubSpotの他のプランを検討したい」、というケースが増えています。HubSpot CRMにはウェブチャットなども付いていて、GmailやOutlookなどの定番ツールとの連携も可能です。機能面からも導入がしやすいプランといえるでしょう。

HubSpot CRM
https://www.hubspot.jp/pricing/crm

もっともニーズが高いオートメーション系の機能

HubSpotのプランでもっともニーズが高いのが、マーケティング関連の機能を中心にした「Marketing Hub」です。
このプランの中には、マーケティングオートメーション関連の機能が揃っています。

「目標に対するナーチャリング」「コンタクト管理」「広告と連携してのリード獲得」などができます。
「ブログとコンテンツの作成ツール」も用意されているので、サイト全体のベージをこのプランを使うことで手軽に作成できます。
自動化メニューを使えば、スコアリングやシナリオなどマーケティングオートメーションならではの機能も使えます。

Marketing Hubにも無料プランがありますが、自動化などの機能は有料からです。マーケティングオートメーション機能を使う場合は「Professional」、あるいは「Enterprise」を検討しましょう。

Marketing Hub
https://www.hubspot.jp/pricing/marketing

セールスを重視したりSFA的な機能を必要とされる方には、「Sales Hub」がおすすめです。
これにはスケジュールなど営業活動に必要な機能から、見積もり作成なども可能です。
セールスオートメーションという自動化機能を中心に、今後の機能追加がもっとも期待できるプランになっています。

Sales Hub
https://www.hubspot.jp/pricing/sales

その他、HubSpotは顧客管理機能を豊富に安価で提供しています。
その象徴となるプランが、「Service Hub」です。
コンタクトセンター向きのメールやコンタクト管理の機能が数多くあります。
HubSpotを導入して全体的にビジネスを底上げしていきたい、規模が大きくなり現在のツールでは物足りない、組織が急成長しているのでツール導入を検討しはじめたという方は、このService Hubも考えてみるといいでしょう。

Service Hub
https://www.hubspot.jp/pricing/service

まとめ

マーケティングオートメーションやブログ機能をメインにして始まったHubSpotですが、今や総合プラットフォームという名にふさわしいプランを多く提供するようになりました。

そのぶん、中には不要と感じる機能もあるでしょう。
HubSpotはプランをいろいろ選べるので、必要なものだけを選択できるというのも魅力です。

一つの目安としてMarketing Hub、Sales Hub、Service Hubをビジネスに活用していく場合には、Professionalが多く選ばれます。
ただしその企業や内部のデータ、ユーザーの傾向から最適なプランは違ってきますので、まずは業務を整理して自社に合うものを選びましょう。

また検討段階では、無料トライアルの期間が設けてあります。
そこで直にさわってみて、機能の確認や自分たちにとって使えるツールかを見ていきましょう。

ただし一般的に昨今のツールに対しては、「機能が多すぎて使いこなせない」という悩みが多く聞かれます。HubSpotもかなりの機能を持ちますので、無料期間中に自分でさわるだけでなく、専門家のアドバイスをきちんともらいながら、導入の可否を見極めていくようにするといいでしょう。