「eスポーツ」という言葉が定着してきており、実際にそれを観たり自らおこなったりという人たちも、確実に増えています。

この記事ではそんなeスポーツに対するマーケティングについて、紹介していきます

1. eスポーツの現状

まずは日本国内における、eスポーツの現状を紹介しましょう。

市場規模については、これからさらなる増加が予測されています。

日本eスポーツの市場規模

2019年日本eスポーツ市場規模は60億円を突破。株式会社(KADOKAWA Game Linkage)

2019年の市場規模である60億円強が、2023年には軽く2倍を超える勢いと算出されています。この内訳の多くはスポンサー収入となっており、リアルスポーツと同じ傾向が見て取れます。

次に、2019年時点の認知度と普及についてです。

eスポーツの認知と普及

eスポーツの認知度やスポーツとしての意識などを調査(クロス・マーケティング)

この調査はコンシューマーに対するものなので、実際の温度感がいろいろとわかります。

認知度でいくと約8割が、多かれ少なかれ知っているという結果に。2018年に実施された別の調査では「知っている」という回答が50%を下回っていましたので、わずかな期間で認知は飛躍的に増加したといえます。これはメディアで多く取り上げられたというのが大きいでしょう。

一方でこれからの浸透と普及については、YESとNOで二分する結果に。これは多くの人に「体を動かしてこそスポーツ」、という考えがあるからのようです。

2. スポーツマーケティングについて

次に、この記事のテーマに大きく関わる「スポーツマーケティング」について簡単に押さえておきましょう。

スポーツマーケティングには、大きく次の二つがあります。

(1)スポーツそのもののマーケティング:

チームへの集客や、競技の普及を目的にする。

(2)スポーツを通した企業のマーケティング活用:

一般企業が大会や選手を通して、ブランド価値や売上をあげていく。

(1)については日本でも多くのプロスポーツが定着してきたことから、力を入れるチームや団体が増えて来ました。(2)が出てきたのはこの半世紀の間です。初期にアディダスなどのスポーツブランドがテニスやサッカーを通して成功したというのがありますが、今では広く一般企業が使う手法になっており、数兆円という巨大な市場規模となっています。

3. eスポーツのマーケティング

eスポーツの特徴として、ユーザー層が若めというのがあります。主に30代未満です。そのため普及そのもののマーケティングとしては、SNSが大きな役割を果たすことになるでしょう。リアルスポーツでもチームが積極的にSNSで情報を発信したり、ファンとコミュニケーションを図っている所がうまくいっています。

たとえばJリーグではSNSを通して情報発信を積極的におこなうチームは、サポーターとのリアルなエンゲージメントも強くなっているのが見てとれます。選手自身もSNSに抵抗がないので、積極的な活用ができるのも強みです。

一方で一般企業がeスポーツを利用してマーケティングをおこなう場合には、若年層に対する㏚の場として有用となるのは間違いありません。

これまでのスポーツマーケティングが大きな影響力を持ったのは、テレビというメディアを通してでした。テレビの広がりとスポーツマーケティングは強い相関関係がある、と言って過言ではありません。

しかし若年層のテレビ離れが著しいのは周知の通り。こうした層に訴求する商品やサービスのマーケティングでは、eスポーツは非常に有効となるはずです。

この二つのスポーツマーケティングが相互に影響しながら、eスポーツは予測を超える伸びを見せる可能性もあります。

4. まとめ

eスポーツを後押しするものの一つとして、5Gのような技術革新があります。

またこの記事を書いている時期だと、新型コロナウィルスの影響で実際のプロ選手がeスポーツに参戦、思わぬ普及効果が出ているという状況もあります。

このようにeスポーツはそれを取り巻く環境により、予想を上回る飛躍を見せる可能性が大いにあります。逆に予測を下回ることは考えにくい、安定成長のジャンルといえるでしょう。

ただし今回はスポーツマーケティングと絡めて解説しましたが、同じ手法で発展していくとは考えにくい面があります。これから開拓されていく分野のため、マーケティングもさまざまなトライ&エラーを繰り返しながら、最適な手法を探り当てていくことになります。

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